バンコク市内を流れるチャオプラヤー川周辺には王宮、有名な寺院があり観光の中心地でもある。タイは発展途
上国のイメージが強く、都会的な面は余り見られないかと思っていたら、中心地は公共交通のMRT/BTSが整備
されつつあるし高層ビルも沢山建てられている。こうしたエリアのタイは発展途上国のかけらもなく、立派な近代国
家と呼べる風でもある。MRTに乗るにしてもセーブ可能のプリペイドカードを使えば改札は自動、電車に乗れば学
生や子供たちも携帯と睨めっこのスタイルは日本の風景と全く同じ。
ツアーは最低のコースを回るものを選び、自分たちで行ける所は出来る限り自力で、遠方はネットで探したOPツア
ーを予約しておいた。一般的な旅行で組み込まれる王宮周辺の行き先は
ワット・アルン(暁の寺)朝日を浴びた景観の美しさから別名「暁の寺」を持つ、メインとなる巨大な仏塔には、色とり
どりのガラスや中国陶器の小片がはめこまれ、太陽に反射して、キラキラと輝いている。
ワット・ポー(涅槃仏寺院)バンコク最古の寺院にしてタイ・マッサージの総本山。本堂にある長さ46m・高さ15mの巨
大な黄金の涅槃仏像が有名。足裏に仏教の世界観を示した螺鈿細工が描かれている。
王宮現王朝の祖・ラマ1世により建設され、歴代国王の住居となっていた王宮。現国王ラマ9世は、チットラーダ宮殿
に居を移したものの、重要な行事は今もなお、こちらで行われている。
ワット・プラケオ(エメラルド寺院)王宮の敷地内に建立された王室の守護寺院ワット・プラケオはタイで最も格式の高
い寺院と言われている。守護神であるエメラルド色に輝く小さな仏像を本尊として祀っている。
タイにある寺院では線香や造花のようなものを飾るのと別に、金箔を仏像に貼りつける。勿論、金箔はお金を払っての
ことになるが、見ていた感じでは身体の悪い所を治してもらう為、仏像のその場所に貼るようだった。参拝客の多い仏
像は金箔が何重にも貼られている。信仰心の強い国民だから、多くの店には祭壇か仏壇か分からないが灯りをともし
供え物が飾られているのをよく見かけた。