食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回顧録、閻魔様の声』

2013年01月10日 23時14分18秒 | 回顧録

『回顧録、閻魔様の声』

平成21年8月21日

血液検査、最初の診察時にも採血したように思うがはっきりしない。この時の数値が基

なり以後の検討に使用される。基準値を超える項目には*がつけられるが、その多

いこと。ここで、しっかりと油を搾られたのが肝臓の数値γ-gtpは規定値50以下を大きく

超える2090と42倍もあり、若い先生は胡散臭いおっさんにどう対処していいのか戸惑っ

ているようにも見えた。しかし先生の使命は崇高なのだ。

『禁酒、禁煙』は免れないと観念していたら、案の定のこと、ボールペンで『きんえん』と

平仮名で書きながら禁酒についても然り。これくらい漢字で書いて説明しろと八つ当た

り気味の癌患者。しかしどうせ手術をするのだから今更、慌てて禁酒・禁煙をしなくても、

癌は急に大きくなったりはしないだろうから、もうちょっと様子を見ながら決めようと、寛容

な取り計らいをした。食べることが好きなのに、食べることが苦痛になりつつあり、落ち込

んでいるのに、その上『禁酒・禁煙』が加わったら、もっと落ち込んで癌細胞の好きな負の

栄養を与えることにもなりかねない。そんな馬鹿な屁理屈をこねていた。

平成21年8月24日

CT検査と心肺検査を受診。CTを撮ればリンパ節に転移しているのか分かるだろうし、先

日の胃カメラでの検査との整合性、精査が可能になる。胃カメラの場合は前日夜9時以降

が絶食だが、CTの場合は4時間前からの絶食だ。CTはただ寝転がっていればいいだけ

だから楽勝もの。

心肺は喫煙の責苦を打ち破るべく、いい結果が欲しかった。心電図、肺活量検査、走りな

がら心電図をとる動体何とか検査を受けたが何れにも問題はないとの結果を得た。心臓、

肺ともに手術中に少しでも不具合が生じると重篤な結果が容易に考えられるから、今後の

治療方法にも大きな影響を与える。この時点では未だ消化器内科に所属していたので後

に主治医となる先生とは未だ顔を合わせていなかった。CT検査とそれから1週間ほどして

CT・造影剤検査があり、『消化器内科』の所属から治療を担当する『消化器外科』に転属

になり、主治医の先生が決まった。

 

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『蕗の薹』

2013年01月10日 17時40分58秒 | 日記

 

『蕗の薹』

 

今日は3ケ月に一度の定期健診日、血液採取があるのでいつもの通り絶食をして、私

にとっては朝一番の8時前に出発。昨日に比べるとかなり温度が下がっており、フロン

トガラスには霜が降りたように白くなり、一瞬だが雪で道路がさーっと白くなる。楽勝のつ

もりで血液採取に行くと、40席くらいの椅子は満席、追加の椅子も出されていた。年明け

したばかりで私のように今年初めての人も多いようだ。ここでのつまづきは、後の診察に

も影響があり、いつもは9時半には終わるのに、長い待ち時間で10時40分までかかった。

腫瘍マーカーSCCの検査結果は後日、他の結果は異状なしだった。駐車場から出よう

して料金所に来ると、駐車待ちの長い列を追い越させてバスやらマイクロを入れようと

ていた。対向車線の事情で私は動くことが出来ず暫く待たされてしまう。動き出してか

ら、その列は数100mにも及ぶ長いものだと知る。正月明けの影響だろうか、こんな場面

は初めての事。病院から帰り山小屋に出勤する。

外を眺めていたら、蕗の葉が目に入り、ひょっとして『ふきのとう』はと思い、覗いて見ると

寒い中、2つも芽を出していた。昨年のブログでは2月12日に蕗の薹の記事を書いている

から、それよりも1か月も早いことになる。

昨年が遅かったのか、今年が早いのか、何れも異常なのか。

 

 


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