
運命のヒト。
の
匂いは
折に触れ
目の前に
在らずとも
ふと
香るらしい
美しき
記憶の
幻臭
この頃は
ふと
『焦げた匂い』
が
鼻先を
掠めるコトがある
キッチンに
駆け寄り
火の元チェックしても
ココロ当たり無く
気になって
『焦げた匂い幻臭』
と
検索してみたら
な、なんと
『異臭症』
という
更年期障害の一種らしい
まいったな
いまでは
何でも
病名が付くんだね
日本語の奥行きが
好きだけれど
際限なき奥行きは
沼のような
畏れをもなす
『異臭症』
の
原因は
加齢
ストレス
疲労
鼻腔炎など
だそう
たしかに
年明けから
長い風邪や
花粉症の
後に
よく
感じていたっけ
此の頃は
すこぶる
調子が整ってきたので
あまり
感じていないかも・・
焦げた匂い。
に
限らず
皮脂やら
口臭やら
はたまた
自身の存在自体が
異臭を放ってやしないか
と
ふとした瞬間に
過り
怯むコトが
どんどん
増えていっている気がする
自身が好きなのに
ちょっとしたコトで
自信は擦り減る
他者との関わりが
億劫にもなるワケだ
身から出た錆び。
ならぬ
身から出た焦げ。
不安
焦燥
欺瞞
そんな
長年の
負の要素たちが
きっと
心身に
焦げつく齢
なのかも
しれない
鍋。
とは
違って
良いクレンザーは
なかなか
簡単には
手に入れられぬ
我が身の錆。
よ
先ずは
休め
先ずは
眠れ
先ずは
気を逸らせ
先ずは
角を取れ
先ずは
美しいモノに
気を向けて
先ずは
それに
相応しいモノに
整えていけ
そう
ココロを
カラダを