オトコのヒト
には
モテませんが
ステキなオンナのヒト
には
恵まれていて
巡り合えていて
旅立ちの季節には
改めて
それに
気付かされます
赤いバッグが
とてもステキで
似合っていて
それからだったかな
テイクアウトの支度の間
ひと言ふた言
コトバを交わしていたのが
始まりだったね
仕事帰りに
忙しい合間を縫って
顔を見せてくれていた
カノジョ
時には
しばし
カウンター越しに
甘いモノで
エネルギーチャージする間
互いの環境のコトとか
話すようになって
何を優先するべきか
なんて
共通のテーマで
語り合ったりもして
ある日
「決めました!」
って
決意表明してから
旅立ちの日まで
あっという間だったね
大切なヒトのために
しばし
住み慣れた
働き慣れた
環境を
離れるコトを
決めた
カノジョの表情
曇りなく
迷いなく
澄み渡っていたっけ
いただいた
季節感溢れる
お手紙
滅多に
貰う機会ないから
うれしいな
互いに
相手に向けて
発し
話していたコトバは
互いに
自身に
沁み込ませるためだったと
カノジョとの
関わりを
振り返りながら
手紙を読んでいて
気付かされたよ
仕方ない。
とか
なんで、ワタシばかり。
とか
諦めたり
不貞腐れたら
すべてが
台無しになって
しまうから
キモチを
少しだけ
切り換えて
目線も
少しだけ
上やら
遠くやらに
うつして
いまは
恩返し
守られてきた過去。
に
支えられるであろう未来。
へ
なんて
ストン
と
納得いくまで
ココロに
理解させて
きたんだよね
あの日の
カノジョは
いつかの
ワタシ
ワタシより
うんと若い
カノジョも
ワタシにとっては
立派なセンセイ
誇るべきお手本
「行ってらっしゃい!
大切なヒト
の
笑顔のもとへ」
また
逢おうね