goo blog サービス終了のお知らせ 

させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

オトナノイリグチ

2009-10-25 00:05:24 | 日々のこと

長い長い一日を終え 

ふいに訪れた 自分時間

最近なかなか行けなかった

でも ずっと 行きたいなと思ってた場所へ

YOSAKOIの 余韻が残る夜の街を

走り抜け 天窓の灯りが 柔らかく溢れる空間

そこは バードモナミ

始めてその扉を開けたのは 確か高校生の時

すぐそばにある 体育館で

当時所属していた 新体操部の

大会前の練習を 終え

こん棒とか リボンとか ボールとか 詰め込んだリュックに

ジャージという 今思えば とんだ田舎の

上京娘みたいな いでたちで

パフェを 食べにいった そうかれこれ もう20年も前

それから社会人になり アフター5の大半を過ごした

マリクレールやELLEを読み 

自分の部屋では なかなか聴けない名盤に

耳を傾け マスターの ウィットと知性と

スパイス溢れるトークに

ふむふむと 心でメモをとるような

大人ってこんな感じかしらんって 浸っていたな

失恋した時も 二十歳の誕生日にも そこにいた

大人の入り口 そう そんな場所

今日 マスターと 話していて

最近 感じていた でも 口に出すには気恥ずかしいことを

ぽろりと こぼしてしまった

「この年になって 今更なんですけど

自分というものが なによりも 絶対と 思っていたはずなのに 

大切なヒトの 言葉や思想にガツンとやられたり

比べてもどうしようもないのに 

そのヒトの存在に ハッとして 私って ダメじゃん!

まだまだじゃん!って 素直に認めることが出来たり

あ~大人になるって こういう事かあ~って

ようやく 最近実感してるんですよね」って

マスター曰く 笑いながら

「決して 遅くないさ 妥当な年齢だよ

だって 世の中の いっぱしの 方々に比べたら

まだまだ ひよっこの部類だろうからね その年代は」

だそうな なんだか その言葉にさえ ハッとする

そして ホッとする 私でした

あの頃 そこへ 訪れる度に

胸に 抱えたモノ 心に 綴っていたコト

喜びや 悲しみ 不安や 迷いを

きっと どんな想いも受け付けてくれる

ポストみたいな その空間に 

ポトンと 落としては

誰かに 何処かに

いつか届きますようにと 願っていたのかもしれない

若かりし頃の 青春駆け込み寺 

その返事が 誰かにでもなく

何処かへでもなく 私自身に

20年の時を経て 届いてくれた気がする

この街に そして 心の中に

変わらない場所が あることを

とても 嬉しく思う

とても 幸せだなと思う

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜間営業のお知らせ | トップ | ステンドグラスと音のハーモ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日々のこと」カテゴリの最新記事