食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、受付デスクにて』

2014年03月20日 17時36分58秒 | 旅行

当時、為替は円高が進み、このままでは輸出企業の利益は全て為替差損で消え去ってしまう状況が続いていたから、円を持つな

ら外貨に換えておくのに有利だった。日本が固定為替相場の時は\360/1US$だったものがプラザ合意から変動相場に変わり、輸

出増加とともに円高は加速していき、最終的には120円くらいで安定していた。

為替の世界は事ある度にドルの変動と連動していた。自国通貨とドルの間で変動していたものが安定的な通貨、円に目を付けドル

の代わりに円を持つことに変わってしまい、日本の経済状況とは関係ない事情で大きく変動する事態を招いてしまった。

関空の両替所は\87/1US$を示しており、円の実力は過大評価されまさにcrazyな相場だ。この際、丁度いい機会と外貨を買ってお

こうと少しまとまった額のドル買いを計画していたので、両替所に向い奮発とばかりの交換。円を売ってドルを買う、どちらもお金だから

消費した事ではないのに何故か気分は、無駄遣いをしたように思う。

今回の旅行で必要な通貨はトルコリラ、ユーロだがここではトルコリラを換金できなかった。実はドルを買うかユーロを買うか迷ってい

たが結果はドルにした。この時、ユーロは100円前半で為替差益も狙うならドルよりも有利とみていたからだ。ドルに対するレートが安く

なったとしても100円見当で頭打ちになると考えられるのに対し、ユーロは140円前後まで戻るのに時間がかからないと考えられるか

らだ。しかし、トルコ旅行以後にヨーロッパへの旅はイメージできず、ドルなら使える国が多そうだという理由でドル替えにした。(後述、

その後はフランス、スイス、ドイツ、スロベニア、クロアチアとヨーロッパの旅が続く)財布は取り敢えず外貨である$と自国通貨\で膨

らましてツアー集合カウンターに行くと、そこは若者たちの集会所のような光景。大学生たちが春休みや卒業の旅行に出かけるため

だ。私たちの応募したツアーは近畿地方では大学生の卒業旅行に格好のものとなったようで、そのグループに年寄り夫婦が紛れ込

んだ形になった。それも女子のグループが多く、30人くらいのツアーの中に若い男子は7~8人、この男女構成は単に数字上だけに

納まらない『肉食系女子』と『草食系男子』の図柄を見事に表すことを道中で知る。


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