食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回顧録、術後初めての水』

2013年01月28日 18時15分52秒 | 回顧録

こんなに簡単に煙草を欲しがらなくなったことが不思議で仕方がない。『吸う、吸わ

ない』は意識の問題だか、今までは意識と関係なく煙草のタイムキーパーが存在し

ており、30分くらいの間隔で『煙草を吸え』の指令を受けてきた。身体も欲しがって

いたのだろうから忠実に従っていた。8/26からの禁煙で、こんなに簡単に欲しがら

なくなり、あれほどニコチネルパッチを貼り続けた努力にどんな意味があったのか、

結果として大きな成果はなかったことを考え合わせると、当事者の私としましては語

るに語れないのでございます。

管も減り、水が解禁された。看護師さんたちの細かい指導がある訳でもなく『喉が乾

いたら、ゆっくりと飲んで下さい』術後1週間以上は経っていたから、嬉しくてコンビニ

の普通のお茶を買ってきて貰った。コップに入れて少しだけ飲もうと口に含むと、す

ごく濃い味でそれが苦味のように感じ咽て、とても呑み込めるようなものではなかった。

お茶が合わないのではないかと、癖のない番茶ならいいだろうと番茶を口にしてみる

も、味が濃すぎて飲めるようなものではないから、薄めて々、やっと飲める味になった。

水は抵抗なく飲めるしお茶は薄くすれば飲める。喉から食道、胃へと上手く下がって

いるようだった。お茶の味は徐々に慣れていき翌々日くらいには元のように復活を果

たした。飲めるようになると、食べることが次の目標になってくるが、縫合部位の確認

で異常なしにならないとOKは出ない。中心カテーテルと経口食との関係について、

どうだったかの記憶は定かではない。

最初の経口食は重湯、糊を舐めているようで食べる感覚には程遠く物足りないどころ

か、こんなものだったら要らないし欲しくないから先生に、もう少し何とかならないかと

懇願してみた。すると『調子がいいようでしたら、三分粥にしてみましょう』とあっさりグ

レードアップを認めてくれた。

三分粥は重湯に毛が生えたようなものだから、喉の通りは良くてもそれは術前と同じだ

から、もっと硬いものを食べて、治療効果を知りたかった。何も異常はないから日毎に

粥のグレードが上がり、柔らかいながら固形物も副食に付き、頂点の軟食に辿り着い

てしまった。術前に、これと同じような軟食を食べていたのに注意深くしても、食道狭窄

の進行で詰まったりし、ゲロすることで嫌悪感からの解放を得ていたが、憎々しい癌を

退治して貰ったから、今はもうその心配は必要ない。

物を食べて詰まらない、たったこれだけのことを取り戻すために、大変な試練を乗り越

えなければならなかったが、自覚症状から数えると僅か3か月ほどの期間内に凝縮され

ている。本当に、凝縮だと思う。


『ブログ本の作り方』

2013年01月28日 18時01分30秒 | 日記

ネットに載せてある『本の自作』に関する情報をパクリながら、紆余曲折の結果、私の

行き着いたベストを紹介。

 【ブログデータの準備】

Gooブログの書籍化サービスでブログ内容のPDF化までは無料でして貰えるが、ダウ

ンロードしたデータの修正ができないので、これを自作本にするのは困難。バックアッ

プ機能を使ってブログ記事をダウンロードして貰うことができる。ファイル変換の方法を

知らないので、必要なデータだけを抜き出すのが大変。

 以上の経験を踏まえ、毎日のブログはWORDで下書きしておき、それをブログ記事にコ

ペ、ブログ本用に蓄積保存している。写真は面倒だがその都度『画像の挿入』、後か

ら入れようと写真の確認のために一々、ブログを覗かなくてはならなくなる。

 1. 製本キットについて

   このキットはネットで宣伝、販売されています。これだけではなく、色々なノウハウも教

   えて貰えそうで便利だと思うが、割と高価だったので自作してしまった。これ以前は、板

   2枚で紙を挟み、『ハタガネ』という大工道具で締め付けていた。

   このキットだと挟んで紙がずれ難い。

 

2.紙の綴じ方

(1)     紙の背中を目の小さい鋸で切れ目を入れ、そこを糸でしばりつける

(2)     綴じしろの両面に小さい釘を打ち込む。もし長い場合は、先端を叩き潰す。

    (1)も作ってみたが(2)の方が頑丈な仕上がりになった 

3.背中を木工ボンドで固める

 速乾のボンドだと30分くらいで乾燥する。せっかちな人は『瞬間接着剤のゼリー

 タイプ』のものをお勧め。

4.綴じしろを製本テープで貼る。


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