させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

夏の日

2014-07-19 08:19:41 | 日々のこと


空を見上げると

クジラみたいな

飛行船みたいな

雲が

ワタシ目がけて

やってきた



「ねぇ 乗せてよ」



懇願するワタシに

なんて

気にも留めず

自分の夏を

目指して

すぐ傍を

足早に

過ぎて行った



「行きたい場所は

わかってるんでしょ?」



そう云いたげに

ちらり

一瞥しながら



蝉の声


溶けた氷


扇風機の羽音



夏が 始まるね



何かが 終わるね



「キミは季節に喩えると

絶対に 夏 だね」



そう云った

あのヒトは

どんな空を

見上げているの

だろう


だれと

この夏を

見上げるの

だろう




~夏の日~ オフコース


君が僕の名前を

はじめて呼んだ夏の日

僕は君を 愛し始めてた

あの夜君は 部屋にいない

でも僕は 何もきかない

ただ君を 離せなくなっていた

誰れかの為の 君の過去は

都会のざわめきに隠して


とどけ心 明日まで

せめて秋が 終わるまで

いつも愛は 揺れてるから

心を閉じて

誰れもそこへは入れないで



「どうしても 今 これから

あの海へ 連れて行って」

やがて空は 白く明けてゆく

君の鼓動が 波のように

僕の胸に 寄せて来る


あの夏の日を 確かめたくて

車は南へと 走る


とどけ心 明日まで

せめて秋が 終わるまで

いつも愛は 揺れてるから

心を閉じて

誰れもそこへは入れないで



時よ そっと流れて

時よ 愛を試さないで

いつも愛は揺れてるから

心を閉じて

誰れもそこへは入れないで
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