北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議総会

2012年06月30日 | 日記
3/30第2次再審棄却後初めての全国総会で、星野救援運動に関心を寄せる人にとっても、あるいは国家権力にとっても、きわめて注目すべき総会となりました。星野暁子さんが代読した星野文昭さんのメッセージの締めくくりに、「自分は実際に2~3年で出るつもり」との決意が繰り返されていたことに象徴されるように、再審棄却攻撃にまったく屈することなく、奪還運動は前進していくという確信に満ちた提起がされました。さらに全証拠開示大運動を全国でつくっていくことも確認され、これも重要でした。証拠開示の闘いは、デッチあげに手を染めた検察にとって最も弱いアキレス腱であるからです。しかしこの闘いはきわめて困難なものでもあります。あらかじめ解答があるのかないのかわからない設問を解くようなものですから。したがって、あらゆることを掘り起こして真実をつかみ直さなければならない闘いですし、検察・裁判所に対する政治的な強力なプレッシャーも必要です。これまでの蓄積を生かしつつも、新たな闘いの始まりが宣言されました。

夕方からはNAZEN吉祥寺=な吉のデモと交流会へ。交流会では診療所グッズが予想以上の売れ行き。

再稼働反対の坩堝と化した首相官邸前

2012年06月29日 | 日記
アルバイトを終わってからかけつけた首相官邸前は、まさしく再稼働に反対する人々の坩堝と化していました。午後7時頃の地下鉄丸の内線・国会議事堂前は、地上に上がる人と地上から地下ホームへ向かう人とが交錯し、まさに“うねって”いました。何とか全体の様子をつかみたいと思ったのですが、途中で移動することをあきらめました。どんなに少なく見積もっても、先週の優に3~4倍の人がいるでしょう。誰もが歩いて移動しながらでも、「再稼働反対!」のコールを繰り返しています。
とうとう内閣府横の下り坂は人によって封鎖されましたが、警察はこの状況をいかんともすることはできません(おそらく、そういう状況になったら放置しろという意志一致がされていたのでしょう。下手をすれば袋叩きになりかねませんから)。車両が通行する時には、デモ参加者が「車が通ります!道を開けてください!」とか、「ベビーカーで~す!」などと交通整理をしています。まさに“自治”です。
帰宅して報道ステーションを見ていると、「労働組合や学生の旗がないのが新しい形」などとピントの外れたコメントをしていました。主催者の思惑はそう受けとめられたいのだろうけれど、参加者は労働者として学生として参加しているのだよ。それを「市民」という抽象的な概念で別物に仕立てようとする企みは、文字どおり階級の分断攻撃です。


人波の渦の中にいて、うまく写真が撮れません。

エテコンも合流した新橋アクション

2012年06月28日 | 日記
ドイツの環境団体「エテコン」(Foundation of Ethics&Economics 倫理と経済基金)が合流した東電直撃デモ・新橋アクション。6・23杉並集会への支援をお返しする意味でも、NAZEN杉並としても参加してきました。事前の駅頭街宣からして、やっぱり新橋駅というのは大ターミナル駅で、杉並区内の駅頭とは規模・雰囲気がまったく違いますね。注目度は抜群です。東京電力本店前では、昨日の株主総会で手渡せなかった「Black Planet Award」(黒い地球賞?)をエテコンの人たちが受け取りを求めたのでしたが、警察がその賞を叩き落とすという暴行をはたらき、ドイツの人々に日本警察の横暴さをさらに印象づけることになりました。新橋アクションへのエテコンの合流をはじめとした国際連帯の進展は重要で、国鉄千葉動力車労働組合を媒介にしてワールドワイドな反原発闘争と階級的労働運動が出会うことは、国際階級闘争の偉大な1シーンを書き加えていくことになると確信しました。

JR中野駅北口改修工事も完了目前

2012年06月27日 | 日記
JR中野駅北口での街頭宣伝も、月1回程度は出るようにしています。今日は高円寺の元教員Kさんに会うことができました。この間は駅前改修工事のため中野サンプラザ前での宣伝活動になっていましたが、いよいよ工事完了も間近となり、今日は久々に北口そのもので街宣ができました。「原発再稼働に反対しましょう!」「金曜日は首相官邸前に集まりましょう!」「福島に診療所をつくりましょう!」の呼びかけへの注目度は高く、ビラを受け取らないまでもジーッっと見ていく人も多数です。再稼働への怒り、首相官邸前の抗議行動がやっとメディアにのったことなどが関係しているのでしょう。今後の中野駅北口の街宣活動はどのような形態になっていくのか、どこが一番のトラメガ・スポットになるのか、JRとの攻防も含めて楽しみになってきました。

消費増税法案をめぐる“政治”の崩壊

2012年06月26日 | 日記
一方で「国民生活を守るため」と言って、大飯原発再稼働を決定した人間が、他方で「次世代にツケをまわすわけにはいかない」と言って、圧倒的多数の民衆の生活を破壊する消費大増税を押しつける。また、一方で増税論者だった人間が、他方で「増税法案に反対して選挙に勝てるか」と言わんばかりの行動をとる。政権党のこのありさまは、たんに民主党の情けない状態ということにとどまりません。自民党にもそのままあてはまる、日本の統治構造の崩壊であり、これまでの“政治”の崩壊ということではないでしょうか。いまこそほんとうの“政治”=労働者階級の政治が求められています。