北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

風邪をひいて熱が出てきた

2010年10月24日 | 日記
秋雨が続くなかで、ちょっと風邪をひいてしまったようです。朝夕の街頭宣伝はなんとか続けていますが、のどの痛みがきつくなっています。熱も出てきました。11・7労働者集会を目前にして、こんなことではイカン…のですが!
職場オルグはやはり忍耐が必要な活動で、そうそう“好反応”が出てくるわけではありません。そのうえについついこちら側からしゃべってばかりで、相手の話を引き出すことに成功しないことが間々あります。オルグ力(りょく)はコミュニケーション力(りょく…カタカナと「力」の漢字が並んでいると、ちょっとわかりにくいです)の問題ですね。金曜日からは戸別オルグと職場オルグをかけあわせて、文字どおりの地域オルグに挑戦しています。これは簡単なようで難しい活動なのです。やはり、在宅している支持者オルグと初めて訪問するような職場オルグは当然構えが違うわけで、その切り替えが意外に難しい。職場オルグには時間がかかることから、訪問件数がひとつの指標となる戸別オルグとのパターンの違いもあるからです。しかし考えてみると、戸別オルグの途中に区関連職場があるにもかかわらず、そこを素通りしていくのはもったいない!そしていざやってみると、これがいわゆる“気分転換”になってエネルギー増加になるんです。何事もまず実践だ!
やっぱり熱が出てきました。休息します。
写真は土曜日の高円寺街宣で出会ったチンドン屋さん。

保育園前でのビラまきは楽しい

2010年10月21日 | 日記
午前中から昼休みにかけて東京西部ユニオン青年部MMと杉並区関連の職場をまわって、動労千葉物販,11・7労働者集会,自治体関連・福祉分野分会加入のオルグ活動をした後、夕方からは天沼保育園前での民営化に反対するビラまき・署名活動に立ちました。用意した50枚のビラは予定時間前に配布し終わり、署名も3筆集まりました。思いもよらず支持者の方がこの保育園の保護者であったり、退勤する保育士さんもお迎えの保護者の方もほぼ全員がビラを受け取ってくれ、とても楽しい宣伝活動になりました。この活動は本当に継続して続けよう!

裁判員反対集会

2010年10月20日 | 日記
弁護士会館で開かれた裁判員制度反対集会に参加してきました。裁判員制度が日々の新聞報道とはまったくその様相を異にして、いまや破綻に瀕していることが裁判実務の面からよくわかりました。裁判員裁判に係る2000件の起訴事件のうち900件しか処理されていない(裁判が始まっていない)現実は、次の1年にはさらに1100件の裁判が開かれないまま加えられて滞留していく=「被告人が迅速な裁判を受ける権利」(最高裁判所が常に言挙げして「司法改革」の錦の御旗にしてきた憲法条項!)が奪われ続けていくのです。映画監督の高橋伴明氏のビデオインタビューも上映され、映画ファンとしても「おっ!」と。

メイン講演の池田浩士氏(京都大学名誉教授)「ファシズムは市民参加で!―ボランティアから裁判員まで」は、ボランティアと社会参加がナチスの労働者動員の核心であったことを突き出し、それは現在の民主党政治における「新しい公共」論そのものであることを明確に浮き彫りにしていました。戦慄せよ!

「子ども子育て新システム」との対決始める

2010年10月19日 | 日記
「(保育園)待機児童ゼロ特命チーム」事務局長に、あの村木厚子内閣府政策統括官が就任するとの新聞報道がありました。この人事はすなわち、民主党政権が推進しようとしている「子ども子育て新システム」の責任者であるということを明らかにするものでもあります。彼女は障害者自立支援法立案の責任者であったとのことですが、とうとう保育制度まで介護保険制度と同じシステムに投げ込んで保育労働者30万人の首切りをしようというのですから、失敗の轍を再び踏んでいく許しがたい政策です。
杉並区においても保育園の指定管理者制度による民間委託は4園ありますが、安全崩壊で民間委託が遅々として進まない現状があります。その事態を一気に突破しようとするのが「子ども子育て新システム」で、ある意味で「道州制の実験場」とも言える攻撃です。しかし、民主党政権に成算があるわけではまったくありません。保育労働者が現場から民営化絶対反対で怒りの闘いに立ち上がったら、それは必ず同じ労働者である保護者の共闘を生み出し、この新システムは計画段階で破綻を来してしまうでしょう。その闘いを訴えるために、保育園前でのビラまきと署名の宣伝活動を始めました。まずは自宅近所の上荻保育園から。妻と2人で1時間門前に立ちましたが、用意していたビラはすべて受け取ってもらいました。帰宅する保育労働者数人にも手渡すことができました。他区で保育労働者をしている友人も息子のお迎えに来て、記念すべき第1号署名者になってくれました…感激!この闘い、粘り強く継続したら必ず何かが生み出されるだろうという確信をもちました。東京西部労組交流センターの仲間たち、東京西部ユニオンの仲間たち、一緒にやろう!

中国における「反日デモ」について

2010年10月18日 | 日記
昨日今日と読売新聞朝刊では、中国における「反日デモ」についての記事がトップでした。また反中国の敵愾心・排外主義を煽り立てる意図に満ち満ちた記事の仕立てだと思いましたが、解説面ではそうした論調の満展開とはいかない実態が明らかにされていました。この反日デモが胡政権=共産党政権に対する批判に転化することを中国共産党政権は警戒しているというコメントで記事は締められていました。この「反日デモ」は中国共産党政権に対する労働者の怒り・不満の噴出としてあることはまちがいありません。古今東西を問わず労働者人民はしたたかで、時の権力者に対する批判を様々な形でかわしつつも表現してきました。かつて日本の人民大衆も、赤穂浪士の決起に対する幕府の処断についての不満を、室町幕府時代に設定した「仮名手本忠臣蔵」によって表現し続けてきました。この感覚をしっかりとつかむことは大切ですね。