
こんなにも
集まってしまった
カケラたち
海で見つけたシーグラス
山で見つけた陶器の破片や黒曜石
お気に入りの器も
誤って割ってしまったからといって
あっさり捨てるワケにはいかないので
こうして一部だけでも
手元に残している
モノを捨てられない性格ではない
筈なのにな
いつか
ワタシが元気なうちには
海へ
山へ
土へ
還しにいかねばとは想っている
其れらは
その美しい瞬間瞬間を
証明してくれる
ワタシには輝石なのかもしれないけれど
託された家人たちには
さっぱり意味が分からぬだろう

最新のお宝カケラ
は
下孫ムスメと公園に行った際
はい、どうぞ。
と
差し出された
タイルの破片
此れ以上
増やしてはいかんなぁと
苦笑いしながらも
仲間入りした
其れは
やっぱり
キラキラ輝き
ピカピカ光り
ニコニコ笑顔を授けてくれる
魔法のカケラ
なのかもしれない