食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『橋下市長、どないなってんの』

2013年05月19日 16時35分59秒 | 日記

先日来、橋下市長の言動は物議を醸し出し、理解を示さないまでにしてもアメリ

カ政府から不快感を表明されるとまでは思っていなかったのではなかろうか。そ

れ以前に韓国からは痛烈な批判や非難が集中することは、誰が考えても予想さ

れることだったのに、敢えて自論を表明しなければならなかった理由は何だった

のか不可解で仕方がない。

当初の言葉を誤解だとして説明される言葉に多少の変化があるにせよ、本質的

なことは何一つとして変わらないのだから、会見の全体を見ていないとする橋下

市長の言い分は理解されないのではないかと思う。自論を明瞭に展開し、敵を作

り論破していくパターンで使われるテーマは身近なものだったから、軋轢があって

も所謂、この周りでのこと済まされてきたが、今回ばかりは国際問題にまで発展し

てしまったから、その結末をどうつけるのだろうか

橋下市長や安倍首相のような人種は言葉で『戦争責任については村山談話を尊

重する』と言いながら心底では『太平洋戦争の責任は日本だけあるのではない』と

思っているだろうから、何かのはずみでそれが出てしまうのだ。憲法改正について

も同様な理由でもある。ある時は『日本の平和憲法は世界に誇るべきだ』と言いな

がら、『戦争で負け連合国主体の憲法を押し付けられた』と改憲の必要性を説く。

こうした人たちには『日本の戦争責任』は存在しないというのが本質なのだろう。歴

史学者でも戦争理由、責任などの真偽は分かれることが多い。それほど真相は分

かりにくいものなのだろうが戦後60年以上も経つのに、未だ近隣諸国から責任云々

を問われて続ける国は日本以外にないのではないか。こうした騒ぎが一旦収束し

『未来志向でいこう』と理解し合うことを約束するが、何かの拍子でまた騒ぎが始まる。

これの繰り返しを続けている以上、発展的なことは望めそうにないし、本当に信頼し

合える隣国になることはないと思う。

だから、こんなことばかり繰り返す無能な政治屋が軽々に憲法を改正できるような仕

組みにしてはいけないのである。日本国民は賢者なのか愚者なのか知らないが、平

成元禄やマスコミに踊らされている間に、取り返しのつかない事になるかもしれない

と危惧している。橋下市長は国政政党の共同代表でもあるから、今回の騒ぎで日本

維新の会は存亡の危機に立たされたと言ってもいい。日本国民ですら理解され難

い言動で支持者の党離れは加速するのではないかと思われる。原発稼働にあれだ

け反対していながら、訳の分からない理屈をつけて苦しいながら賛成に回った時点

から、橋下市長への興味は失せてしまった。だから『また、騒ぎを起こしているだけ』

と冷ややかに見ている。


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