すこし
成熟したら
袖を通そうと
自分の中で
決めていた
麻のシャツが
あって
期は熟したと
云えぬが
無性に
挑んでみたくなって
しまい込んでいた
モノを
引っ張りだしてみた
久しぶりに
着たいモノ
と
似合うモノ
が
重なった
奇跡よ
思い込みでも
自分の中に
達成感が
実感できた時
ヒトはまた
グンと伸びる
この季節の
草木のように
そして
嬉しいコトに
ずっと探していた
ペガサスのブローチを
そのシャツの
襟元に
見つけた時の
嬉しさったら！
寄り添い
待っていてくれたようで
二重の喜びを
与えてくれた
神話の中の
ペガサスは
勇敢だけれど
その分
気性が荒く
勇者や
英雄しか
背中に乗せない
という
幸運にも
乗れても
甘んじようモノなら
そぐわないモノとして
フリ落とすそう
あぁ
恐ろしや
自身のチカラ無さを
補ってもらうため
じゃなく
同志として
向き合わなけれは
成り立たないフタリ
とは
神話の中に
限らず
せっかくの
再会を
無にしないよう
ワタシも
ペガサスに
恥じないヒトに
ならなくちゃ
戦術も
馬術も
まだまだ
だけれど
邁進する
勢いで
空を
駆け巡る
そんな
夢も
抱きながら
胸を張って
生きよう
