北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

11・23南北軍事衝突後の街頭の雰囲気

2010年11月30日 | 日記
11・23朝鮮半島ヨンピョンドにおける南北軍事衝突後、朝鮮戦争反対!を掲げて数回街宣に出ています。尖閣=釣魚台に引き続くこの事態ですから、北朝鮮を攻撃をしろ!といった反動的な反応が続出するのでは…とも思っていました。しかし、街頭の様子はいたって平静です。これは何だ!?実際に戦争が始まるという危機意識が、戦争は嫌だ!戦争は起こしてはならない!との人民的集団意識となっているのではないでしょうか。それとして自覚されてはいないのかもしれませんが、これは労働者階級の内部に育まれてきたれっきとした反戦意識です。
ハッキリさせておくべき今回の軍事衝突の本質は、アメリカ帝国主義による朝鮮侵略戦争だということだし、大恐慌が生み出した米・中を軸にする諸大国の激突が生み出したものだということです。だから現時点での“小康”状態にかかわらず、戦争としての爆発は不可避です。日本帝国主義・民主党政権はこの大激流に翻弄され、しかしだからこそ日米安保同盟の下での戦争突入を選択せざるをえません。しかしそこにはまったく準備・展望はないし、帝国主義としての体制崩壊の危機さえ抱えています。軍事大国化への絶望的な凶暴化の道しか残されていません。12/3から始まる「尖閣奪回作戦」と銘打った日米合同軍事演習は、自衛隊34000人+米軍10000人、艦艇60隻、航空機400機、さらには原子力空母G・ワシントンも参加する超大規模な中国・北朝鮮への戦争挑発・戦争重圧です。こうした事態に対して、動労千葉がストライキをもって労働組合としての反撃に決起します。これは右翼ファシストを完膚なきまでに粉砕する闘いだし、国鉄「4・9政治和解」の反革命攻撃との決着をつける闘いでもあります。動労千葉のこの闘いに連帯して、12・3渋谷デモに集まりましょう!

区職労働者の賃金切り下げに反対

2010年11月29日 | 日記
今月18日に23区長会と特区連との賃金確定交渉が妥結したことを受けて、区職労働者の賃金切り下げ(人事委員会勧告どおり)のための条例案が緊急上程され、私が所属する総務財政委員会の審議が行なわれました。私と日本共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されて明日の本会議に送られました。区職労働者はこの2年間で年平均30万円近いダウンを強制されています。まさしく生活破壊です。公務員労働者の賃下げは民間労働者の賃下げを誘引し、大義名分となっている官民賃金の均衡などありえません。このマイナス・サイクルの打破が求められています。公務員労働者の賃上げこそ民間労働者の賃上げのリード役です。しかしそれが現実のものとなるためには、公務員労働者の徹底した闘いこそ必要であり、その闘いがあってこそ“公務員バッシング”を撃ち破ることができるのではないでしょうか。現実の特区連労働運動には、これが決定的に欠如しています!

今日は85年浅草橋戦闘から25年です。ほんとうに歳月の経つのは早いもので、道路から見上げた雲ひとつない澄んだ青空をいまも覚えています。

北小路敏さんとお別れする会

2010年11月28日 | 日記
先日亡くなった北小路敏同志とのお別れの会が西荻勤労福祉会館ホールで開催されました。60年安保闘争をともに闘ったオールド・コミュニストをはじめ、老若男女多様な参会者が400人近いキャパシティのホールをあふれさせました。北小路さんの活動範囲の広さと、人間関係をていねいに大切にしていた心づかいを感じさせられました。北小路さんがとりわけうれしく思ってくれただろうことは、彼のことをまったく“知らない”青年労働者・学生が多数かけつけたことではないでしょうか。ここに北小路さんの思想と行動が継承されていく物質的根拠があります。

写真は11・27星野集会にて。

星野文昭さんと再審勝利へ全国集会

2010年11月27日 | 日記
新宿の牛込箪笥区民ホールで、星野文昭さんと再審勝利へ全国集会が開かれました。星野集会に参加するたびに思うのですが、星野さん自身とその支援者は、星野文昭さんを“救済されるべき対象”とはまったく考えていないということです。無実である身を36年間も獄中に閉じ込めている国家権力の階級意思をしっかりと見抜き、その国家権力を打倒する闘いこそ再審勝利への道であることに確信をもっています。だから集会終了後にさわやかな力が湧いてくるんですね。
公安警察の集会妨害は許しがたく、会場案内係をしていた私も突き飛ばされる、めがねを飛ばされる、腕をつかんで引きずりまわされる、故中野顧問の形見であるコートのボタンを引きちぎられる…やりたい放題です。許せません!公安警察はにもかかわらず、「おまえたちが先に手を出したからだ」などと居直っています。しかし仮にそうだったとしても、公務中である警察官が“やり返す”ことなど許されてはいません。それこそ特別公務員暴行凌虐です。子どものケンカじゃないんだから。証拠改竄、公安情報流出…警察の権力基盤の崩壊の表われではないでしょうかね。

写真は5・27国労臨時大会闘争弾圧裁判控訴審報告集会で、国鉄1047名解雇撤回闘争の当該である国労小倉・羽廣憲さんと。

朝鮮侵略戦争反対!12・3渋谷デモ

2010年11月25日 | 日記
「朝鮮侵略戦争阻止!大失業と戦争の菅政権打倒!日韓労働者の国際連帯で戦争を止めよう!」を掲げて、12/3(金)渋谷デモに決起することを反戦共同行動委員会として正式決定しました。12/3(金)神宮通公園(渋谷・宮下公園北)18:00結集,19:30デモ出発です。年末で週末の渋谷の中心街を反戦デモで席巻しましょう!田母神などの右翼ファシストの跳梁を断固粉砕するデモであります。ちょうど杉並区議会も開会中で、またぞろ反動的意見書の決議などの策動が計画されているかもしれません。民主党・田中区政の本格始動のなか、多選自粛条例廃止などをめぐって翼賛体制にヒビが入っている状況を、こうした排外主義と国難の強調で克服しようとするなど、絶対に許してはなりません。

国鉄1047名解雇撤回闘争=国鉄全国運動を先頭で闘いぬく国労秋田の小玉忠憲さんと。