食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、トルコ編』

2014年03月19日 17時33分37秒 | 旅行

台湾編を以て終了にする予定にしていたが、これに続くトルコ編はブログでかいつまんだ形のものだったので、も

うひと踏ん張りして追加することにした。内容に多少のダブりは出てくると思うが、サラリと流して頂きたい。

『いざ、トルコに出発』

いよいよ、明日からトルコ旅行に出かける。以前は韓国に行くのも、『さあ、外国だ』とかなり気負って出かけも

のだが、少しだけ慣れてきたのと、今回は添乗員付きということで、緊張感はゼロ。

いつもなら、MRTやBTSなどの乗り物のチケットやカードの使い方、路線図などを綿密に調査するのに、お任せ旅

行だと気合ゼロに近い。だから、事前調査の時に盛り上がり出発2日前くらいがピークになるが、それもなし。

興味のある自然観光が多く組み込まれているから楽しみなことには違いない。ネットで調べたところによると、今

回の旅行にも付いている所謂、ショッピングはかなり悪質だとのこと。どうせ、トルコ石や絨毯など全く興味はな

いから、騙されることはないし、『君子、危うきに近寄らず』でいこうと思っている。昼からは関空へ移動、夜中

にカタールのドーハに向けて出発の予定。

ツアーは松江から関空までのバス料金、後泊が代金に組み込まれていて、お得感はするがどうせ本来のツアー代金

に上乗せしたものだろうから、実際に得はしていないと考えられる。また普通の旅行コースだとイスタンブールか

ら南下して東回り、アンカラから帰国がポピュラーなのだが、全くの逆回りをしていく。

2つのコースによるメリット、デメリットがどのようなものかは分からないから、どちらでも構わなかった。

ツアー募集は山陰版のものだから松江駅を出る時に同じツアーに参加する人がいるかもしれないと、探りを入れて

みたが梅田行のバスに乗り込んだ客に海外旅行風の姿は見当たらず、どうも私たち2人の参加らしい。

梅田まで4.5時間の道中、SA/PAでトイレ休憩を挟み退屈な時間と思われたが、蒜山高原付近には未だ雪の残る景

色有り、分水嶺を越えると山陽特有の柔らかな日差しの中を進み退屈さを忘れさせてくれた。

梅田到着が5時、直ぐに関空行に乗り換え6時頃には到着した。集合時間は午後10時だから時間は十分にあり過

ぎ、大きな荷物を持ち歩くのは大変、億劫な状況だから大型トランクが収まるコインロッカーを探し出し、身軽に

なった所で日本での最後の晩餐に向かう。和食となれば代表的なもの寿司がよかろうと松竹梅の中から松を選び、

赤だしも追加する。私は調子よく熱燗を1本注文し本の口濡らし程度のアルコール補給をする。関空の中はフリー

wifiがあると知っていたので、持って来たタブレットでヤフーのサイトを呼び出してみた。確かにwifiは関空の

フリーアクセスポイントを把握し接続しようとしているが、中々つながらない。やっとつながっても画面の1行ず

つをゆっくりとしたペースで読み取るから、全画面を受診するまで15分以上かかった。つまり、フリーは使い物

にならないことが分かっただけの収穫。有料と思われるアクセスポイントは強い電波で、いくつかのものを認識し

ていたから、そうしたものを利用すればもっとサクサクに違いはなかろう。


『日本の戦後補償』

2014年03月19日 17時31分29秒 | 日記

庶民には分かりにくい外国との交渉結果、その最たるものは戦後補償について。日本は第2次世界大戦で近隣諸国

を侵略、間接的に巻き込んだりして多大な迷惑をかけた、その責任をどのように果たしたのか果たしていないのか。

国と国で話し合いその決着がついているなら、どの範囲までは決着と明記され、未決着の範囲も明記されているのか。

庶民の窺い知るところではないから国に任せておけということなのか。

韓国、中国とも戦後補償について決着がついていると日本政府は主張している。確かに国家間の賠償については決

着していると思われる。強制収容され過酷な労働で被害に遭った個人の請求は日本の裁判では『個人請求権は放棄』

という理由で棄却されてきた。最近、韓国、中国で個人請求の裁判がそれぞれの国で起こされ受理されている。と

いうことは、両国は日本政府が主張している個人請求権は放棄したのではなく、権利の存在を認めたことになる。

韓国は司法、立法、行政と分離しているから、この問題は国家間の取り決めを裁判で判断する異例なものになる。

中国の裁判は国そのものになるから別としても、同様に国家間で決めたことを今まで肯定してきたが、ここにきて

その判断を裁判=国でやり直すことになりそうだ。日本と韓国、中国の間で取り決められた戦後補償には不備があ

ったのか否か、国同士で意見が違うところをみると・・・・・

否、違う韓国も中国も同意していたのに今頃になって解釈を変えただけだと大半の日本人は主張するだろうが、本

当のことはどうすれば分かるのか、私のようなド凡人には分からない。

戦争は個人に悲惨な経験、結果を残す。戦争で国が個人補償をするケースをよく知らないが唯一、第2次世界大戦

中にアメリカで日本人が強制収容されたことに対する補償が戦後50年以上経ってから成された。アメリカはその

後も多くの戦争をしてきたが、その国の個人補償をしたという話は聞かないし、他国でも聞いたことはない。国が

個人補償までやり始めたらキリがないということだろうが、どう考えても合点のいかないことではある。

両国とも関係悪化を受けてのことと考えられるが、今後も両国と何かを取り決める時には齟齬(そご)のないよう文

章の裏表のチェックをしておかないと、今回のようなことが再発するかもしれない。


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