
シーズンオフの
海へ
なにかに
導かれるように
クルマを
走らせる
Eagles
の
DESPERADO
が
カーステレオから
聴こえてきた
~だれかに愛してもらうんだ
手遅れになる その前に~
歌までもが
ココロの底を
見抜いてるよう
波の音しか
聴こえて来ない
考えたいコトだけを
想い浮かべたいヒトだけを
巡らす
ひととき
靴擦ればかり
してた
スニーカーも
すっかり
馴染んだし
ましてや
砂の上を
構うコトなく
ザクザク
歩けるまでに
なったんだ
慣れるって
淋しいけど
嬉しいね
きっと
痛みも
ポケットの中の
シーグラスだけが
知っている
ずっと
大切にしてたけど
もぅ
どうにもならない
想いを
ヒトツ
砂に
埋めてきたコトを
きっと
また
訪れる頃には
角が取れて
まぁるく
なっているのかな
あんなに
大切だったけどな
バイバイ。
波の音に
掻き消されるくらい
の
小さな声で
云ってみた