食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回顧録、癌の背景Ⅲ』

2013年01月05日 17時51分24秒 | 回顧録

『凍みた道』

今朝の冷え込みはしっかりとしており、明け方に新聞配達の車が通るとバリバリと大き

な音を出して走っていた。我が家はここ数年来、湯たんぽ派だから朝までポカポカした

布団の中でゆっくりと寝ることができる。だから、こんな寒い朝は布団から抜け出す踏ん

切りがつかず『もう一寸』の地獄に落ちてしまう。

さりとて、いつまでも布団の中に潜り込んでいる訳にはいかないから、エイャと身体を動

かす。朝食をとり山小屋に向かうと道はツルツルの場所、溶けかけた雪が凍りバリバリの

場所あり、はたまた乾燥した場所ありと危険が一杯。

通勤しなくなったから心配無用だがこんな日、市内に向かうには相当早く出るか、覚悟を

して普段通りに出るかで結果は大違いになる。

世間はいつになっても同じことを繰り返しているのではないかと想像しているが、未熟さ

と他人への迷惑に無関心な輩が無理をしてスリップ事故を起こし道を塞ぐ、前の車が坂

登り切らないのに後ろに付いて行き、途中で停止したら再発進不能になり道を塞ぐ。

最近のドライバーは車の性能の良さを自分の運転技術の良さと勘違いして、私から見れ

『無謀運転』が目に余る。冬道には注意し過ぎることはなし、小心者になって運転して

い。

『回顧録、癌の背景Ⅲ』

その代り薬代は2~3万円をつぎ込んできたが今後の見通しは、これまた未知なるものだ

た。私の場合ここまで来ても禁煙に結びつくことはなく、何かの動作の区切りには煙草

が頭の中を駆け巡り、薬を貼り続けることでやっと減煙を保ってきたようなものだ。薬を止

めてしまたら、煙草の量も段々と戻り1日に1箱程度の辺りの高止まりをみせた。禁煙には

至らなかったがある程度の効果を見ることはできたようだ。

と結論づけることができない理由に、恐らくこの頃には食道がんが増殖しつつあり自覚症

のカウントダウンをしていたと思われ、知らず知らずの体調変化と重なり、煙草の味も

悪くなったりしていたので減ったのかもしれない。

もしは無いが、もしこの間に胃カメラを飲んでいたら初期の癌は見つけられたかも知れな

し、処置はもっと軽微なものであったかもしれない。煙草と酒の組み合わせは胃がん、

喉頭がん、食道がん、舌がんへの誘いロード。食生活の欧米化によるがん発症傾向の変

も見逃せない。自分は癌の家系じゃないから大丈夫は通用しなくなりつつある。病気は

勝手にやって来てくる。ドアを閉めて,鍵をかけるのは自分だ。

**自覚症状**   

平成21年5月22日~29日の8日間、ベトナムへの旅行に出かけた。通常のコースだとせい

5日間くらいのものだが、折角行くのだから延泊してゆっくりすることにした。旅行に出

かけるくらいだから体調に不安があるとか、気分が悪いようなこともなかったと思う。

この旅行、自分で探したツアーや自分で歩くコースを設定したり、調べることも多かったの

に、やる気満々だったことが当時の資料から伺える。

一方社会情勢は、リーマンショック以来、不景気の嵐から抜け切れずバブル崩壊以降から

座っている貧乏神との共生で肝心の内需も低空飛行、デフレスパイラル。今更と思うが取

って付けたような政策『エコロジー』に名を借りただけのばらまきの一種、減税、免税などで

を買わせようとする作戦だ。車、家電品、住宅関係で省エネにつながる商品の買い替え

を奨励し景気浮揚のきっかけづくりに躍起だ。

個人的には得するからいいが、一時的な効果しかなく期間終了後には必ず、その反動はく

から企業にすればその後のことが心配だ。我が家は自動車が年末に登録から13年にな

るので、この時期にエコカーに買い替えると40万円近く減額される状況だった。この優遇は

予算が一杯になった後、追加があるのか打ち切りなのか不明だったが、政情不安で衆議院

解散、選挙になりそうで、恐らく選挙目当てに延長されるだろうとの見通しだった。

興味を持ち始めたら『年末まで待つこともない』と決心し、売れ筋プリウスより排気量の少な

ホンダのインサイトを注文した。

これから始まる食道と胃の『多重がん』との戦を前にした平成21年7月ごろの我が家の主な

事はこんなのだった。


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