野根キッチン

東洋町郷土料理『こけら寿司』の
継承と販売に熱いおばちゃんグループ

皿鉢料理ですか…懐かしいですね

2012-05-02 13:46:00 | ノンジャンル
4月28日の朝市にはお遍路さんが立ち寄り休憩されましたので、
お茶のお接待。

車で四国一周し、その後山陰へ旅行されるご夫婦も来店。
そして、東洋町の郷土料理のこけら寿司をご購入。
高知のホテルで皿鉢料理を予約してあるとの事。
奥様はとても楽しみされているご様子。


東洋町野根でも皿鉢料理は、
人の集まる時には、家庭でよく作りました。

ホテルの皿鉢のような豪華さは、なかったですが、
親戚のおじさん、おばさん、おばあちゃん、が朝早くから集まり、
こけら寿司  姿ずし 巻き寿司  野菜・山菜の煮物 羊羹 など全て手作り。

おじさんは大きな鰤をおろして、お造りに。

おばあさんは、納屋の奥にデンと座ってお寿司の係り。

おばさんは、揚げ物や自慢の山菜の煮つけ。

(子供たちは時々試食めぐり。)

お客に1枚の皿鉢です。
婚礼などの時は50枚近く、それ以上の家もあったでしょう。


酒の肴からデザートまで、
全部の料理を大きな皿鉢に綺麗に盛り付けたら完成。


そして、夜になると、宴会が始まります。

太鼓をたたいたり、踊ったり、南国土佐を♪ 歌ったり。




もう、昔の話になってしまいました。
今は、ほとんどの家が仕出し屋さんから皿鉢をとっています。




野根にあった素晴らしい皿鉢料理の文化が
消えてしまいそう。






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