食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、アユタヤ遺跡』

2014年03月02日 17時00分15秒 | 旅行

日本にとってアユタヤと言う地名は企業が進出し工業団地になっていることで有名だ。2011年10月に工業団地を

防護していた堤防の決壊により、各工場は操業停止に追い込まれ東日本大震災による経済的なダメージの傷口を更

に広げてしまうことになった。

この地は昔から日本とのつながりが深く山田長政が深くかかわっていた日本人街の跡地が観光コースに組み込ま

れる。私たちのコースは車窓観光ということで通り過ぎる際に、手短な説明を受けるだけのものだった。ガイドブ

ックで得た知識からして、車を降りて徒歩で史跡を見て歩くほどの物ではないと思わせた。

アユタヤ遺跡は世界遺産に認定されており、歴代の王様が夏を過ごしたバーン・パイン離宮、アユタヤで一番有名

な涅槃仏のあるワット・ロカヤスタ、高さ72メートルの仏塔があるワット・ヤイ・チャイ・モンコン、アユタヤを代

表する王室の守護寺院でもあるワット・プラ・シー・サンペットが代表的である。

遺跡や現存する寺院などはアンコールワットを見てきた者にとっては大きな驚きには成りえないが、歴史・文化的

な面に興味を持てば別の見方ができるだろう。

私たちはアユタヤ遺跡について特別な興味を持って訪れたものではなかったから、紹介される所を淡々と見物させ

てもらった。

  

 

 

                             象の背中に乗せてくれる

 


『PM2.5と貿易額世界一』

2014年03月02日 17時00分00秒 | 日記

朝方のTVでPM2.5の対策について放送していた。PM2.5の構成物を可視化できる顕微鏡が開発され、しかもその表

面を剥して中の物質が何で構成されているかも知ることができる。放送の中で現在のPM2.5の分布図を示していた

が、何故か東京、大阪は他の地域よりも赤い表示が集中しているように見えた。PM2.5の濃度が濃い地域としては

福岡県で、中国大陸から飛来と説明されれば頷けるが、もしそうなら何故、東京・大阪も多いのか不思議だ。

そこで、新開発された顕微鏡が謎解きに一役を買う事になるのではないかと期待されている。

PM2.5の構成物質は様々で特定の物ではない。その氏素性を調べて行かないと出所の大元は判らない。今の時期、

最大の要因とされる中国の暖房、とりわけ安価な石炭であればPM2.5には燃やした後に出る煤の成分が含まれてい

る。成分分析で確認できれば大元は中国ということなる。

日本の公害規制は厳しいPM2.5の大半は日本以外から飛来していると考えるのが相当と思うが、要因が多岐にわた

ることから国内にないとも言い切れない。仮に日本に汚染の原因があれば国を挙げて対策に取り組み改善を図るの

は必至である。しかし中国はかつて日本が失敗した経済優先の政策取り続け、根本的な改善策を取ろうとしていな

いから、このツケは将来に必ず『病』というお返しがやってくることが危惧される。環境対策を進めて行くことは

経済活動を弱めて行くことで、ここの綱引きが難しいとされるが、日本の場合でも多少の影響はあったが決定的に

経済を疲弊させるほどではなかったから、中国も対策を進めていくべきだ。

そこには国の在り様が出てくる。中国は共産党独裁国家で経済の根幹にわたるエネルギー企業などは全て党=国が

掌握しており、現時点で経済低下を招くような政策をとることは自分たちの首を絞めることになる。しかし、公害

で昼なお暗い環境では民が黙っていない、この狭間にある党がどのようにソフトランディングさせるのか難しい舵

取りを迫られている。

今朝の新聞に『中国の貿易額世界一』の見出しがあった。貿易で世界一になっている国は発展途上国とは言わない

し、それなりの責任も伴ってくるはずである。国と民を汚し続けながら世界一のお金儲けではと思うが。


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