考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

名前を覚える繰り返し学習

2006年04月08日 | 教育
 新年度になると、新しい生徒と接する。名前を覚えるという大仕事がある。
 なんだかんだと、生徒を待たせて並ばせる機会も多い。で、そんなとき、名簿を片手に、順に顔と名前を一致させる。

 学生時代に教えて貰った自己紹介ゲーム?だが、ユースホステルなどでよくやるらしい方法がある。
 最初の人「○○です。」次の人「○○さんの隣の××です。」その次の人「○○さんの隣の××さんの隣の△△です。」と、続けていく。だから、最後の人は大変だ。
 これを教室でやらせたこともあった。覚えようと言う気持ちがある集団だとおもしろがる。その気のない子や、何のためにするのかということがわからない子が多いと効果がない。
 
 私は、自分でこれをする。
 廊下に並んでいるとき、「○○さんね」「○○さんね、××さんね」「○○さん、××さん、△△さん」・・・・すぐに覚えられるわけがないから、繰り返す。最初の○○さんに戻って何度も繰り返す。
 と、生徒の中のいたずらっ子が、途中でわざと順番を変えて並んだりする。これ、困る。最初の記憶は定着しやすい。一生間違える危険性がある。わきあいあいする面はあるが、騒ぐのは困る。

 で、生徒集団によって、個人によって反応が2通り出る。
 私が一生懸命に覚えようとするのに興味津々、協力的に対応してくれる場合と、私があまりにも繰り返し繰り返し何度もしようとするのを、「まだやるのぉ」と呆れるような反応を見せる場合と。
 で、違いは学力差と相関する。もちろん、高い集団の方が、人の「学習状況」にも興味を示すようだ。
 一種の根気強さをどれだけ肯定するかだという気がする。

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