ちらし裏面より
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橋下大阪府知事と大阪維新の会は、6月3日、学校での「日の丸」の常時掲揚と「君が
代」斉唱時の教職員の起立と斉唱を義務化する条例を強行に成立させました。さらに、
9月府議会(9月20日~)には、複数回の「不起立」を行った教職員を免職(クビ)にす
る「ルール」を条例化すると公言しています。
橋下知事は「何が初回常識かは、価値判断にかかること。意見が割れたときには、最
後は公選職が決めることです。組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます」
(5月7日大阪府幹部職員への知事メール)としています。
なぜ、これほどまでして、「日の丸・君が代」をすべての人々に押し付ける必要があるの
でしょうか?
6月28日の朝日新聞「争論」で、橋下知事は「『政治の不介入の行き過ぎ』を修正しな
ければならない。
民意を受けた政治が一定の方針として規範を定め、それに基づき、教育委員会が現場
をマネジメントする。
そうした役割分担がこれからの時代に必要な教育行政だと思います」と条例化の目的
を語りました。
「公選職(政治家)」がいかなる教育を押しつけても、「不当介入」に当たらないのならば、
戦前と戦後の教育の根本的な違いはなくなってしまいます。学校が、ふたたび時の政府
の政策、利害、価値観の押し付けの場に近づくことを
なんとしても止めなければなりません。
「君が代」起立・斉唱を強制する6月条例の撤回を求め、9月議会への「懲戒処分」条例
の提案に断固反対しましょう。
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大阪府の教育の誇りは、「ともに学び、ともに生きる教育」を推進してきたことだ。
なぜ橋下知事にひっかきまわされなくてはならないか。
疑問だらけの橋下知事の言動だ。
それによって条例が決められていく恐ろしさ。
少し前になるが、8月19日に、劇団「金太郎飴」の「歌わせたい男たち」を観た。
09年に一度公演されたこの劇。
ずっと疑問に思い続けている「君が代」・「日の丸」のこと。
やっぱり解せないままだ。
なぜ強要する?
なぜ強制する?
それがわからない。
この条例に対する分析は、住友剛氏のブログ
「できることを、できる人が、できるかたちで」
に詳しい。
「なぜ?」の答えは、まだ見つからない。
何を考えているのか、自分の主義主張で、「大阪の教育」を縛り、汚さないで。