北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

杉並版事業仕分けの概要

2010年10月31日 | 日記
杉並版事業仕分けの概要が公表されました。11月14日(日)~15日(月)13:00~17:00,区議会第3・4委員会室。公開されるので誰でも傍聴可能です。仕分け対象の事業は、①コールセンターの運営,②子育て応援券,③路上喫煙対策,④緑化助成,⑤アニメ産業の育成・支援,⑥本庁土日開庁,⑦急病医療情報センター,⑧南伊豆健康学園。こうやって並べてみると、仕分け対象に選択した区の意向が透けて見えるものがあります。たとえば、子育て応援券については、鍼灸マッサージへの利用制限を前倒しにするといったことが予想され、区が実施しはじめた規制についてお墨付きを与えることになります。また、南伊豆健康学園については事業の廃止が充分に予測され、事業仕分けの決定によって反対論を抑える武器となります。区が描いているシナリオが読めてしまいます。本庁土日開庁についてはどういうシナリオが用意されているか、これはちょっと複雑そうです。この事業は「24時間365日の区役所サービス」を掲げた山田前区長の目玉政策のひとつであり、労働者の労働強化―外注化の導水路になることから、土曜議会と一体のものとして私は反対してきたものです。この事業については、民主党・田中区長にとっても推進していくべき事業だと考えていることでしょう。したがってコスト・パフォーマンスが悪いとして事業が廃止されるとは考えられないので、よりサービスを充実しつつより経費削減を図るために、ワンストップ・サービスの総合窓口=窓口労働者の多能工化→外注化を導入せよという改善提案となる可能性があります。いずれにせよ許しがたいことが強行されようとしていることはまちがいありません。それにしても、区役所HPにはいつupされたのかが不明です。HPをサーッと見ただけではわかりませんでした。重大なことをやろうとしているのに、きちんと知らせようとする姿勢が見られません。

狭山集会in大崎

2010年10月30日 | 日記


寺尾判決36ヵ年糾弾・第3次再審貫徹を掲げる狭山集会に参加してきました。台風の影響が最も大きい時間帯でしたが、予想を超える結集となっていました。帰りの電車はガラ空きでしたけどね。9/13には3者協議が行なわれているそうですが、解放同盟本部は協議の中身も開催日時も一切公表していないそうです。石川一雄さんを狭山裁判から排除して、密室の中で狭山差別裁判糾弾闘争を「司法取引」に落とし込めようとする策動を許してはなりません。階級的糾弾闘争を圧殺・解体しようとするこの動きは、国鉄「4・9」攻撃そのものです。それもそのはず、今の菅内閣には解放同盟幹部の松本龍が入閣しているんですからね。しかし、「4・9」の前に国鉄全国運動が立ちはだかっているように、東京高裁前では週1回のペースで石川一雄さんが糾弾行動に立っています。この不屈の闘いが勝利の根拠だ!集会基調の最後にはこう宣言されています。「勝利の展望は3者協議路線や取り調べの可視化にあるのではなく、石川一雄さんと一体となった労働者階級の闘いの発展の中にこそあるのだ」と。全国連本部派はあれほど3者協議による証拠開示を持ち上げていましたが、現状についてはまったくだんまりのようです。

毎週金曜日昼休み定例区役所街宣で、息子さん(私と同い歳)がJR東日本物流で働いているという女性と。

作業所・西荻館

2010年10月28日 | 日記
西荻・東京女子大の近くにある精神障害者の作業所・西荻館を、動労千葉物販と11・7労働者集会のオルグ…と来春の選挙活動のために訪問しました。西部労組交流センター・西部ユニオンの仲間と一緒に。動労千葉の組合員は鴨川まで帰る列車の時間の関係で、残念ながら同行はできませんでしたが。障害者自立支援法はここのような作業所に存亡の危機を突きつける事態を生み出しており、ここでも介護保険の制度的思想が軸となっていることがよくわかります。政府・民主党が検討している福祉総合…なんたら法とかも、その制度設計においてまったく同じものであり、まったく同じ結果を障害者に強いることになるだろうことは確実です。しかし西荻館にはこうした事態に対して、あくまで明るくはね飛ばしてやろうという意欲が満ち満ちています。リーダーの高橋さんの性格もあるのでしょうが、利用者の仲間たちとスタッフさんたちが織りあげてきた紐帯も影響していると思うんですね。配達される弁当とイブニング・ケア=夕食のために準備されていた食事のおいしそうなこと!食べることができずに残念でした。

風邪からはやや復活

2010年10月26日 | 日記

わが区議会総務財政委員会は、今日は高知市に入っている予定です。秋を探して街を歩いていたら冬に出会った…てな天候でしたが、私の風邪はやや退潮。熱も下がり、就寝中にマスクをしているのも効を奏したのか、ノドも本調子とはいかないまでもまずまずの調子です。
写真は10月23(土)の高円寺街宣。オレンジのシャツが畏友K同志には不評。

イギリスのキャメロン保守党政権が打ち出した10兆円歳出カット,49万人公務員労働者首切り,付加価値税20%の攻撃は、サッチャー政権以来の新自由主義の破綻をさらなる労働者階級への犠牲転嫁-まさしく繰り返される新自由主義で突破しようとする絶望的リフレインです。教育予算のさらなる減額も言われているらしく、サッチャー~ブレア政権によってボロボロに崩壊させられたイギリスの教育と医療(医療については、ブレア政権下で民営化のスピードは少し減速したようですが)は、もっと激しく切り捨てられていくのでしょう。これが最末期の資本主義の典型的ありようなんでしょうね。採りうるべき最後の手段が失敗しても、しかしなおその手段を強行的・暴力的に振りかざすし、さらなる破滅の淵を転がり落ちていくしかない…。労働運動発祥の地イギリスの労働者階級は、その革命的伝統を甦らせて闘いに立ちあがることでしょう。階級闘争の嵐はますます世界に拡大しています。

風邪で寝込む

2010年10月25日 | 日記
とうとう寝込むまで風邪をこじらせてしまって、今日からの予定だった行政視察を病欠してしまいました。いろいろと準備をしてもらった区議会事務局の職員の方々には申しわけない!
ボーッとした頭で読む新聞や見るTVニュースなのですが、G20の共同声明は本当に無内容です。現に円高はますます進む市場動向のようですし。トヨタは生産のより一層の海外移転を準備しているようですので、大失業攻撃はいよいよ激烈化してくるでしょう。階級闘争の爆発は本当に不可避です。イギリス保守党政権による10兆円の歳出カットと49万人の公務員労働者の首切り攻撃を見ても、階級決戦の最終局面が近づいているとの感を強くします。なんだか論旨がまとまりません。