北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

沖縄労働者階級の闘いを阻害する社民党

2010年05月27日 | 日記
「辺野古」をめぐる社民党のスタンスは、福島党首が閣僚署名を拒否する方針とあたかも「反対」姿勢を貫いているかのように見えます。確かに福島党首が仲井真・沖縄県知事にも会い、「辺野古には絶対反対」と再三にわたって表明しています。じゃあ、どのようにしたら米軍基地撤去闘争に勝利できるのか、社民党は政党(政治党派)としてその道筋をどう考えているでしょうか?その軸はあくまでも労働者の闘いにあり、基地労働者を中心にし自治体労働者・教育労働者を両翼にした沖縄労働者階級の闘いこそ、米軍基地撤去―日米安保粉砕の闘いの根底にすえられるべきものです。そしてこうした沖縄労働者階級の闘いに国鉄1047名解雇撤回闘争をはじめとした4大産別労働者の闘いが、沖縄―本土を貫いてしっかりと団結・連帯していくことが必要です。ところが社民党は、この沖縄労働者階級の最大の共闘者となるべき国鉄1047名解雇撤回闘争の絞殺を図っている張本人ではありませんか!一方ではこうして沖縄労働者階級の闘いを潰すことに直結する策動をしながら、他方で「沖縄闘争への連帯」を語るなど沖縄労働者階級の闘いに“乗っかる”こと以外の何ものでもない。いや、沖縄と本土の労働者の間に分断をもたらし、これほど沖縄労働者階級を愚弄する行為はありません。こうした党派こそ、この7月の政治的流動のなかでその正体を暴いて打倒してやらなければなりません。

山田宏・杉並区長の11年間の悪政を弾劾する

2010年05月26日 | 日記
山田区政の11年間とは何だったか?「地方行財政改革の実現」「自立した地方自治体における創意あふれる施策の実現」…etcだったのか?とんでもない!山田区政の11年間は徹底した人員削減によるコスト・カット、民営化・外注化―非正規化によって実現された「改革」であり、区職正規労働者をはじめとした区職非正規労働者・民間委託労働者の怒りと怨嗟と累々たる“屍”の上に築かれた楼閣です。資本主義体制が生み出すあらゆる矛盾をことごとく現場労働者に押しつけ、労働者の対立と分断を図って団結を破壊してその怒りと闘いを潰してきました(区職労を支配する日本共産党の山田区長に対する屈服と裏切り!)。しかもその犠牲を転嫁され続けてきた区職非正規労働者と民間委託労働者のかなりの部分は杉並区民であり、その「区民」の犠牲の上に成り立つ「行財政改革」が区民の利益であるはずがない!この構図を今度は国政に進出して全国の労働者に強いるというのですから、これほど労働者の敵として自覚的に行動している右翼ファシストも稀です。区長辞任によって、きれいさっぱり杉並区政からサヨナラさせるわけにはいきません。石もて追放する闘いをいまこそ!

山田宏・杉並区長辞職へ

2010年05月25日 | 日記
想定されていたとおり、山田宏・杉並区長は区議会議長に辞職願を提出し、今月31日の臨時区議会で承認される予定です。7/11投票予定の参院選挙との同日投票で区長選挙が施行されるようです。同時に区議会議員の補欠選挙(欠員2人)が施行される規定が公選法にはあるそうで、7/11は3つの選挙が同時に投票になる可能性が大です。この過程で誰がどの選挙の候補者になろうとも、山田区政11年の「まるごと民営化」攻撃の不当性・不正義性・反労働者性を徹底して暴露・弾劾し、民営化・外注化-非正規化が生じさせている矛盾をさらに爆発させる、とりわけ杉並区職労働者とその闘いをともにすることに全力を挙げます。6・13全国大運動集会を前後する過程で、街頭と労働現場で闘うぞ!

政治的流動化と支配構造の根底的・崩壊的危機

2010年05月24日 | 日記
沖縄米軍普天間基地をめぐる問題について、民主党・鳩山政権は最悪の(予想された!)選択をしました。辺野古新基地建設をあくまで強制する攻撃は、沖縄労働者階級の怒りと闘いにさらに油を注ぐことになります。そしてこの闘いの奔流は、社民や日共などの「反対派」の政治路線的崩壊をもハッキリさせることでしょう。7/11参院選に向けて、政治的流動化はさらに混迷を深めながら激しくなっていきます。
こうしたなか三里塚現地において、市東孝雄さんに続いて萩原富夫さんまで逮捕するというNAA(成田空港会社)・警察権力の暴挙は、日本帝国主義の国家としての支配構造がガタガタになっていることを鋭く表現しています。暴力による抑圧が本質的にいかに無力であるか、いまだに学習しない政治権力の脆弱さはあまりに明らかです。市東さん・富夫さんと現闘本部員をただちに釈放せよ!
参院選挙直前の区議会が迫っています。議長ポストをめぐって自民党2派の話し合いがつかず、常任委員の配置も決められずに難航しているようです。どう考えても参院選では自民党が主導権をとれないだろうということを、現場的によく表わしている事態と言えるのかもしれません。山田区長の日本創新党は、政治アピール的にはみんなの党の後塵を拝する宿命にあるようで、結局山田区長は党首でありながらみずからは参院選の候補になるという決断をしないで逃げを決め込むのでしょうか?創新党のスローガンは「国家の自立」「地方の自立」「個人の自立」ですが、結局は労働者人民の団結を否定することに「自立」という言葉に込められた眼目があり、それは労働者の国際連帯をも否定して戦争にさえ行き着く「国家の自立」ということでもあります。断固弾劾して打倒しなければなりません。

「動労千葉を支援する会・東京西部」結成総会

2010年05月20日 | 日記
国鉄労働者1047名解雇撤回闘争をめぐる大党派闘争を勝ちぬくことは、世界大恐慌下の闘う労働組合の再生にとって最大の課題です。それを現場から実現するために、「動労千葉を支援する会・東京西部」が結成されました。全国で5番目にできた支援する会の地区組織です。そこでの報告でもハッキリさせられたのは、国鉄千葉動力車労働組合が検修・構内業務の4/1全面外注化を完全に阻止したこと、それを5派にわたるストライキの貫徹でやりぬいたことに確信をもつということです。“わずか”400人の労働組合の闘いが、JR東日本全体の外注化=安全破壊攻撃をストップさせたのですから。しかしJR資本がそれであきらめるわけがないので、この闘いは数年ががりの大闘争です。動労千葉からの報告では、10/1実施をめぐって大攻防になるとも言われているそうです。この総会に千葉から参加してくれた平成採の青年組合員は、「モノを言わないと殺される」というJRの現場の状態のなかで、「JR東労組では何もできない」というのがすべての平成採労働者の想いであることを、みずからの体験から語ってくれました。そしてそこにはストライキで闘う動労千葉があり、「スト破りをさせないでくれ!」と再三にわたって当局に直談判してきたこと。こうした行動が平成採のJR東労組組合員に波及することを恐れた当局は、業務命令を国労組合員に出すようになったこと。しかし今度は国労からの動労千葉への加入が始まったこと。追いつめられているのはJR資本だという確信が語られました。「国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回 6・13大集会」への跳躍台は準備されました。あとは組織化あるのみです!