北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

東京電力+警察権力が3人の学生を不当逮捕

2011年03月31日 | 日記


東京電力本社へのデモ・申し入れの抗議行動に参加しました。ところがそこで何が起きたか!?デモがちょうど東京電力本社にさしかかった時、「このデモは公安条例違反です」などと書かれたプラカードを持った2人の機動隊がデモの隊列に乱入したかと思うと、デモを呼びかけリードしていた3人の学生を逮捕すると同時に、シュプレヒコールに使っていたトラメガを奪い去ったのです。私の目の前で起こった許しがたい弾圧です。この場所で誰をどのように逮捕するか、あらかじめ公安警察と東京電力が示し合わせて抗議行動を封殺することをねらった大弾圧です。許せない!東京電力の経営陣は記者会見などで頭を下げて「謝罪」しているかのように見せていますが、この事態はそれがまったくのまやかしであることを突き出しました。原発事故への抗議など聴くつもりはない、こうした東京電力の本音がこの弾圧に表わされています。デモはその後原子力安全・保安院前での抗議行動などを打ち抜きましたが、トラメガを奪われて肉声でシュプレヒコールをあげる状態でした。また、今回の大弾圧は、国家権力・電力資本があくまで原発推進政策を放棄するつもりはない、日本の核武装のための核政策を放棄するつもりはないことを示しています。このような階級意志に対して、「原発の発電シェアを低下させる」とか「十分な安全対策を」などのいわゆる「脱原発」論は、結局は原発容認・推進論でしかありません。警察権力・東京電力はただちに3人の学生を自由にせよ!

街頭での原発推進論はいかに変化したか

2011年03月30日 | 日記
原発即時停止の団結署名が、支援カンパとともにどんどん集まっています。今日の西荻窪駅での街頭宣伝でも、1万円のカンパをしてくれる女性が現われました。その一方で、これまでによくあった“反論”である「原発の危険性はわかったが、原発をやめたら電気がなくなる」論は、この間私たちがまいているリーフレットによって完全に論破されてしまい、もう少なくなっていきました。その代わりに登場してきたが、きわめて感情的な“反論”です。今日も「いいかげんなことを言うな!」と、見るからにインテリそうな60才前後の男性が絡んできたので、私も議論になると思ってちょっと身構えたのです。ところが「バカ!」と捨て台詞を吐いて、さっさと家路を急ぐのです。これには肩透かしをくらってしまいました。まさに社会を崩壊の淵に叩き込みでもしそうな原発事故に対する危機感と不安感が、こうした理屈なき感情の吐露につながっているのでしょうかね。ますます街頭・地域でのアピールを強めていかなければなりません。

都知事選挙について

2011年03月28日 | 日記
地域まわりをしていると、都知事選挙では誰に投票すればいいのかという質問を受けることがよくあります。答えはもちろん決まっていて、応援するべき候補者はいませんということになります。そうした話の中でいろいろと議論になるわけですが、今日は飲食店チェーン創業者(しかし現在ではこの企業グループ、飲食業より介護事業の方が売上げが大きいことを知っていましたか?)のことで議論になりました。対話の相手の男性が言うには、現知事が立候補するまではこの実業家が勝つと思っていたが、どうも3・11以後はこの実業家の影が急激に薄くなった気がすると言うのです。確かに!資本家としてのみずからの基盤が激しく揺すぶられ(物理的にも、精神的にも、理念的にも)、まったく自信を喪失しているのではないかと私の感想を述べました。対話の相手の男性はなるほどと納得していましたが、この会話、「3・11情勢」がもたらしている衝撃をよく表わしていますね。階級的力関係は、その深部において確実に大きな変化を生み出しています。いまこそ労働者階級の革命的闘いを!

久しぶりに80代後半の女性に会いました。「(あなたの)顔がいいから応援する」だって!これは作り話ではなく、本当の話です。まいったな…ハハハ。



被災地の労働者支援のカンパが続々と集まっています。

街頭での原発論議はますます過熱

2011年03月27日 | 日記
高円寺での被災地支援街宣に参加しました。そのかなかでわが東京西部ユニオン青年部の労働者に、とても激しい語気で論争を仕掛けてくる20代の女性(とその後ろにくっついている同年代の男性)がいました。私もマイクを握っていたので詳しい内容はわかりませんでしたが、「代替エネルギーの準備もないくせに(原発即時停止など)無責任なことを言うな!」というようなもので、このところ街頭でよく聞かされる反論かなと思っていました。ところが横目(横耳?)でその論争をうかがっていると、「原発反対派が新しい原発をつくらせなかったから、福島のような古い原発を稼動させるしかなくて事故が起きたんだ!」と言っているようなのです。これは原発容認派と言うより、より右翼ファシスト的な政治基盤をもった原発推進派の論理です。遂にこうした勢力が炙り出されてきたか…という感じです。この論争のその後は、年輩の男性がその論争に割って入り、この女性に対して反論をすると同時に、わが青年部に「君たちは今やるべきことがある。ビラをまいて署名をやりなさい」と言ったところ、このこの若い男女はさっさと行ってしまったということでした。

東日本大震災―被災地街宣は前進する

2011年03月25日 | 日記
東日本大震災から2週間。一方で被災地の現場に足を踏み入れた報道が増えるなか、他方では福島原発事故の報道ままったく不透明なままです。被災地に対する支援の現状(避難所に支援物資が届いていかない状況など)が徐々にわかってくるにつれて、これまでの支援からさらに一巡した支援の必要性が大衆的に求められるようになったと感じています。毎週定例の昼休み区役所前街宣でも、解体作業に従事する青年労働者達から、バケツ缶いっぱいの小銭のカンパが寄せられました。「直接被災者に届くのならなおいい!」と。解体作業中の家屋からは大量の小銭が発見されるので、それを社会の役に立ててもらおうと溜めていたそうです。いったいいくらあるのかさえ想像もつきません。被災地の労働者とともに闘う支援をさらに前進させていきましょう!