梅雨の時期に咲く花と言えば一番に思い浮かべるのは紫陽花かな。そして先日のドクダミの花も。
それと忘れてならないのがクチナシの花かもしれない。 全て当社調べですがね。
一重のクチナシ、ず~~~~っと昔この辺りが田んぼだった頃から畦の斜面に自生していた名残りらしく、
今も毎年、白い花をたくさん咲かせ近づくと甘くて良い香りが優しく漂う。
子供の頃は田んぼ仕事の手伝いの合間に、クチナシの花をとって中心に細い笹を通し、
笹の両端を持って谷水にかざして、クチナシの花がクルクル回るのを面白がっていたものだ。
秋に綺麗な濃いオレンジ色になるクチナシの実、それも季節の経過と共にこんな風に枯れて、
あの美しかった実の色、形、は想像さえできないようになっていく。
そして・・・今年、新発見したオレンジ色の実の中身、殻とでも言うのかな?
こんな物が出来ているのを見つけたのだ。今まで妹たちも1度も見たことが無いと口をそろえて言う。
同じ木に5個程付いていたのだけど、これまで目にすることが無かったというのが不思議で仕方ない。
(今回探してみたけれど、他の木にはやっぱり見当たらなかった)
で、この中身を見てみようじゃないか?と殻を割って取り出した物がコレ。
種がいくつも集まっているらしいのが見て取れる。
ひと塊の状態だったものを水に浸して暫く放置した後、優しく(果肉?)部分を洗い流すと、
残ったのはこれだけの種だった。(実際の種はもっと小さいけどね)
いや~何だか面白かったと言うか・・・クチナシの花やオレンジ色の実は馴染み深いけど、
こんな殻や、その中の種まで見ることがあろうとは思わなかった。