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橋下知事への公開質問状①

2009-01-20 20:16:18 | ともに生きる
今日が橋下知事への公開質問状を渡す日でした。

わたしは、残念ながら会場にはいくことができなかったのですが、
まずは、みなさんにも知っていただきたく、公開質問状の内容をアップしたいと思います。

少し長くなるので、何回かに分けて掲載いたします。

回答は1か月以内にいただくことになっています。
ただ、いろいろなHPやブログをみていると
公開質問状を出しても返事がなかったという記事もありました。

府民を大切にする。
教育を大切にする知事の姿勢を見せていただきたいものだと思います。

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2009年1月20日
大阪府知事 橋下 徹 様
「共に学び、共に生きる教育」日本一の大阪に! ネットワーク
  (構成団体) 知的障害者を普通高校へ北河内連絡会
「障がい」のある子どもの教育を考える北摂連絡会
障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議
          高校問題を考える大阪連絡会 等 122団体
          代表:鈴木 留美子

障害のある子も、ない子も「共に学び、共に生きる教育」を
もっと充実発展させるための公開質問状

橋下知事は就任以来教育に大きな関心を持たれ、発言されてきました。次々に打ち出される施策やプランを読むうちに、私たちは次第に不安を感じるようになりました。成果主義・競争主義に立った教育の中に、障害者もきちんと入っているのだろうか?知事のお考えの中には障害児・者は最初からイメージされていないのではないかという疑問です。このままでは能力主義の教育が推し進められ、大阪の進めてきた「共に学び、共に生きる教育」が否定されていくのではないかと思うのです。実際、府民討論会(2008年10月26日)の場で知事が明確に否定されたにもかかわらず、「全国学力テストから障害児を排除している実態」が私たちの耳に届いています。
これまで多くの府民の要望にこたえ、大阪府と大阪府教育委員会は障害のある子もない子も、地域の公立学校で共に学びあい、育ちあう教育に誠実に取り組まれてきました。私たちは、大阪が全国に先駆けて取り組んできた「共に学び、共に生きる教育」は、これからの社会や時代を創造するための教育の原点であり、かつ目標となるべきものと考えております。障害児が「明日も行きたい!」と思える学校は、だれにとっても学ぶことが楽しく、暮らしやすい学校です。そんな学校こそが「学力日本一」を超えた真の「日本一」、いや「世界一」の魅力ある公立学校ではないでしょうか。
私たちはこの「共に学び、共に生きる教育」をさらに充実発展させていくことこそが、「大阪の教育日本一」を実現する大きな柱になると確信しています。

私たちは以上のように考え、知事の協力も得ながら「共に学び、共に生きる教育」を未来に生かし、伸ばしたいという思いから、以下の通り質問いたします。誠実にお答えいただきたくお願い申し上げます。
なお、回答は文書にて2月20日までにいただけますようお願い申し上げます。

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