政務調査費に関わる監査結果を受けて、区長から１６万円余（実際の請求額は、超過支出があるので８万円余）の返還命令が出されました。返還命令が出たのは私ひとりとのことです。きわめて不当な監査結果であり、命令であるので、断固闘う決意です。この件についての経過と見解は、すみやかに明らかにしていきます。
昨日は政務調査費の監査＝返還について、区長室長・総務課長に呼び出されたわけですが、今日は区議会議長に呼び出されました。初めて議長室に入りましたよ。用件は私が本会議場でネクタイを着用していない件（委員会では夏季はいわゆる「クールビズ」です）と、議員バッジを着用していない件について、議会規則に反しているということで注意を受けたのです。議会の“品位”を保持するための規定であり、そんな“品位”なるものが仮にあるとしても、それは議員の実践の中身によってしか生み出されないものであって、服装によって保障されるものではないと思うのです。また、そんなものは1つの尺度で計れるようなものではなく、そうした規制に議員の活動スタイルを押し込めてしまうことは、議員活動の抑圧にしかなりませんよ。
以前にもこのブログで話題にしたことがありますが、政務調査費に関わる監査の結果が出て、「すぎなみ未来ＢＯＸ」というビラの制作費を政務調査費―広報費として支出しているのは一部不当な支出だということで、１６万円余の返還をするようにということになっていました。私としては、この監査結果及び監査請求の趣旨そのものに異議があるので、断固自主返還を拒否しているところです。これがまた、返還を拒否しているのは私一人だけらしく、７月末…明日か明後日に区長から返還命令が出され、それに従わないと区長が返還を求めて提訴するというのです！ひさしぶりに“被告席”に座らされることになりそうです。毅然と闘って、監査結果の不当性にとどまらず、いわゆるオンブズ運動の非階級性＝反動性についても徹底的に弾劾していくつもりです。
中田宏・横浜市長が辞職を表明し、８月総選挙には立候補しないものの、秋には新たな政治グループの旗揚げを考えているとの報道がありました。実は１０日ぐらい前にあるところで、「山田区長は来年４月に辞職して、その夏にある参議院選挙に立候補する」という噂話を聞いていたのです。パズルのピースがピタリとはまったようですね。これは明らかに道州制推進の“突撃隊”づくりであり、そのバックに松下政経塾＝パナソニックが資本としてつくということです。いずれにせよ、“政治の季節”の嵐がますます強くなりそうです。
８／１２に教科書採択を審議する教育委員会の日程が確定して、今日はその直前最後の区議会文教委員会です。しかし！教科書採択に関わる議題は一切ありません。今日の主要議題は、区立幼稚園の改革方針について、学校第三者診断について（いわゆる「外部監査」ですね）でした。それぞれ重要な問題ではあるので、それなりに問題点を追及したつもりです。ただ、それで終わるわけにはいかないので（委員会のルールでは、議題とされていない質疑については、区当局は回答する義務はありません）、なぜ教科書採択の手続過程が議会に報告されないのか、教育委員会でこう決定しましたということだけが議会に報告されるだけでよいのか、この点について弾劾の意見をつけ加えて述べておきました。もとより、よく言われる「議会の軽視」といった権威主義的な観点から批判するものではありませんが、より多くの意見が教科書採択に反映されるように努力することは、区の教育に関与する人間の責任ではないでしょうかね。