北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

支配階級の分裂的混迷

2013年09月30日 | 日記
米議会では連邦予算案についての上下院の合意がまとまらず、明日から政府機関の閉鎖が18年ぶりに始まるようです。国立公園の管理事務所などから始まるとのことですが、オバマ政権の危機の深さは底なしです。それはまた、こうした事態を生起させざるをえない、アメリカ支配階級の分裂的混迷の激しさであり、アメリカ帝国主義が文字どおり“崖”っぷちにあることの衝撃的現われです。
日本においても、状況はアメリカと大同小異…というかより深いものがあります。「アベノミクスの順調な進展」「東京オリンピックの招致成功」といったことの内実はどうかって問題です。産業競争力会議では、「解雇ルールの明確化」=解雇自由、「労働時間規制の弾力化」=ホワイトカラー・エグゼンプションをはじめとした時間外労働概念の撤廃など、新自由主義者たる民間委員の主張に対して、厚生労働省が反対して報告書の取りまとめが先のばしされたとか。新自由主義の矛盾が爆発しています。
いまこそ闘う労働運動の存在が希求されています。

新国鉄10万人署名―キターッ!

2013年09月29日 | 日記
昨日に引き続き、新国鉄10万人署名を阿佐ヶ谷駅前で1時間半。署名隊は4人で88筆、11.3労働者集会チケット2枚!「JR北海道の事態は国鉄分割・民営化が元凶だ。国鉄を分割・民営化して何がよかったの?」こちらが黙っていても、ビラを受け取る人の方から言ってきます。30年近くにわたって労働運動の原則を曲げずに闘い続けてきたがゆえに、ついに「キターッ!」と実感できる主体的根拠があるってことですよね。JR北海道情勢などによって、たまたま浮上したごときものじゃまったくありません。


今日の国鉄署名街宣は、星野再審街宣とのダブルヘッダー。合計正味3時間は疲れました!

新国鉄署名スタート

2013年09月28日 | 日記
解雇撤回・JR 復帰判決を求める最高裁宛の新署名運動が呼びかけられました。さっそく荻窪駅で街頭署名。JR北海道―JR四国と続く安全放棄問題もあり、反応は早いです。労働者の解雇も安全崩壊もその根元が国鉄分割・民営化にあること、原発事故も根は同じであることなど、スーッと入っていきます。この署名は“使い”だな。


三里塚の無農薬キュウリとカニ風味かまぼこを、わさびマヨネーズ和えで。

9/25動労千葉鉄建公団訴訟に反動判決

2013年09月27日 | 日記
先日9/25、26年前の国鉄分割・民営化によって解雇された1047人の解雇撤回を求める訴訟で、国鉄千葉動力車労働組合に関わる東京高裁判決がありました。東京高裁・難波裁判長は、当時の国鉄当局の不当労働行為を認定しながらも、それがJRの採用・不採用を当然に規定するものではないとして、慰謝料のみ認めて解雇撤回・JR復帰を認めませんでした。まさしく、最初から結論ありきで屁理屈をこねた判決です。しかし、裁判所がいくら擁護しようとも、国鉄分割・民営化=国鉄改革法が労働組合(組合員)の絶対反対の闘いによって、崖っぷちまで追い詰められていることを証しています。最高裁闘争に向けて、新たな署名運動が提起されました。職場・地域・街頭で、どんどん署名を広げていきましょう!

東京西部ユニオン―アメリカン・アパレル分会の東京都労働委員会闘争。調査も大詰め。会社への最終的な大反論を叩きつけてやらなければなりません。労働委員会闘争ではやや“壁”にぶつかっているように思わされていましたが、新たなファイトが湧いてきたぞ!


森川文人弁護士も補佐人(!)として参加。

特定秘密保護法案のねらい

2013年09月26日 | 日記
タレント藤原紀香が、ネットなどで公然と反対姿勢を明らかにしている特定秘密保護法案。その影響があってかどうか、パブリックコメントでも反対意見が過半数を超えているとも言われています。政府もこうした状況に追い詰められ、「報道の自由には十分に配慮」とすることで、与党・公明党の賛同を得ようと必死です。当の新聞などは、「国民の知る権利を明記しなかった」という“批判”をしています。しかし問題は、表現の自由に関わる事柄について、国家権力がどうのこうのと介入してくること自体、絶対に許してはならないということです。安倍政権のこの攻撃それ自体が、明確な改憲攻撃だととらえて、断固反対の声を大きくしていく必要がありますね。


すばらしい秋空!