北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

東京西部ユニオン-アメリカン・アパレル分会長への解雇通告を弾劾する

2013年02月26日 | 日記
東京西部ユニオン-アメリカン・アパレル分会のS分会長に対して、会社は団体交渉の場で3/31で解雇するとの通告を行なってきました。許しがたい!しかもその理由というのが、昨年の夏に解雇撤回せざるをえなかった時に、解雇の理由としてあげてきたワーニング(警告)を再度持ち出してきているのですから、まったく不当なものです。この点を団体交渉でゴリゴリ追求すると、突如として「現場のマネジャーから(S分会長の勤務状況について)フィードバックを受けているから」と主張し始めるものの、そのフィードバックの具体的内容を開示しない。さらに驚くべきことに、3/31で契約更新しないのは全社で2人しかいないのです。そのうちひとりはしばらく連絡が取れていない男性だというのですから、実質的にS分会長のみが首を切られる。これって明白な不当労働行為-不利益取扱いです。また、この3~4月には新規採用の予定があるというのですから、ますます解雇に合理的理由がありません。
職場では、S分会長の解雇反対署名が続々と集まっています。あまりに理不尽な会社の解雇は、法的にもきわめて脆弱な攻撃でしかありませんが、勝利への核心は団結の強化・拡大です。がんばろう!

日米首脳会談の虚妄

2013年02月25日 | 日記
今回開催された日米首脳会談はその内容以前に、その取り扱われようにちょっと異様なものがありました。日本とアメリカのメディアにおいて。「日米同盟の絆を回復した」「TPP交渉参加にあたって、『聖域なき関税撤廃を前提としない』と確認した」などと、日本のマスメディアは報じています。しかし、アメリカにおいては日米首脳会談の内容を取材しようという姿勢はまったくなく、「財政の崖」をオバマ大統領がどう切り抜けようとしているかを探るのに終始していたといいます。この状況には、「アベノミクス」とひとり合点に浮かれ騒いでいるムードと同様に、日米首脳会談の内容を自分に都合のいいように歪曲してアナウンスしている安倍晋三=安倍政権の姿を見ることができます。
TPP問題について言えば、「聖域なき関税撤廃」を承認することが交渉参加の条件であれば、それは「交渉」ではありません。承認して協定に参加するか、否認して協定から排除されるかしかありません。アメリカは日本をTPPに引きずり込むことが第一に必要なことであり、それによって中国排除の経済的包囲網をつくることにねらいがあります。交渉それ自体は徹底して争闘戦的に行なわれるでしょうが、結果としてアメリカのねらいどおりの関税撤廃が実現されればよいわけです。しかしこの日米争闘戦は、アメリカが構想するように簡単には進んでいかない。確かに日本資本は脱落資本と化しつつありますが、アメリカ資本総体がそれほど“強靱”でないことは、リーマンショックを見るまでもなく明らかなのですから。ただし、TPPそのものは労働者階級人民の敵対物以外の何ものでもありません。たとえば労働分野。この点で日米資本に何の利害対立もなく、労働分野における文字どおり「聖域なき規制撤廃」が行なわれることになります。絶対に阻止しよう!

橋下打倒大阪闘争

2013年02月24日 | 日記
昨年9月に続いて、大阪市役所前での集会と御堂筋デモが取り組まれ、早朝からの強行軍でしたが参加してきました。大阪の自治体労働者や教育労働者の発言を聞いていると、大阪市長・橋下徹の民営化・外注化・非正規化攻撃の凄まじさと同時に、この攻撃に対する全人民的な怒りの結集は可能だという確信がもてます。そう思えるのは、断固として橋下打倒の声をあげている労働者が存在している事実があるからです。橋下=維新の会にしても、大阪市労連―体制内労働組合にしても、その存在はとりあえず巨大ですが、なんら恐るに足らず…です!御堂筋デモは、直線でゆったりした道幅で沿道の反応もよくて、とにかく気持ちがいい!


広島・大阪キャラバンを続けている鈴コンも登場。


道頓堀―戎橋。

東京西部ユニオン-アメリカン・アパレル分会第3回団体交渉

2013年02月20日 | 日記
ずるずると会社が引き延ばしてきた団体交渉を、都労委への不当労働行為救済申し立てと社前闘争の力で実現させました。最大の課題であった3/31雇い止めを阻止し、契約更新を約束させることはできませんでしたが、この件について緊急に団交を開催させることを具体的にかちとりました。正念場です。今回の団交によって組合員拡大の具体的な展望をつくりあげたことは、「3/31」をめぐる会社との攻防にとってきわめて重要な成果でした。オンライン(ネット通販)の正社員スタッフが、就業規則変更に伴って退職勧奨を受けていることについても追及し、「解雇するつもりはない」と回答させたことも重要です。来週の団交は予断を許さないシビアなものになりそうですが、あくまでも組合がイニシアティブをとって攻勢的に闘うことで突破していこう!

三里塚・市東農地裁判

2013年02月18日 | 日記
成田空港会社(NAA)が仕掛けてきた市東農地強奪裁判もいよいよ大詰めを迎え、今日は市東孝雄さん本人の証言となりました。午前中から集会・デモ-裁判所包囲行動(人間の鎖)-傍聴闘争-デモ・リレートークと、氷雨の中をやりぬきました。


この裁判は、三里塚闘争の本質-国家権力の正体をよく象徴しています。国家権力は国策遂行のためには、違法・無法、虚偽とペテン、そして暴力のかぎりを尽くすということです。この国家権力と半世紀にわたって闘ってきたのが三里塚反対同盟であり、三里塚闘争です。「暴力を容認することは是か非か」なんて観念論議は吹っ飛んでしまいます。3・11以後の反原発闘争も、こうした本質に直面しつつあるのではないでしょうか。