北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「1143」の呪縛

2013年05月23日 | 日記
いや~!ブログ更新をすっかりサボってしまいました。政治や社会をあれこれ解釈するより、その根底からの変革のために行動することの方がおもしろい…ってところですかね。
日経平均株価が▼1143円となり、これまた大変な大騒ぎでした。「投資ファンドによる利益確定のための売り」とか、「日本の景気回復への期待は薄らいでいない」とか、「中国の経済指標が悪い数値であった」とか、エコノミストや政府関係者が好きなことを言っていました。それぞれの要素はあるのでしょうが、少なくともその「調整局面」が▼1143円というパニック的痙攣として引き起こされていることに、バブルの脆さを見るべきではないでしょうか。そもそも何の経済的実態もないバブルに、何を基準にして「調整」が可能なのでしょうか?意味不明!

アメリカン・アパレル分会がLA本社社長=ダヴ・チャーニーと面談

2013年05月14日 | 日記
ダヴ・チャーニー社長が訪日して、アメリカン・アパレル代官山店のシステム改変についてのスタッフ説明会に来るというので、分会としても呼びかけて集まることにしました。それとしては業務説明会なのですが、それが終わった後に分会とダヴ&セクレタリィで若干話しをすることができました。組合ができたこと、そのS分会長を解雇したこと、キャサリンはほとんどダヴに報告してはいませんでした。ダヴは明朝アメリカに帰国するので、セクレタリィに経緯を説明する文書を渡すことになりました。それを読んだ結果は…推して知るべしですが、楔を打ち込んだだけでも意味はありました。そこで判明した事実に、都労委から「S分会長の契約を、係争中だから2ヵ月ぐらい延長するとかはできないのか?」という問いに、「本社に確認したがダメだった」と回答していましたが、それはまったくのウソで、本社にはまったく確認を取っていなかったことが明らかになりました。やっぱりキャサリンは許せん!

橋下暴言を許すな

2013年05月13日 | 日記
橋下・日本維新の会共同代表の「軍隊慰安婦」に関する暴言は、たんにデタラメな歴史認識を垂れ流したというだけでなく、靖国参拝などでガタガタになっている安倍政権のアジア外交(これはアメリカ外交にも直結しています!)を、「右」から粉砕的に清算していこうという攻撃です。しかも、在沖縄米軍に風俗業の活用を「進言」するなど、性の商品化や売買春の容認・推奨をしているわけです。これが自治体行政のトップの心情だというのですから、ほんとうに許しがたい!「合法的に認められているわけだから…」などと言い訳しているようですが、合法の装いの裏でやられていることを認識して言っていたに決まってる!橋下という男、ほんとうに言い訳の多い卑劣漢です。日本維新の会の支持率が低下していることに焦っているのでしょうが、ただちに打倒してやらなければなりません。

反合理化・運転保安闘争の路線的発展とは何だろうか

2013年05月08日 | 日記
合理化に反対して仕事(職場)の安全確立のために闘う…というふうに、反合理化・運転保安闘争を現象的にとらえてしまうと、国鉄千葉動力車労働組合の闘いをいかに自分の職場闘争に応用していくかという理解に陥り、その闘いの路線的意味を見失っていく危惧が生じます。ここは論理的に言おうとするとかなり難しい。誤解を恐れずにザックリ展開すると、「この職場を動かしているのは自分たちだ!」という現実を、名実ともに確立していく闘いだってことじゃないでしょうか。団結した労働者による職場支配権の掌握がないかぎり、運転保安―安全確立なんてありえません。事故(ミス)を起こす危険があったら、その仕事に関わる人員を増やす、スピードを落とす、いったん立ち止まる、もう一度やり直す…こうしたことが労働者の団結をもとにしてできる職場をつくりあげる闘いの渦中で、労働者としての誇りをとりもどすことができるし、階級性を奪い返すことができるのだと思うのです。そしてこうした職場の実現―闘いの勝利は、資本主義システムの労働者支配―職場支配とは真っ向から対立します。資本の合理化に反対する闘いと同じように。だからここで勝利しようと考えるなら、「労働運動で革命を!」の思想が必要だし、革命党と階級的労働組合の一体的建設が必要だってことです。
東京西部ユニオン―アメリカン・アパレル分会の仲間たちが話し合っているのを聞きながら、そこで話されていることの本質は何だろうかなど思いながら、こんなことを考えていました。

東京都議会議員選挙が近づいてきた

2013年05月02日 | 日記
東京都議会議員選挙(6/14告示―6/23投票)が近づき、立候補予定者のポスターも出揃ってきました(私が目にしていないのは、みんなの党・Y予定候補のみ)。自宅ポストにも何種類かの選挙リーフレットが入っています。しかし、これほど盛り上がらない都議選もないのではないか…といった印象を強く受けます。世界大恐慌下で脱落・日本帝国主義の象徴である東京の都議選、「3.11」後初めての都議選、国政選挙直前の都議選…でありながら、この低調ぶりの原因は何か?一言で言えば、猪瀬都政への評価(プラスもマイナスも!)が、どの予定候補の言説にも明確に表われていません。それは石原都政についての総括がないということでもあります。猪瀬都政の内実がたかだかそんなもん…と言ってしまえばそれまでですが。ちょっと戦慄すべき状況です。しかし、猪瀬都政がやろうとしていることは、「地下鉄一元化・24時間運行」に端的に表現されているように、民営化と労働者の非正規化、利益優先・安全軽視の新自由主義の極致であり、安倍・橋下と完全に一体の政治です。これを批判・弾劾しないでどうするのか!この情勢を黙過するわけにはいきません。都議選闘争を、私たちのやり方で断固闘おう!