食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、ドーハ市内観光』

2014年03月23日 18時31分31秒 | 旅行

これから時間的には早いが日本がワールドカップに行きそびれた『ドーハの悲劇』の会場となったサッカー場を皮切りの市内観光に

出かける。サッカー観戦は好きで、ドーハの悲劇は出張中ホテルのTVで観ていたから、様子はよく覚えているものの、その会場とな

った所を見てみたいとは思わなかった。同行の学生たちはドーハの悲劇のことをよく知らなかったが、ゴールポストの前で走り回ったり

て悲劇の再現を試みていた。

アウェーでイラクとの試合となれば観客は多いはずはなかろう。だから会場も国際試合をするにしては貧弱なものだった。

カタールの面積は秋田県と同等の小さい国、しかし石油資源に恵まれその財力は計り知れず、オイルマネーは砂漠を都市に変えて

も尚、だぶつくと言われている。市内と言えども人家の周辺にしか緑はないし舗装を外れると砂、つまり砂漠である。家の周りには必

ず高い壁があり防砂の役目もしていると思う。国が潤うから税金は免税、水より石油の方が高い経済的には嬉しい、悲しい現実が

ある。近年のオイルマネーは金融や貿易のハブの役目も創り出し、ユニークな形状のビルに世界各国から銀行や証券会社などが

出先拠点として入っている。

サッカー場を見てから次に行ったのがラクダ市場、ラクダは家畜でもないしレースに出るのは数が限られているだろうと思っていたら食

用になっているそうだ。肉質はそんなに悪くないし、ダイエットにも向いているらしい。突然、ギャーギャーともグェーグェーとも聞いた事

ない動物の鳴き声が聞こえ出し、その方を見るとラクダがクレーンに吊り下げられトラックの荷台に乗せられようとしていた。

『これから出荷されるところです』とガイドの説明。牛でも豚でも場に向かうのは分かるらしく悲しそうな声でなくと言うが、まさにそれ

と同じ光景だった。ラクダが沢山いる市場に来たとてラクダ以外に見るものはないから、着いて直に飽きてしまい行く所もないからウロ

ウロと時間を潰す。

そして街中を通り観光客がよく行くスーク(市場)を訪れる。中東の雰囲気がそのまま出ている市場で、初めてその空気を吸う私にはス

ッと入れるものではなく、一種の警戒心が湧いていた。治安や犯罪チックな臭いがしているのではないが、異文化の真っただ中に放

り込まれて戸惑っているのだ。慣れてくるに従い店屋の土産になりそうなものを品定めするが、白い衣装、頭に被る中東独特の帽子

姿の店員は愛想なし、物を売ろうと言う姿勢もゼロ。手頃なものを少しだけ買って市場の中を1周したら集合時間になり、次の見学

はアラブ種の馬調教場。こうなると全く興味はなく、ただ早く時間よ過ぎろの世界になる。

ドーハはハブ空港で沢山の飛行機が行き来している。しかしトランジットの関係で時間があっても、これといった観光場所はなさそう。

砂漠の国だから人工の観光場所以外は砂を見るしかない。時間を潰すなら何Kmもあるショッピングモールに行き涼しい所でショッピ

グでもするしかなさそうだった。時間になり空港に戻ると添乗員がミールクーポンを配ってくれた。トランジットの関係で航空会社が昼

食用にサービスしてくれたものだ。空港内のレストランで沢山の種類の本場のカレーが準備されていてチキン以外の物を頼んだ。オリ

ジナルにブレンドされたスパイスからなる味は日本のカレーとは違い、カレー粉の味というよりハーブカレーに近い味がした。

 


『何故か無いMade in Korea』

2014年03月23日 18時21分13秒 | 日記

身の回りにあるものを見てみると日本のメーカーであろうと、外国のメーカーであってもMade in China以外のものを探すのは

難しいくらいに溢れている。海外旅行に出かけると今やどこでも韓国のサムスン、LG電子の看板やTVが出迎えてくれる。家

電品は海外でもMade in Japanと相場は決まっていた。しかし、それは昔話になってしまっている。一時の勢いは衰えつつある

というが韓国勢の躍進はすさまじいものがある。

それでは我が家にどれだけのMade in Koreaがあるのか、とふと疑問を持った。ネットの記事などでは特にPC/TVなどで様々

な話題を提供しているし、製品もかなり浸透しているだろうと思っていた。ところが、我が家には一つもないようなのだ。携帯を

持っている人の間ではサムスン電子のGalaxyの評判はいいようだからMade in Korea ?それともMade in Chiana ?

PCなら内蔵メモリーに使われているかもしれないが、そこまでは調べていないし、部品レベルのことになる。SSDは半導体だ

から・・・・私の買ったものは東芝製だからこれも外れ、結局何一つとしてMade in Korea はないようだ。韓国で買った土産物

の内、民芸細工は韓国製だろうからMade in Korea があると言えば、その程度の事。

キムチが本場の韓国、しかしながら日本でも美味しいキムチを作っているからわざわざ韓国製のものを買うこともあるまい、と

なる。話は少しそれるが、昨今の嫌韓ムードで韓国から輸入キムチの売れ行きが悪くなっているようで、事もあろうか本場の

メーカーに『キムチの表示からハングルを抜いてくれ』との要求があったと言う。

大統領の告げ口外交にキムチファンも我慢ならないようだ。

日本から輸出(2012年)は米国、中国、韓国、輸入は中国、米国、サウジ、UAE、韓国、の順でいずれも上位を占めているから

韓国製品はもっと身の回りにあるのが当たり前のような気がするのに、不思議々。


『2つの入学祝』

2014年03月22日 08時25分38秒 | 日記

本日は久々の一族集合で新年会以来となる。年が明けてから子供たちのスケジュールと合わず、何度か計画しかけていた食事会は

お流れになったまま3月を迎え、もうすぐ4月になる。今年は高校進学と小学校入学の2つの祝いがあり、そのお祝いをすることにした。

祝い事には鯛がつきもの、いつもお世話になっている大分の業者さんに大きいものがないか調べて貰ったが、残念ながら2.5kgくらい

が一番大きいとの返事、前回は欠食児童のように5kg近いものを一度に食べ尽した実績があり、祝いだからと2枚奮発した。皆がお気

に入りになっているのが鯛しゃぶがメイン。美味しいしあっさりしているから、なんて年寄りのようなことを言っていた。

午前中に魚を捌いて、午後は食材採取など忙しい一日になりそう。


『回想旅行記、空の難行』

2014年03月21日 18時02分07秒 | 旅行

長蛇の列の後尾に並び受付をすませるまで約30分、ドーハでトランジットするチケット2枚を渡され、各自でカタール航空の受付、

出国手続きを済ませ北ウィングの出発ロビーに再集合の手筈となった。時刻はもう夜中に近い。自宅では床につき羊を勘定する体

制になっているはず。出国手続きを済ませて登場ゲートへは無人のモノレールが運航されており、乗れば目的地に連れて行ってくれ

る。ドジを踏んで乗り過ごしても元の場所に戻り、再度連れて行ってくれるから安心してドジってもいい。

説明を受けた通りの手順で搭乗口に向かうが、途中にあると思われる店舗やDFSは全てシャッターを下ろしていて、夜は人気のない

街並みをあるいているような感じだ。搭乗ゲートで小1時間待ちドーハまでの辛抱タイムが始まる。人間の食サイクルは朝昼晩と3

食、夕食後は遅くとも6時間もすれば睡眠に入るから腹が減る心配は不要。ところが、今回のように夜中の出発となれば睡眠まで

に未だ時間がかかるから夜食の必要性を心配する人、夜遅く食べて寝るのはよくないと言う人、私のように旅だから少しアルコール

があればいい人、様々だ。

妻との会話で『いつものパターンだと夜中でも夜食が出そうだ』

『こんな夜中だから要らない』

『ワインかビールはあるかな?』

搭乗後、水平飛行に入るとワゴンがやって来て夜中にしてはディープそうなメニューの食事が配膳され始めた。私たちはふたりとも『No

thank you , wine or beer please』と言い慣れたフレーズをCAに伝える。周囲の人たちの胃袋は凄い。クリームソースのチキン料理を美

味しそうに食べている。夜食も飛行運賃の中に含まれているだろうから、要らない人は割引をしてくれてもよさそうなものと思う。また、出

される食事はブラ製の食器は使い捨てなのだろうか、封を開けなかった料理、ミルク、砂糖、水、プリンなどは吉兆のように使い回し

するのだろうか。

私たち夫婦は飛行機の食事の何から何まで完食することはない。特に私に至っては半分も食べればいい方だから。

こんなことを考えると飛行機の食事は無駄が多いと思う。運賃は高くそれなりのサービス提供は必要で、用意されるものだから経費

的な面からは無駄な原価とはいえないかもしれないが、貧乏性の私の思うところである。

私は用意してきた7インチのワンセグTVのビデオ録画番組を観ながらワインをチビリ、チビリ、妻は疲れたのか必死で寝ようと奮戦して

いる。離陸が真夜中、周りの人たちも寝ている人が目立ち、私は酔いが回り寝る体制になってきた。夜間飛行の間は寝たような、ゴ

ー音の中で夢ばかりを見ていたような不思議な感覚で何度も寝返りをしながらしている内、周りが騒がしくなって目を覚ます。

今回は空の5つ星カタール航空を利用、昨晩の夜食につづき早朝の食事も結構手の混んだものが出された。尤も冷凍したものを

大量チンしたものだろうが出される種類も味もよろしい。

外がうっすらと白くなり中継地のドーハに到着した。この空港の滑走路はターミナルからバスで20分以上もかかる所にあり、飛行機

が到着するとバスが迎えに来る。手荷物には色分けされたタグが付けられトランジットは黄色、ドーハが最終地の人は青色となって

いる。バスに乗り青色ゲート、黄色ゲートを通るので、行き先によってそこで降りる。私たちはここからアンカラ空港を目指すので黄色

のゲートで下車する。30人もいるグループがバラバラになり再度集合するのに時間がかかる。朝の行事。洗面やトイレを済ませるの

も、市内観光のために入国手続きをするのにも30人となれば、1人々のロスが蓄積され大きなロスになるから、皆の協力は旅の質の良否

を左右する。幸いにも今回の旅行で非協力的な人や、自分勝手の行動をとり迷惑をかける人はいなかった。

 

                                    機内から見え始めた朝日

                     ドーハ着


『三春町の滝桜』

2014年03月21日 18時01分08秒 | 日記

今、日本の中で一番行って見たいものは福島県の三春滝桜。いつごろか何故なのかはっきりと覚えていないが、何

かが強い印象で記憶の中に根付いている。毎年、春になると三春の滝桜はもう満開になったかなー、と未だ見たこ

ともない桜に思いを寄せてきた。三春町のことは勿論、滝桜についてもその容姿を写真で見たことがあるだけで何

も知らないのに、ご執心なのは私自身が謎のまま。

昨年、東日本大震災鎮魂の旅と称して福島県、宮城県の被災地を訪問し献花してきた。会津若松市で一泊し相馬市、

双葉町と回った際、三春町の近くを通過した。来年か、いつになるか未定なれど、必ず訪れるからと立ち寄らず先

を急いだ。例年は今頃か少し後に海外に出かけているが今年は今のところ予定なし、それでは三春町に馳せ参じよ

うぞ、と思い立っても、海外よりも遠いと思っているのか決心が鈍る。

それでも気になるから満開の時期を調べてみると、年により20日近くのばらつきがあり、一昨年は3月中、去年

は4月20前後と余り参考にならないが、概して4月15日~20日が有力なようだ。ここから会津若松まで1泊2日かかり、

翌日に滝桜を堪能した後に近郊で1泊した後に、ついでだからどこかよさそうなところがあれば・・・・

なんて考えているが、満開予測があやふやなので纏まりがつかない。

最近は観光協会がタイムリーな情報をネットに流してくれるから、有名観光地で混雑に巻き込まれないアクセス方

法などを知ることもでき、初めて行く者にとっては心強い。現地での観光時間帯混雑を避けるためには少し早目の

時間帯に移動し、観光バスが到着する頃には次の場所に行く予定に、つまり頑丈しなさいと言うことが一番の対策

のようだ。

こんな時に便利なのが、いつもパンフレットを送ってくる旅行会社のお誘い。

やはりツアー参加は便利なものだし宿泊代などのことを考慮すると個人でウロウロするよりお手頃価格になる。相

手はプロだし専用の移動バスで連れて行ってくれるから無駄のない旅になる。コースによっては私が行きたい所が

ないのに内容的にはいいものがあったり、行きたい処を含んでいるが余分なものが多過ぎるなどツアーならではの

事情がある。私は昨年の石巻市訪問が最北端でそれより北は知らないから、愚だ愚だと講釈を垂れていないで、さ

っさと見に行けと天の声がありそうだ。


『回想旅行記、受付デスクにて』

2014年03月20日 17時36分58秒 | 旅行

当時、為替は円高が進み、このままでは輸出企業の利益は全て為替差損で消え去ってしまう状況が続いていたから、円を持つな

ら外貨に換えておくのに有利だった。日本が固定為替相場の時は\360/1US$だったものがプラザ合意から変動相場に変わり、輸

出増加とともに円高は加速していき、最終的には120円くらいで安定していた。

為替の世界は事ある度にドルの変動と連動していた。自国通貨とドルの間で変動していたものが安定的な通貨、円に目を付けドル

の代わりに円を持つことに変わってしまい、日本の経済状況とは関係ない事情で大きく変動する事態を招いてしまった。

関空の両替所は\87/1US$を示しており、円の実力は過大評価されまさにcrazyな相場だ。この際、丁度いい機会と外貨を買ってお

こうと少しまとまった額のドル買いを計画していたので、両替所に向い奮発とばかりの交換。円を売ってドルを買う、どちらもお金だから

消費した事ではないのに何故か気分は、無駄遣いをしたように思う。

今回の旅行で必要な通貨はトルコリラ、ユーロだがここではトルコリラを換金できなかった。実はドルを買うかユーロを買うか迷ってい

たが結果はドルにした。この時、ユーロは100円前半で為替差益も狙うならドルよりも有利とみていたからだ。ドルに対するレートが安く

なったとしても100円見当で頭打ちになると考えられるのに対し、ユーロは140円前後まで戻るのに時間がかからないと考えられるか

らだ。しかし、トルコ旅行以後にヨーロッパへの旅はイメージできず、ドルなら使える国が多そうだという理由でドル替えにした。(後述、

その後はフランス、スイス、ドイツ、スロベニア、クロアチアとヨーロッパの旅が続く)財布は取り敢えず外貨である$と自国通貨\で膨

らましてツアー集合カウンターに行くと、そこは若者たちの集会所のような光景。大学生たちが春休みや卒業の旅行に出かけるため

だ。私たちの応募したツアーは近畿地方では大学生の卒業旅行に格好のものとなったようで、そのグループに年寄り夫婦が紛れ込

んだ形になった。それも女子のグループが多く、30人くらいのツアーの中に若い男子は7~8人、この男女構成は単に数字上だけに

納まらない『肉食系女子』と『草食系男子』の図柄を見事に表すことを道中で知る。


『タブレット端末』

2014年03月20日 17時34分45秒 | 日記

私は物好きだから目新しいものは色々と手を出すが携帯電話だけはアレルギーがあり、精神的に受け付けてくれな

い。過去に電話という通信手段が私を奴隷化させてしまい、それがトラウマとなり便利さよりも安心感を選択させてしま

っている。もしはないが、もし携帯電話を使っていたら、臍曲りだから人気のiphoneではなく他の機種を選択していると

思う。IphoneはIOSだからAndroidとどう違うのか全く分からないし、使い勝手も同様。私のタブレットはソニーのAndroid、

windowsの概念に捉われすぎているから慣れない、好きになれないの相乗効果があり、たまに電子ブックを購入して読

む以外は孫たちのゲームになっている。

私の知らない内に画面はゲームだらけになっており、誰のものか分からない有様。人間の便利さの追求は、詰まる所は

横着だろう。

以前はラップトップを使用していたがデスクトップに興味を持ち2台の稼働となったが、ラップトップは山小屋の出張用と

して使うようになった。家で主として使っていたラップトップだから割と高性能のultraPCと呼ばれるものだ。山小屋で使

う機能は最低の物があればいいが、このラップトップは重く持ち運びに難点がある。こんなところに横着さが顔を出す。

ソニーのタブレットはワードのような書き残すアプリがなく山でのお供に成り得ない。そこでwindows版のタブレットをと、

ネットで調べてみると、タブレット故の事情なのか機種にもよるが値段はラップトップと余り変わりなく、タッチ画面、ディ

スプレー部とキーボードが分離するラップトップと言っても差支えなく、区分がどこにあるのか分からない。ラップトップ

としていながら、このように変身するものもあり、使う人にとって名前はラップトップでもタブレットでも変わりないようだ。

今使っているラップトップは重いし大きい、こんな理由からタブレットに目をつけ探して見ると日本メーカーの苦悶の様

子が見て取れる。つまり魅力のあるものが見当たらないのである。手ごろ感のあるものは中国、台湾勢が占めており、

日本製は高性能、高価格の処にあり私のニーズに合うものをやっと見つけたと思ったら、中国製の兄弟製品でメーカ

ー名だけが日本。幅を利かせていたソニーはPC部門の撤退が決定され、今後のことを考えると幾らいい製品だとして

も買う気にはならない。色々と調べてやっとたどり着いたのは米デル社の製品。

PCの出始めはアメリカがトップを走り、日本が追いつき、中国が米IBMのPC部門を買収、台湾の台頭、日本の凋落こ

んな図式の中で、日本製品は今が一番寂しい状態だ。

折角、Winタブレットを買おうとしているのに、日本勢の中に候補さえ見つけられない、情けない先進国はどこへ行く。


『回想旅行記、トルコ編』

2014年03月19日 17時33分37秒 | 旅行

台湾編を以て終了にする予定にしていたが、これに続くトルコ編はブログでかいつまんだ形のものだったので、も

うひと踏ん張りして追加することにした。内容に多少のダブりは出てくると思うが、サラリと流して頂きたい。

『いざ、トルコに出発』

いよいよ、明日からトルコ旅行に出かける。以前は韓国に行くのも、『さあ、外国だ』とかなり気負って出かけも

のだが、少しだけ慣れてきたのと、今回は添乗員付きということで、緊張感はゼロ。

いつもなら、MRTやBTSなどの乗り物のチケットやカードの使い方、路線図などを綿密に調査するのに、お任せ旅

行だと気合ゼロに近い。だから、事前調査の時に盛り上がり出発2日前くらいがピークになるが、それもなし。

興味のある自然観光が多く組み込まれているから楽しみなことには違いない。ネットで調べたところによると、今

回の旅行にも付いている所謂、ショッピングはかなり悪質だとのこと。どうせ、トルコ石や絨毯など全く興味はな

いから、騙されることはないし、『君子、危うきに近寄らず』でいこうと思っている。昼からは関空へ移動、夜中

にカタールのドーハに向けて出発の予定。

ツアーは松江から関空までのバス料金、後泊が代金に組み込まれていて、お得感はするがどうせ本来のツアー代金

に上乗せしたものだろうから、実際に得はしていないと考えられる。また普通の旅行コースだとイスタンブールか

ら南下して東回り、アンカラから帰国がポピュラーなのだが、全くの逆回りをしていく。

2つのコースによるメリット、デメリットがどのようなものかは分からないから、どちらでも構わなかった。

ツアー募集は山陰版のものだから松江駅を出る時に同じツアーに参加する人がいるかもしれないと、探りを入れて

みたが梅田行のバスに乗り込んだ客に海外旅行風の姿は見当たらず、どうも私たち2人の参加らしい。

梅田まで4.5時間の道中、SA/PAでトイレ休憩を挟み退屈な時間と思われたが、蒜山高原付近には未だ雪の残る景

色有り、分水嶺を越えると山陽特有の柔らかな日差しの中を進み退屈さを忘れさせてくれた。

梅田到着が5時、直ぐに関空行に乗り換え6時頃には到着した。集合時間は午後10時だから時間は十分にあり過

ぎ、大きな荷物を持ち歩くのは大変、億劫な状況だから大型トランクが収まるコインロッカーを探し出し、身軽に

なった所で日本での最後の晩餐に向かう。和食となれば代表的なもの寿司がよかろうと松竹梅の中から松を選び、

赤だしも追加する。私は調子よく熱燗を1本注文し本の口濡らし程度のアルコール補給をする。関空の中はフリー

wifiがあると知っていたので、持って来たタブレットでヤフーのサイトを呼び出してみた。確かにwifiは関空の

フリーアクセスポイントを把握し接続しようとしているが、中々つながらない。やっとつながっても画面の1行ず

つをゆっくりとしたペースで読み取るから、全画面を受診するまで15分以上かかった。つまり、フリーは使い物

にならないことが分かっただけの収穫。有料と思われるアクセスポイントは強い電波で、いくつかのものを認識し

ていたから、そうしたものを利用すればもっとサクサクに違いはなかろう。


『日本の戦後補償』

2014年03月19日 17時31分29秒 | 日記

庶民には分かりにくい外国との交渉結果、その最たるものは戦後補償について。日本は第2次世界大戦で近隣諸国

を侵略、間接的に巻き込んだりして多大な迷惑をかけた、その責任をどのように果たしたのか果たしていないのか。

国と国で話し合いその決着がついているなら、どの範囲までは決着と明記され、未決着の範囲も明記されているのか。

庶民の窺い知るところではないから国に任せておけということなのか。

韓国、中国とも戦後補償について決着がついていると日本政府は主張している。確かに国家間の賠償については決

着していると思われる。強制収容され過酷な労働で被害に遭った個人の請求は日本の裁判では『個人請求権は放棄』

という理由で棄却されてきた。最近、韓国、中国で個人請求の裁判がそれぞれの国で起こされ受理されている。と

いうことは、両国は日本政府が主張している個人請求権は放棄したのではなく、権利の存在を認めたことになる。

韓国は司法、立法、行政と分離しているから、この問題は国家間の取り決めを裁判で判断する異例なものになる。

中国の裁判は国そのものになるから別としても、同様に国家間で決めたことを今まで肯定してきたが、ここにきて

その判断を裁判=国でやり直すことになりそうだ。日本と韓国、中国の間で取り決められた戦後補償には不備があ

ったのか否か、国同士で意見が違うところをみると・・・・・

否、違う韓国も中国も同意していたのに今頃になって解釈を変えただけだと大半の日本人は主張するだろうが、本

当のことはどうすれば分かるのか、私のようなド凡人には分からない。

戦争は個人に悲惨な経験、結果を残す。戦争で国が個人補償をするケースをよく知らないが唯一、第2次世界大戦

中にアメリカで日本人が強制収容されたことに対する補償が戦後50年以上経ってから成された。アメリカはその

後も多くの戦争をしてきたが、その国の個人補償をしたという話は聞かないし、他国でも聞いたことはない。国が

個人補償までやり始めたらキリがないということだろうが、どう考えても合点のいかないことではある。

両国とも関係悪化を受けてのことと考えられるが、今後も両国と何かを取り決める時には齟齬(そご)のないよう文

章の裏表のチェックをしておかないと、今回のようなことが再発するかもしれない。


『回想旅行記、蛇レストラン』

2014年03月18日 17時37分08秒 | 旅行

士林夜市は結構面白かったので、名前は忘れたがガイド本に載っていた夜市に出かけることにした。行く予定にし

ていなかったので事前調査なしだったから、タクシーを利用することにした。出来る限り公共交通を使って見たか

ったから、初めてのクシー利用だったがホテルから乗ったのでボーイさんが予め行き先を聞いていたので運転手に

伝えてくれた。台北では観光客も多いからタクシーの運転手さんは英語が大丈夫ではないかと思われるが、タクシ

ーの利用はこの夜市の帰りに利用しただけだったから試す機会はなかった。

運転手はボーイの指示通り夜市のアーケードの近くまで連れて行ってくれた。時間帯は少し早いようだが沢山の人

が集まり始めている。店屋も雑多の如くという形容の通り一貫性のないものが犇(ひし)めきあっていた。土産物と

か自分の欲しいものを探す訳ではないから、本当のブラリショッピング。こうして歩いていても、店先を覗きこん

でも強引な客引きがないから、ゆっくりと安心して楽しむ事ができる。

少し外れた所に来ると『蛇』なる文字が書かれた看板。店の中は未だ暗く開店していないような状態で商品たるも

のは何も確認できなかった。日が暮れてくると人でも多くなり、まるで祭りの縁日のように込み合い始めた。台北

の人たちは毎晩のように夜市に出て、こんな風にブラリショップを楽しんでいるのだろうか。

通りを幾つかクロスして進んで行ったら、タクシーを降りたアーケードの所に戻って来た。アーケード街にはきち

んとした店構えが並んでおり、先ほどのような喧騒とは大違いの雰囲気だ。そんな店並の中で再び『蛇』の看板が

ありどうも食堂ので、明々と店内にはテーブルと椅子がある。店先にはガラス作りの大型水槽のようなものが置か

れており、金網越しに生きた蛇がジッとしていた。恐る恐る、店内の様子を見るに客はいない、店員と思われる人

が退屈そうに客待ちをしている。店内には別の水槽のようなものが置かれて、遠目から種類の違う蛇のようだった。

余り奇異な目で見ていて客と間違われて連れ込まれると怖いから、へっぴり腰でのこと。

話によると蛇の首を落とし生血をカップに採り何かの酒で薄めて飲む、蛇には肉は殆ど無いので本体はスープに使

うらしい。別の店では干した蛇が売られていた。

                 *** 台湾編おわり ***


『保護者の能力』

2014年03月18日 17時35分52秒 | 日記

新しい形で幼い子供たちが命を落としたり、危険な目に遭う事件が起こっている。最新のものは『ベビーシッター』

ベビーシッターは日本では余り馴染みはなく、アメリカのドラマなんかでは中流以上の家庭でよく出てくる。日本

版とすればちょっと意味合いは違うが乳母のような存在に近いのかもしれない。利用者はベビーシッターなる人物

像は子供たちの安全が確保できるか吟味に吟味を重ねて、選択すると思う。

自分の大事な子供を一時といえども他人に預けるのだから、信頼できる筋からの紹介だったり親しい知人経由など

で安心、安全が確保されなければ出来ることではない。時代はたくさんの便利なことをリーズナブルな値段で提供

してくれ、子供がいても家庭外で独身のように過ごすことのできるものまで準備されている。それもネットという

電話1本で簡単に依頼できる。

幾ら便利になったとしても物事には道理というものがあるのに、昨今の事件に出てくるparentやmotherにはそ

の欠片もなく、私たちのような年寄りから見れば親はどうなってもいいが子供が不憫で仕方がない。仮に事故や事

件に遭わないで大きくなったら、自分の親がしていたことを真似して不慮の事故に遭うような人生になるのではな

かろうかと老婆心が先走りする。

間違っても我が子がこんな振る舞いをすることはないと断言するが、万が一でもそんなことをしたら、そりゃー立

ち直れないほどの教育的指導が待っている。ネットでベビーシッターを探し見ず知らずの人に自分の子供預ける必

然的な理由は何なんだろうか。それは自分の子供の命に関わることよりも重要と判断した事だから・・・・それで

も本当の母親なら子供の命より大事なものなどあるとは思わない。

昔から、何かをはき違えている親は沢山いたと思うが、その程度が段々と下がりつつあり、酷ものは子供でもしな

いことを平気でする親を散見する。女らしさ、男らしさと言うと直ぐに『らしさ』に噛みつく人がいる。それは男、

女のすべきことを縛り付けるのではなく、本来の特性を失わないために言っているのである。親は親らしい仕草が

必要である。それは親から躾けられたことが素養になり成長と共に磨かれていくものである。

事件報道のインタビューの中で若いお母さんが『私ならそんな所に絶対、子供を預けたりしない』と言っていたの

を観ていて少しだけ安心した。


『回想旅行記、台北の夜市』

2014年03月17日 18時20分24秒 | 旅行

 

そしてどうして行って見たいのは夜市の屋台。台北には沢山の夜市が開かれており、ホテルの近くにも小さい規模

のものがあった。どうせ行くのなら有名な所が良いだろうと士林夜市に出かけることにした。

ホテルから地下鉄駅まで徒歩で15分、この辺りは明るいし治安はいいから早い時間帯なら夜道でも平気だった。

途中で地下鉄を乗り換えて士林を目指す途中に、豪華なホテルが高台に見えた。最初はこのホテルに泊まろうかと

検討してみたが、自分たちで動くには地理的に不便で、タクシー頼みにならざるを得ないと思い諦めた。ただ質の

高いホテルで未練はあったが・・・

士林駅に着くと陽が落ちたばかりの時間帯だから、屋台も出店も『さあ、今晩も頑張るぞ』とこれからモード。昔

懐かしい射的ゲームやおもちゃのような店が軒先を連ねて、まるで日本の夜祭りの雰囲気。

大きな平屋の建屋の中に屋台村が出来ており、様々なジャンルの料理店が所狭しと軒を連ね、小さなカウンターに

椅子が主流、狭い店内や通路に小さなテーブルと椅子を置いている。

ガイドブックにはイタリア料理店、フランス料理店などと書いてあるが、名物店と言えども所詮は屋台だから店構

えは到って質素なもの。またガイド本に共通するのは大袈裟に紹介するから過度な期待をしてしまい現地で幻滅す

るパターンだ。

私の感覚では話半分としておけば大きなダメージを避けられる。これまたガイド本やネットで知った『カキの玉子

とじ』は美味しいの情報に、これは是非とも食べてみたいと幾つもある店を見て歩く。同じような料理を提供する

店が並んでいるから、はっきり言って選びようがなく余り混雑していない所に座った。多くの店のメニューに『臭

豆腐』というものがあり文字からすると腐った豆腐、確かに店の前ですごい臭いがしていた。流石にこいつを頼も

うと言う気はしなかった。台湾の人がこうした日本の屋台で納豆を前にした時のような感じなのだろう。

さて、注文したカキの玉子とじは期待していたのと逆で味が甘く、脳が拒否反応を起こす。だからこの料理は外れ

だったが他の料理は屋台らしい味で、しかも値段は驚くほど安い。台北での感じ、食べ物は非常に安く暮らし易そ

う。

                                        士林夜市の入口付近


『思いっきり、与作仕事』

2014年03月17日 18時19分48秒 | 日記

🎶 与作は気を切る、トントントン、トントントン 🎶 与作は木を切った後にきちんと始末をするから大変。

今のシーズンは少し遅ればせながら、キノコの原木に菌を植え付ける時期でもあり今日のようないい天気の日には

緩やかな陽を浴びながらの作業。シイタケ、ナメコともに直径1cm弱の駒に菌が植え付けられており、原木に穴

を開けて駒を木槌で2cmくらい叩きこむ。シイタケはブナ、楢などどんぐり系の木、ナメコは山桜が適している。

シイタケの場合は直径10cm位で長さ1m位の丸太に数10個の駒を打ち込み、早ければ今年の秋、遅くても来年

の春には収穫できるようになる。半日陰のような場所を好むのはキノコの特性。原木の置き場所によると思うが長

いもので5年近くは収穫できる。

ナメコは直径20cmくらいのものは長さ20cmくらいの短い丸太にして菌を植え付け、本設置する時には原木を少

し土に埋めてキノコが生育するようにする。いずれのキノコも大切なのは木の皮と幹の間に回った菌からキノコが

出てくること。

小型発電機を原木近くまで運び、ドリルで穴開け、木槌でトントントンと駒打ちをする。シイタケの駒は1,600個、

ナメコは400個だから穴を2,000個開け、駒を叩きこむのに1個当たり3回として6,000回のトントン、単純で

力は要らない作業だったが数の勝負だったから別の疲れが出てきた。私が木槌でトントンとやっていたら、山小屋

の玄関口では例の小鳥がトントンと巣箱の穴をつついていた。思い出したようにやって来てチョコチョコとつつく

だけのやる気ない奴だから、娘さんたちの気を引くことはないかも。


『回想旅行記、地下鉄観光』

2014年03月16日 17時23分54秒 | 旅行

主だった市内観光はツアーに付属していたのでガイド付きで回り、自分で行って見たいところは地下鉄を乗り継ぎ

出かけてみた。田舎暮らしの私たちは自家用車ばかりで日常的に公共交通を使う機会は殆ど無い。世の中の交通シ

ステムは便利になり切符1枚を買うのにも慣れない者には厄介なことだ。窓口なら口で言えば済むが新しいシステ

ムは省力化を目的とするから無人化が根底にあり切符を買うのに一苦労する。私にとって地下鉄やMRTの切符を

買い、目的地に行くのは国内でも外国でも同じだから、事前に利用方法をリサーチしておく。台湾の地下鉄は漢字

表記でもあるからイメージ的に楽な感じがした。

自前の市内観光でしかも地下鉄利用となればツアーのように効率よくは回れない上、途中で道に迷ったりするので

効率は悪い。

その代り人々の暮らしぶりや営みをつぶさに見ることが出来るので、治安のいい所ではお勧めする。目的の駅に到

着するとガイドブックの地図を元に、徒歩移動を基本とする。切手収集は何度も挫折しながら再開を繰り返し郵政

民営化で止めてしまった。

民営化前から切手そのものが雑な図案、粗製乱売を憂いていたが、民営化はそれを決定的にし、発行される切手に

何の魅力も感じなくなってしまった。それでもガイドブックなどで切手博物館を見つけると、昔の血が騒ぐので、

ついつい出かけたくなる。シンガポールにも切手博物館があり珍しい切手を売っていた。日本に占領されていた時

の日本切手で当時、日本で販売されていた切手のシンガポール版。この地、台湾にも博物館があり観光ルートの一

つに加えた。

変わった所ではミニチュア博物館には世界の建物、有名なものの模型が精巧に作られていておとぎの国のようだっ

た。何処にでもある植物園は日本より更に南の国だから、見慣れない植物や野生のリスなどを見ることもできる。

こうした観光は無駄に歩くことも多いから疲れは伴うが、時間の余裕があればツアーでバタバタ移動する煩わしさ

はなく、マイペースの旅になる。

台北の場合、市内の観光地なら大抵の場所を地下鉄、タクシーを使って安く簡単に行くことが出来るし通常の場所

なら、治安の心配がないから何よりだ。

                                    総統府にも楽に行くことができた


『人口減少はなぜ悪い?』

2014年03月16日 17時17分31秒 | 日記

最近のTV番組で世界の国々を紹介したり日本と比較をしてランキングをつけたりするものをよく観る。国土の広

さ、人口、GDPなどシリアスなものから、歩く速度、寝る時間などごくありふれたものまで比べて紹介する。

日本では少子高齢化で人口減少、高齢社会に入り国力低下を危惧する声が大きくなっている。それでは人口が

いるのか。日本は1.3億人で世界ランキングでは10位にいるから決して少ない方ではない。上位10位の国で本当

の意味で言う先進国はアメリカ、日本、中国、インドは飛び抜けているから例えGNPでNo.1になったとしても1

人当たりの額は米国、日本と比べると断トツに低くなってしまうから、国全体が豊かになるにはもう少し時間がか

かりそうだ。ともあれ、人口の多少は国力そのものと比例していないことは明らかである。

国力は外貨を稼ぎ出す労働人口により左右されるから、人口そのものより労働人口の減少が一番の問題であること

は新聞等でも縷々、説明されているが、一般的には大雑把に人口減=国力減の説明がなされる。他の先進国はどう

なっているのか気になり調べてみると、やはり日本だけは特殊なピラミッド構造をしている。他の国より年寄りの

層が大きく膨らんでいる。それでも絶対的な労働人口は他の先進国よりは多いのに、日本だけが衰退していくとの論

議、心配の種は尽きない論議も日本特有のことなのか。

人口減は過疎の町を促進する。日本全体で過疎の町が増え続け、高齢化が進み過疎から限界集落へと進む。

中山間地域と言われる所に過疎、限界集落は集中しているが人口減の波は小中の都市部でもその傾向にあり、街中

の空き家増加、シャッター通りなど過去にはなかった問題が顕在化してきた。

そこで各自治体は人口減対策として魅力のある街づくりで人の流出を防ぎ流入を増やす作戦を考えてきた。日本と

言う杯の中にあるものの分捕り合戦で全体としては何も変わらないが、自治体は自分のところさえ増えれば取り敢

えずは作戦成功となるから必死になり、あの手この手を尽くす。

こんなことをしていて何か良くなるのだろうかと疑問に思い始めた。人口減対策の切り札は結婚した若い男女が安

定した暮らしができなければ解決しない。これは日本と同じく減少に悩み少子化対策をきっちりとやり遂げ成功し

たフランスの例は参考になるはずだ。自治体も厚生省も政府も考えているだろうが聞こえてくる中身には期待でき

るようなものは見えない。私たちは人口減を悪としているから、そこからの脱却に軸足を置いているが逆もまた真

なり、人口が減少しても困らない社会構造に変革していくことも考えるべきではないか。

 


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