☆ いんくる~しぶ・は~つ ☆ 

  Inclusive・Hearts いま、ここから。

どこが違う?

2009-02-27 16:15:30 | ともに生きる
大阪府教委の回答書に違和感を感じるのはなぜなんだろう?

おんなじようなことをうたっている次の文章には違和感は感じないのに。


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共に生きる開かれた社会づくり
○一人ひとりの個性が大切にされ共に生きることができる開かれた社会をめざし、人権尊重の視点をあらゆる施策に活かした取り組みを総合的に進めます。

共に学ぶ心豊かなまちづくり
○ 市民一人ひとりがその個性を活かし、創造性を育んでいけるよう、その基盤となる生涯学習や生涯スポーツの充実を図るとともに、市民文化の創造を支えるしくみづくりを進めます。
 また、子どもたちが自らの個性と能力を伸ばし、「生きる力」を育んでいけるよう、乳幼児教育・義務教育の一層の充実、地域連携の推進など、多面 的で多様な教育活動を進めます。
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2009年2月 第3次豊中市総合計画 分野別計画一覧 その他計画・報告書・答申等 総合計画第7期実施計画3年次(平成21年度~平成22年度)暫定版 より
平成 32 年度 (2020 年 ) を目標とする第 3 次総合計画の具体的な計画となる、第 7 期実施計画を 3 年次計画に更新しました。

障害のある人、子どもに特化しない。
それぞれ一人一人が、心豊かに「ともに生き、ともに学びあう」暮らしができる町作りをする。

その視点が重要なのね。





いちいち気になる2

2009-02-27 15:38:49 | ともに生きる
この間、書こうと思っていたこと。

○ 障がいがあるということを人間の多様な姿の一つとして捉え、
それぞれの個性や価値観、生き方等の違いを認め合うという
多様性を尊重する社会をめざしていかなければならないと考えます。

「障害があるのは人の多様な姿の一つ」
「多様性を尊重する社会」

「多様性」って便利な言葉やねぇ。

全編をとおして、
私たちはちゃんと考えてやっていますよと言いたげなのですが、
その視点の根本が違っている。
特殊教育として、「分けるのが当たり前」の教育が日本の障害児教育。
その発想をスタート地点に持っているから、
無理に多様化・個性としてみようとするので、
全体の流れそのものが不自然。
自分たちと障害のある人は別の存在で、
私たちは「その人たち」のことを大切にして、
これからの社会を築いていくのです。

とくる。
障害があろうが、なかろうが
あたりまえにするべきことはする。
必要なサポートは行う。
まず初めから分けないことが大切といっているのに
なんてとんちんかんなんだろう。

回答書の一つ一つのことばが
「自分とは関係ない」って言ってるように聞こえるのは
なぜなんだろう?