北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

街頭宣伝についてのあれこれ

2010年08月31日 | 日記
リンク先の某サイトで「最近とみに充実している」との評価をいただいたので、なんだか“かっこつけた”ことを書き込まなければならないんじゃないか…など、よけいなことを考えてしまいますね。
う~んとしばらく考えて…。先日荻窪駅南口で夕街宣をやっていると、私の演説を遠くでじーっと聞いている買い物帰りの60代半ばの男性がいました。ちょうど朝鮮半島をめぐる戦争の切迫をテーマにして話している時でした。「労働者が職場で団結してストライキをもって戦争協力・戦争動員を拒否すれば、戦争は1日として継続することはできない。さらに兵士として戦場に送り出された労働者が、同じ労働者同士で殺し合いなどしたくないと、国境を越えて民族や文化の違いを越えて団結したら、戦争は1秒として継続することはできない。労働者の団結こそ戦争を阻止することのできる具体的な力だ。戦争反対とか憲法9条を守ろうとか、労働者の闘いと無縁なところでいくら言ってもダメなんだ。日・韓の労働者が国際的に団結してそのような戦争阻止の行動を起こしたら、その闘いは金正日独裁体制の下で苦吟している北朝鮮の労働者の階級性を呼び覚ますし、中国共産党スターリン主義の抑圧下で闘いを始めている中国の労働者との団結も生み出されていくんだ」と演説サイクルを締めくくると、その男性は拳を突き上げて(いわゆる「天こぶ」ポーズですね)私の演説に応え、スタスタと歩き去っていきました。ちょっと感動しました!戦争の危機と同時に、どうすればその戦争をストップさせることができるのか、これを具体的に指し示すことの重要性と納得性を感じることができました。
また、先日荻窪駅北西口で朝ビラをしていると、小学校4年生ぐらいの女の子がちょこんと前に立ち止まり、「私も北島です!」とかわいくニッコリと笑いかけてくれました…朝ビラの時は名前看板を立て、「おはようございます!北島です」と声をかけているのです。その子は「今から塾へ行くところなの」と言って、「お父さんかお母さんに渡してね」と言って差し出したビラを大事そうにカバンにしまい、「うん!」と元気よく駅の階段をかけ上がっていきました。
街頭宣伝をうまずたゆまず数をこなしていると、いろいろと感動的でおもしろいことに出会うことができますね。

51歳の誕生日

2010年08月29日 | 日記
「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の会合に参加しました。戦争切迫情勢のなかで、いよいよ本格的で大衆的な反戦闘争の高揚が不可欠であること、その基盤には国鉄4・9政治和解と闘う11月労働者集会への1万人決起を実現する労働組合運動の甦りがどうしても必要であること、百万人署名運動こそまずその先頭で旗を振る役割をもっていることが確認されたと思います。財政問題など課題は山積ですが、戦争を阻止することのできる具体的力を形成しつつあることに確信をもってがんばりましょう!

51歳の誕生日です。なかなか成長しませんね。三里塚の産直無農薬野菜を使って、妻が夕飯をつくってくれました。

民主党代表選と議会制民主主義の崩壊

2010年08月28日 | 日記
民主党代表選に小沢前幹事長が出馬する事態は、国会とその周辺における動向と労働者人民の想いとの間にとてつもない隔絶が存在していることを示しています。もちろん議会制民主主義は資本の支配をいかに貫徹していくかのみを目的とする政治制度であり、労働者人民の感覚とはかけ離れたところで議会が運営されることになるのは本質的性格としてあります。しかし、今の日本の政治状況を見ていると、そうした“イチジクの葉”さえかなぐり捨てるしかない余裕のなさ、危機の深さが明らかです。自民党政権から民主党政権に移るなかで、それは一気に加速しています。労働者人民が職場生産点・生活現場から“反乱”を起こす絶好のチャンスですね!

51歳の誕生日(8/29)を迎えて、Y夫人から贈っていただきました。年齢が加算されるのは、法律上は誕生日前日の午前0時だって知ってました?

徳島刑務所で獄中闘争を闘う星野文昭さんのもとへ

2010年08月27日 | 日記

自治労大会2日目の宣伝活動をギリギリまで行なって、JALで東京に帰ってきました。
昨日は大会での朝・昼の宣伝活動の後、無実の星野文昭さんが36年の獄中闘争を闘っている徳島刑務所に行ってきました。刑務所当局はいったんは許可した友人面会をことごとく妨害しており、今日はそれでも獄壁をのりこえる闘いとして30人近くの仲間で差し入れ行動をやりました。私は島原の乱を描いた「出星前夜」という本を差し入れました。星野さんの気分転換にでもなればよいのですが…。刑務所の民営化・外注化も激しく進んでいるようで、面会・差し入れの受付は民間の警備会社の労働者が行ない、差し入れの受理は「派遣センター」だかいうこれまた民間の(たぶん?)労働者が担っています。写真は徳島刑務所の入口で(いわゆる“塀”の前での写真撮影は許可されないそうです)。猛暑の炎天下での宣伝活動の後なので、妻は疲れ果てた顔です。

自治労大会での委員長発言

2010年08月26日 | 日記
自治労大会が始まり、全国から4000人とも言われる代議員・傍聴者が会場であるアスティ徳島に集まってきます。私は全国労働組合交流センター自治体労働者部会の一員として、続々来場する自治労組合員へのビラまき・宣伝活動に参加しました。自治労大会には毎年参加していますが、今年はいわゆる隔年大会のために規模は小さいのですが、組合員のビラの受け取りや反応はとてもよい!国鉄全国運動の署名はどんどん集まりますし、『前進』も予想以上に売れています。
傍聴に入った仲間からの報告では、徳永委員長は冒頭の挨拶のなかで、「非正規職について認識を基本的に改める。正規・非正規の均等待遇実現のために踏み込んだ取り組みを進める。正規・非正規の賃金シェアに取り組み、人勧の削減原資を非正規に配分する」と述べました。つまり、正規労働者の賃下げをあらかじめ容認して、そのカット分を非正規労働者の賃金に上乗せするという考えです。しかし!正規労働者による賃上げの闘いなくして、どうして非正規労働者の賃上げを勝ちとることができるでしょうか?人事院勧告制度による賃金決定に闘う姿勢はまったくありません(あたかも「自然災害」に対するかのような態度です)。正規労働者が国家権力・自治体権力と闘わなくて、どうして非正規労働者との分断をのりこえて団結できるでしょうか!そもそも、すでに行政事業の半分以上を非正規労働者・委託労働者が担っている現状は、自治労が民営化・外注化・非正規化の攻撃と闘うことができなかったから生み出されたものです。こんな挨拶をして平然としている委員長を推し頂いている労働組合など、その根本から転覆させなければなりません。