北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

ビキニデー集会

2010年02月28日 | 日記
杉並で毎年開催してきた3・1ビキニデー集会ですが、今年も杉並産業商工会館にビキニ事件の被災者である大石又七さん(第五福竜丸元乗組員)を迎えて開催されました。核開発=核武装をめぐる状況も、福井の高速増殖炉もんじゅの14年ぶりの運転再開策動や沖縄を焦点にする米中日の激しい争闘戦の深まりなど、めまぐるしく動いています。そうした意味からも今年のビキニデー集会は、例年以上に8・6-8・9反戦反核闘争を―これは国鉄・三里塚・沖縄・法政大・改憲闘争を貫く闘いです―大爆発させる第1歩を踏み出すものになりました。私たちに要請される課題は大きく、私たちの主体的力量はそれに比較していまだ小さいものですが、とにかく前へ前へと進むのみです。
今年の集会で特に印象深かったのは、共同通信の記者であった土井淑平さんの特別報告でした。人形峠のウラン採掘による労働者と地域住民の被曝問題を、アメリカ先住民の被曝問題と絡めて報告してもらいました。私の勉強不足もあって初めて問題意識をもつことになった事態もあり、とても新鮮に報告を聞くことができました。あまりに知らないことが多すぎる!

高校無償化から朝鮮高校を排除か?

2010年02月26日 | 日記
高校無償化から朝鮮高校を排除する動きについて、朝鮮第9初級学校がある杉並で活動する人間として、絶対に許してはならないと思っています。初級学校の関係者の方々の議会に対する働きかけも始まり、もっともっと広範な日本労働者階級の声が必要です。鳩山首相は発言の修正をするなど動揺を示していますが、民主党政権がもつ最も醜悪な排外主義がよく表現されている事態です。「民主党の中にも意見の分岐がある」などと考えるのはまちがいです。「外交関係がなく朝鮮高校における課程内容が不明なので、高校教育として認定できるかどうかわからない」などと文部科学省はふざけたことを言っています。しかし朝鮮学校は様々なレベルで学校公開をしており、「その内容が不明」などと言うこと自体がためにするものでしかありません。官僚としての「不明」をこそ恥じよ!

法政大入試情宣で「威力業務妨害」として逮捕されていた6人の学生が、23日間の完全黙秘・非転向の闘いを貫徹してついに奪還されました!都政を革新する会旗びらきでアピールしてくれたM君の釈放が遅れていたので「もしや!?」などとも思っていましたが、大トリで奪還されました。全学連と法政大(受験生)との合流に対する大学当局・警察権力の恐怖ということがあると思いますが、もうひとつ、3・4訪米闘争に象徴される国際連帯の闘いへの根源的恐怖がそこにはありますね。

三里塚現地闘争本部裁判判決公判

2010年02月25日 | 日記
千葉中央公園結集の千葉地裁包囲デモに参加しました。
この裁判がねらっている現闘本部撤去と、空港敷地内で闘う市東孝雄さんの農地強奪の企みは、まったく一体の攻撃です。成田市による市道廃道=新たな誘導路建設計画も、営農破壊にとどまらず市東さんの農地そのものを強奪することによって、帝国主義国家権力の国策遂行を成し遂げようとする絶望的な攻撃です。まさしく絶望的です!日本帝国主義の航空政策が戦略的に破綻していることは、JALの経営破綻に端的に現われていますから。三里塚闘争はその原則的な闘いに螺旋的に回帰しました。「一切の話し合い拒否。農地死守・実力闘争!」です。
この攻撃の先頭に政府権力者として立っているのが、社民党代議士である辻元清美国土交通副大臣です。昨日、国鉄1047名闘争を最期的仁絞殺する与党3党+公明党の“解決案”を提示した責任者も、他ならぬ辻元副大臣ではありませんか!帝国主義が危機に陥っている時、必ず国鉄と三里塚に攻撃が仕掛けられてくるというのは本当です。こうした情勢にあって、三里塚闘争と国鉄千葉動力車労働組合のストライキ闘争が存在することの勝利性に確信をもちましょう!

区議会文教委員会-小中一貫校(施設一体型)設置計画案

2010年02月23日 | 日記
区議会第1回定例会は常任委員会・特別委員会の審議に入り、今日は私の所属する文教委員会が開かれました。区費教員(杉並独自の教員養成機関=師範館出身の教員です)の労働時間を15分短縮する議案審査もあったのですが、和泉中・和泉小・新泉小を施設一体型の小中一貫校とする計画案(5年後に開校予定)が質疑の中心になりました。品川方式を杉並にも導入する計画なのですが、まず導入ありきの計画であり、教育委員会事務局の説明を聞いても肝心のところで説得力がありません。この3校ではもう5年も小中連携教育を先行実施してきているのですが、顕著に現われている小学生の進学動向は、小中連携している和泉中ではなく私立中学校に進学させる保護者が多数いるということです。施設一体型小中一貫校にすることでこうした動向に歯止めがかかるかと言えば、ますます拍車がかかるのではないでしょうか。小中一貫で私立中学受験に有利と考える保護者が殺到し、小学部が終わればさっさと私立中学に行く…こんな情景が目に浮かんできます。保護者の所得が低くても、誰でも地域の公立学校でしっかりと勉強することができることとそ、義務教育=公教育が果たすべき役割だと思うのです。

議員の一般質問を“業績評価”?

2010年02月22日 | 日記
今日の新聞を見ていると、熊本県五木村議会で議員報酬の20%を業績評価によって決定することにした、との記事がありました。その業績評価の対象は、なんと議員が議会で行なう一般質問だというのですから驚きです。誰がどのような基準で評価するというのでしょう。議場の演壇で革命を宣伝するような一般質問は、必ず最低ランクに評価されることだけは確実です。もとより、私などは報酬目あてに議員をしているわけではありませんから、たとえどのように評価されようが、労働者階級が闘いに奮い立つ議会活動ができればそれでいいのです。そうそう、似たようなことに政務調査費問題もありました、今もありますが…。しかし、くだらないことを考える奴がいるものですね。