考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

文法の基本

2007年04月13日 | 教育
 春休み明け試験の採点をした。(諸般の事情で、採点以外でも滅法忙しい。)しかし、私が作った問題ではないが、並べ替え問題で、最大のショックは、なんで「than more often」になるんだよぉ。しかも、この間違いがそれなりにあるのだ。これまた諸般の事情で、私が教えた生徒でない生徒の答案である。

 余り勉強をしていない学年なのだが、例文集などは使っているのだ。なのに、この出来具合は、一体どういうことか。
 大体分かる。「丸暗記」で覚えただけだったのだろう。いわゆる「ごまかし勉強」だったはずである。

 比較を教えるときの大原則は、「比較級(それも比較級は一つだけ)than」「as 原級 as(ただし、最初のasは、soに変化することがある) 」「元の文を考える(He is taller than she. なら、まず、He is tall.が書けることが肝要である。)」だと思っている。(the 比較級, the 比較級の作文は、この理解がないとできっこない。)助動詞の慣用表現でも、might as well ~as なども、might as well~ ( ) に、「~より~する方がましだ」という意地悪な訳語が付いていたりすると、つられて「than」を入れたりする。が、この大原則を示せば間違わなくなる。でないと、偏差値50~55前後であっても、初学者は平気でこういった間違いをする。

 ああ、がっかり。


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