食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、王宮周辺の様子』

2014年03月01日 18時03分10秒 | 旅行

バンコク市内を流れるチャオプラヤー川周辺には王宮、有名な寺院があり観光の中心地でもある。タイは発展途

上国のイメージが強く、都会的な面は余り見られないかと思っていたら、中心地は公共交通のMRT/BTSが整備

されつつあるし高層ビルも沢山建てられている。こうしたエリアのタイは発展途上国のかけらもなく、立派な近代国

と呼べる風でもある。MRTに乗るにしてもセーブ可能のプリペイドカードを使えば改札は自動、電車に乗れば学

生や子供たちも携帯と睨めっこのスタイルは日本の風景と全く同じ。

ツアーは最低のコースを回るものを選び、自分たちで行ける所は出来る限り自力で、遠方はネットで探したOPツア

ーを予約しておいた。一般的な旅行で組み込まれる王宮周辺の行き先は

ワット・アルン(暁の寺)朝日を浴びた景観の美しさから別名「暁の寺」を持つ、メインとなる巨大な仏塔には、色とり

どりのガラスや中国陶器の小片がはめこまれ、太陽に反射して、キラキラと輝いている。

ワット・ポー(涅槃仏寺院)バンコク最古の寺院にしてタイ・マッサージの総本山。本堂にある長さ46m・高さ15mの巨

大な黄金の涅槃仏像が有名。足裏に仏教の世界観を示した螺鈿細工が描かれている。

王宮現王朝の祖・ラマ1世により建設され、歴代国王の住居となっていた王宮。現国王ラマ9世は、チットラーダ宮殿

に居を移したものの、重要な行事は今もなお、こちらで行われている。

ワット・プラケオ(エメラルド寺院)王宮の敷地内に建立された王室の守護寺院ワット・プラケオはタイで最も格式の高

い寺院と言われている。守護神であるエメラルド色に輝く小さな仏像を本尊として祀っている。

タイにある寺院では線香や造花のようなものを飾るのと別に、金箔を仏像に貼りつける。勿論、金箔はお金を払っての

ことになるが、見ていた感じでは身体の悪い所を治してもらう為、仏像のその場所に貼るようだった。参拝客の多い仏

像は金箔が何重にも貼られている。信仰心の強い国民だから、多くの店には祭壇か仏壇か分からないが灯りをともし

供え物が飾られているのをよく見かけた。


『家電製品の凋落』

2014年03月01日 18時02分29秒 | 日記

Japan as No.1とか、陽いずる国などと日本ブランドが席巻していた頃、アイデア溢れる新商品は世界のどの市

場でも注目の的だった。勢いのある時にはおのずからPRにも力は入るから一流の場所の夜空を自社の名前をネ

オンサインで明るく照らす。周りを見渡すとここは日本国内ではないかと思わせるほど日本企業のものが目に付

く。

輝いている時にはアイデアや技術革新の相乗効果も比例するらしく、企業自体の価値を底上げし更に勢いを増し

ていく。社内でも一般社員からの提案活動や製品の品質改善などに力を入れ、ひいては社員のスキルアップに繋

がるような取り組みもなされていた。労使関係にしても本来は労働条件を巡って相対する立場にありながら、労

働条件や環境が改善されるにつれ、労使で経営懇談会に似たようなものまで実施されるようになった。

経営と労働者が枠を超えて企業活動を支え、更なる躍進を目指して行った。終身雇用による厚い処遇、社員と一

体になった経営手法などは海外から絶賛され冒頭のタイトルの本などが多く出版された。バブル崩壊は日本的慣

習の大半は否とするような方向に舵が切られ、それをグローバル化と称している。

家電品凋落の動きはバブル崩壊前後から始まっていたように思う。高度成長時代からバブルに至るまでの間、労

働者の給与水準はうなぎ登りに上がり3種の神器から始まった家電製品を持つ夢は次々と果たされていき、バブ

ル経済同様、弾け飛ぶような状態になってしまった。欲しかった家電品は大方、揃ってしまい欲しいものが無く

なってしまった。メーカーも考えていただろうが消費者を飛びつかせるヒット商品は殆ど出されず、既成商品に

無用の新機能を追加し高級化を狙った者ばかりになっていった。しかし、そうした商品を世界のマーケットが求

めている訳ではないから、売るものを無くした家電メーカーの苦悩がバブルのように膨らみ続けてきた。

世界戦略をどのように進めてきたのか知らないが、日本や先進国で家電品が行き届けば、当然のこととして次の

ターゲットは発展途上国に安価な普及品を供給することになりはしないのか、そして発展国の使命はそうするこ

とではないのか。日本は人件費の安い中国を利用して一儲けを企んだが、私は最初から失敗に終わるのではない

かと思っていた。今後、どんな展開になるのか神のみぞ知るだろうが・・・

サンヨー電機は消え、身売り寸前だったシャープ、泥沼で喘ぐソニー、パナソニックなどの凋落ぶりは、私のよ

うな企業老兵には信じがたい事実であるが、陽は甦るを祈っている。


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