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地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

新潟・越後妻有アートトリエンナーレ     12.08.03

2012-08-09 20:54:40 | 甲信越
長岡の花火のために、せっかくお休みをいただいたので、
花火の前に、十日町・津南町を会場とした越後妻有アートトリエンナーレ2012へ。
よく遊びますなぁ~。



3年に1度、開催される現代アートの祭典。
「大地の芸術祭」と命名されるように、
里山の自然と融合した、インスタレーション的な展示物が多い。



展示エリアが広いので、今回はタクシーでおすすめ箇所を回ることに。
最初は、松代の美人林へ。
「びじんばやし」って、音で聞いたときには、
囃子? 林? なんだろって思いましたけど、美しいブナの林ってことなんですね。
いや、ホント、この林にずっといたいくらい、心地いい、美人な林でした~。


続いて、「森の学校キョロロ」。十日町町立里山科学館。


「家の記憶」 外観


「家の記憶」 室内



十日町松代エリアには、あちこちに棚田が。
日本の原風景と言われているようですが、納得の懐かしさ、癒され感があるなぁ。


脱皮する家 外観


脱皮する家 室内。日芸の学生さんが彫刻刀で彫りあげたそうですが、気の遠くなるような根気にいる作業ですね。


鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館。


鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館。どうらくオルガンちちんぷいぷい。


中で取っ手を回すと、外の竹が動いて、楽しい音を奏でます。

このトリエンナーレ、全部まわるには3日ほど必要らしい。
1つ1つが離れた場所にありますもんね。
宿泊できる展示施設もあるようなので、今度はゆっくり時間をかけてみてみたいな。
会期間中(9月17日まで)使えるパスポートを購入したので、
また訪れてみたいけど、今年はむずかしいかなぁ。


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新潟・長岡花火       12.08.03

2012-08-06 22:15:11 | 甲信越
有休を1日いただいて、長岡の花火へ。
長岡の花火は、空襲や震災で亡くなった方への追悼の花火、復興への祈りの花火。
大曲や土浦の協議会とは、異なった趣がある。

ことしも、胸を打たれました。
全貌は、perikoさんのブログでご覧ください。
perikoさんが、花火を観賞しながら、じょうずに動画を撮っていらっしゃるのには
いつも感心してしまいます。
長岡花火に行ったかのような気分を味わえますよ~☆


長岡花火を題材にした映画「この空の花」にちなんで打ち上げられた花火。圧巻でした。


長岡名物 正三尺玉。おっきいとは思ってても、予想を上回る大きさ。画面からはみだしてますね(^^)


〆のフェニックス。平原綾香のジュピターに合わせて打ち上げられる、この花火。いつも涙が流れてしまう。

☆昨年の模様はこちら。毎年ドラマがあるなぁ…。


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長野・小布施    12.04.30

2012-05-03 22:42:57 | 甲信越
このGW、富山に車で帰省した。
途中、上信越道を走っていると、桜、桃、菜の花など、たくさんの花が咲いていた。
北信は、まさに花のシーズンなんですね。



圧巻だったのは、小布施IC~信州中野ICまで、延々と続く桜並木!
八重桜の並木が、これでもか、これでもか、これでもかというほど続いてる。
いったい何本あるんだろう…。



あまりの規模に、ただごとではないと思い、
急遽、信州中野ICで高速を降りてみることに。
下道を車でウロウロしていると、
千曲川ぞいに、色とりどりの花が咲いている素敵な場所があるではありませんかっ!



あとで、ネットで調べてみると、ここ、千曲川ふれあい公園というらしい。
ホント、桜と桃と菜の花、3つの春がいっぺんに来たような贅沢さ。
すばらしい~。



信州中野は、母の出身地。
10年ほど前に、この近くにある、飯山の菜の花畑を一緒に見に来たっけ。



あそこも、童謡「朧月夜」が生まれた土地だけあって、
ニッポンの田舎の原風景みたいな場所だったなぁ…。
な~んて、つらつら思い出しつつ、北信の春を満喫。



菜の花畑の向こうには、桃、そして飯綱山!
この菜の花畑からは、北信五岳が見えるらしい。
これで空が青かったら…と思わずにはいられない。



小布施に別れを告げ、富山に向けて再び出発!
妙高岳もくっきり。雪をいただいた山ってきれいだなぁ。

帰省途上の思いがけない出会い。
ありがとう! 感謝します! ついてる~!!


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群馬・草津スノーシュー          12.02.11~12   

2012-02-15 23:26:43 | 甲信越
草津のシーダーロッジに、大学時代からの友人夫妻と出かけた。
せっかく雪のシーズンに訪れるのだから、スキーでもしようかと思い立ち、
夫と2人、草津国際スキー場へ。



スキーが大流行した昔とは違い、
昨今のスキー場は閑散としているのだろうと勝手に思ってたけど、
意外にも、草津国際スキー場は、ファミリーや若者たちで大賑わい。
スキーレンタルを待つ人が長蛇の列をなしている……。



「スキーが得意」と夫が言うので、その真偽を一度確かめてみたかったんだけど、
あまりの混雑ぶりに挫折し、そのお楽しみは次の機会にとっておくことに。
スキーを断念したら、急にやることがなくなって、途方にくれてしまったのだが、
去年、スキー教室でスノーシュを貸し出していたことを思い出し…。



よし! 今年初のスノーシューで、
新雪をばふばふ踏みしめようではありませんか!



ということでやってきた、谷川沢コース(約2時間、3km)。
意気ごんで出発したはいいものの、入り口がわからず右往左往。
林の中をうろうろしてたら、偶然、トレース発見!
ホッ。



しばらく行くと、コースの途中に、こんな美しい氷柱が。
ズームしてみると…



おお、つららが幾重にもかさなって、アイスブルーのオブジェのよう。
自然が織りなす芸術。ホントにきれいだなぁ。
小1時間ほど歩いたところで、夫は疲れを感じた模様。
そろそろ折り返して帰ろうというのだが、
このコースの折り返し地点がどこなのか、今イチわからない。



あともうちょっと歩いてみようと、だましだまし歩いていたら、
ようやく展望のいい分岐にたどりついた。



看板によると、右手に折れれば、草津市街まで歩いていけるみたい。
でも、私たちは、スノーシューを返却しなくちゃならないからね。



ここでひと息ついて、美しい雪山の景色を堪能したら、
さ、来た道を戻りましょうか。



晴れているのに、小雪が舞ってきた。
なんだか、とっても幻想的。
下りはさくさく、1時間もかからず下山。
心地よい疲労感、ちょうどいい運動になりました。

●コース概要
所要時間 2時間20分
草津国際スキー場 13:00-(谷沢川コース)-草津国際スキー場15:20

●宿泊
シーダーロッジ   群馬県吾妻郡草津町草津557-6



何度来ても、いや、訪れれば訪れるほど感動する、すばらしきオーベルジュ。
お湯よし、お料理よし。わが家のようにくつろげる、希有な宿。



スノーシューの後は、明るいうちに温泉に入り、
夕食まで暖炉の前で、友達とおしゃべり。 with ビール☆
至福の時間ですな。






メインの牛フィレ肉を撮り忘れ、いきなりデザート。            そして朝食。

             
●おまけ
ティールーム ゆきうさぎ   群馬県吾妻郡草津町大字草津81



翌日は雪。友人が足を負傷しているということもあって、
バスの時間までまったり過ごそうということに。
草津にこんなに素敵なお店があったんですね、「ゆきうさぎ」。
濃厚なミルクティーと焼きたてのスコーン。とってもおいしい~。
しかも、置いてある本のラインアップがすばらしい。
何時間でもいたくなる、とっても居心地のいいティールーム。また来よう!


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群馬/長野・黒斑山    11.11.03

2011-11-13 10:16:05 | 甲信越
popokiさんにお誘いいただき、黒斑山(くろふやま)に登った。
黒斑山は、群馬県嬬恋村と長野県小諸市の県境にある
浅間山の第一外輪山の最高峰、標高2,404 mの山。
な~んて書くとすごそうだけど、登山口の車坂峠はすでに標高1,971m。
高低差があまりなく、歩きやすいうえに、
浅間山の展望がすばらしいということで、人気のお山なのである。



「紅葉には少し遅いかも~」とpopokiさんから聞いていたけど、
確かに、こちらのエリアでは、里のあたりが紅葉の見頃。
登山口のある高峰高原までは、佐久平から路線バスでやってきたのだが、
途中のカラマツ林が黄葉していて、美しい~~。



車坂峠登山口に降り立つと、あたり一帯に、森独特のいい香り。
カラマツの落ち葉の香りでしょうか。
この香りを胸いっぱい吸いこむだけで、来たかいがあったというもの。



登山道の脇には、成長途上のかわいいカラマツの黄葉。
当たり前だけど、こんなに小さくても、ちゃんと黄葉するんですね。



高度をあげていくと、中腹~麓の黄葉が見えてきた。
黄葉のじゅうたんって、紅葉とはまた異なる趣。
やさしい感じでいいですね~。



登山道は、こんな岩だらけの道。さすが、活火山。
見た目では歩きにくそうだけど、さほどでもなく、傾斜もほどほど。



後ろを振り返ると、6月に登った湯ノ丸山。
そういえば、湯ノ丸山山頂から、浅間山の噴煙が見えたっけ。



登りは、表コースを行ったのだが、
このコース、樹林帯の合間合間で、眺望が開けて楽しい。
麓の黄葉が見えるたびに、足を止めて、小休止。
息を整え、景色を味わいながら、のんびり歩く。



スタートから約1時間、左手にトーミの頭、正面に前掛山が見えてきた。
浅間山は、この前掛山の向こうにある。



トーミの頭へ行く道。
離れたところから見ているときは、怖そうだなぁと心配してたけど、
実際、歩いてみると、ぜんぜん怖くない、普通の岩道だった。ホッ。



岩道の途中で振り返ってみると、こんな感じ。
風が少し冷たくなってきました。



トーミの頭から見る前掛山。どーーん!
浅間山が立入禁止の現在、
この前掛山登頂をもって、浅間山登頂としているそうだ。



そして、こちら、トーミの頭から見た、蛇骨岳、仙人岳の大崩落。
浅間山の噴火で、えぐられちゃったんだなぁ。



トーミの頭から、黒斑山山頂へは約30分。
山頂へ向かう道から見た、トーミの頭。
私たち、さっきまであんなところに立っていたんですね…。



黒斑山山頂、到着!
約2時間の登り、適度な運動で、
二日酔いぎみだったカラダも、ようやくシャンとしてきました(笑)。



あ、前掛山の左上から、噴煙が!
トーミの頭から見たときは、こんなモクモク、出ていなかったはず。
浅間山は生きているんですねぇ。



視線を右手にやると、山、山、山。
ギザギザ尖った山が多いようですが、上州の山並みが見えているんでしょうか。



山頂で昼食をいただき、下山することに。
下りは、中ルートを選択。
樹林帯が続く分、眺望はないけれど、土の道で歩きやすい。
眺望はいいけど、岩が多い表ルートに比べると、穏やかな印象。



約1時間半で、登山口に戻ってきました。
帰りのバスまで2時間ほど時間があったので、
登山口近くにある高峰高原ホテルで、温泉に入る。
山と温泉、これ以上ない贅沢。気持ちよかった~♪



温泉の後は、ビジターセンターのカフェでまったり。
好きなものが一緒のお友達とおしゃべりしてると、
時間って、あっという間に過ぎてしまうもんですね。



最後にもう一度、高峰高原の黄葉を目に焼きつけて。
popokiさん、お誘いいただき、ありがとうございました。
夏のお花、冬のスノーシューもよさそうなので、またぜひご一緒しましょう♪



●コース概要
所要時間 4時間
車坂峠登山口10:00-トーミの頭11:30-黒斑山山頂12:00(昼食)-車坂峠登山口14:00
バス 佐久平駅8:40-高峰温泉9:50
   高峰温泉15:50-佐久平駅17:00 


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新潟・大沢山温泉   11.10.14~15

2011-10-19 23:59:59 | 甲信越
谷川岳登山の後は、新潟・南魚沼の大沢山温泉へ。
日本秘湯を守る会会員宿「大沢館」に宿泊し、温泉三昧だっ!



夕飯の前に、まずは温泉! 温泉!
山歩きで疲れたカラダをあったかいお湯に沈めようではありませんか。



ここの温泉、泉質がものすごくいい。
とろーっとした気持ちのいいお湯で、肌がすべすべになる。
これはくせになりそう~~。



露天の開放感が、またいい感じ。
たっぷりのお湯に、ひとりのんびりつかる贅沢さ。
お天気がよければ、正面には巻機山が見える。



野趣あふれる露天のわきには、可憐な草花も咲いていて。
何度入っても飽きることなく、4回もお風呂に入っちゃいました。



さらに、この宿の特長は、宿のあちらこちらに、おやつが置いてあること。
この露天への渡り廊下にも、アイスキャンディーが置いてあって、食べ放題。

 

玄関にはフルーツやちまき、内湯の先には味噌田楽やはとむぎ茶。
チェックインの際には、石焼き芋もいただきました。



コシヒカリの本場だけあって、ご飯もおいしく。
夕食時には、宿のご主人が全員に、日本酒「八海山」をふるまってくださるなど、
とにかくサービス満点、居心地のいい宿。
機会があったら、またぜひぜひ訪れたい~~。

●宿泊
大沢山温泉 大沢館   新潟県南魚沼市大沢1170


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群馬・谷川岳(2)  下り (西黒尾根~巌剛新道)篇   11.10.14

2011-10-17 23:14:36 | 甲信越
さて、下り。
谷川岳を下るとき、初心者は主に、往路と同じく、
天神尾根をたどり、天神平駅からロープウエイでおりる。
当日まで、私たちもそのらくちんコースをたどるのだと思っていた。



しかし、今回の発起人・S形旦那は、西黒尾根~巌剛新道をいくという。
このルート、地図を見ると、クサリとか、急坂とか書いてあるけど、大丈夫かしら…。
一瞬、不安がよぎったけど、S形旦那は「山と渓谷」で事前に調べたらしいし。


この看板の写真、撮りそこなったので、こちらのブログからお借りしました~

腹を決めて下りはじめると、分岐直下に、こんな警告が!
健脚者向き…。私たち夫婦、ホントに大丈夫かしら??


ひぃ~、コワイ~。「谷川岳では今年すでに5人の方が死亡されています」という記事が頭をよぎる~。

下りはじめから、いきなり、こんな岩の急坂つづき。
途中、「氷河の爪痕」と呼ばれている一枚岩の恐ろしい急勾配があったりしたけど、
怖すぎて、写真は一枚も撮ってない。



急勾配の上に、すべりやすいので、
ほとんどお尻で、ずっておりてきたようなありさまで…(^^;


コワイところの写真がないので、緊張感が伝わらないかもしれませんが、すべりやすいし、けっこう大変でしたのですよ~。

家に帰ってから調べてみたら、
この西黒尾根は、日本3大急登のひとつだそう。
ガレ沢の頭から分岐している巌剛新道も、西黒尾根より、難度はやや低いようだけど、
鎖場や梯子もあって、西黒尾根に決してひけをとらないらしい。
こりゃ、たいへんだったわけですね。



登りでは、ゼイゼイ言っていた夫が、
なぜか下りでは先頭を行き、快調なペースで下りていく。
さすが、元山岳部!! と思ったが、あにはからんや。
下りでストップをかけると、膝に負担がかかるため、速度が落とせなかっただけらしい。
そうそう。夫は下りが長いと、膝の後ろが痛くなってしまうのだった。



ガレ沢の頭に到着。
ここで西黒尾根に別れを告げ、巌剛新道へ。



巌剛新道に入ったら、樹林帯になるし、
少しは勾配もなだらかになるかと期待していたんだけど…



期待むなしく。
樹林帯になっただけで、足元が急な岩場であることに変わりはなく、
ここでも、お尻でずるずるおりることに。



鎖場あり、梯子あり、トラバースあり。
気の休まることのないハードコースだったけど、
絶望的になるほどの高度感はなかったので、
ワタシ的には楽しく、アドベンチャー気分で歩けました。



しかも、この紅葉!
天神尾根より、こちらのコースのほうが紅葉が進んでるようで、
まさに、錦秋といった感じ。



樹木の種類が豊富なんでしょうか。
葉の色のバラエティが、とっても豊か。
谷川岳の紅葉は美しいと聞いてたけど、本当ですね。



足場の悪さも、紅葉の美しさで帳消し~。
と行きたいところですが、肉体疲労はそうもいかないようで。



心配していた夫の膝裏が、ついに痛みはじめ…。
快調なペースで下っていたのに、痛みとともに、急激にスピードダウン。
歩いては休み、歩いては休み、牛歩のようになってしまった。



下山はできるだろうけれど、だいぶ時間がかかりそうだなぁと思っていたら、
余力十分のS形旦那が、先に下山し、駐車場にある車をピックアップして、
登山口まで迎えに来てくれるというではありませんか。
ありがとう! 感謝します! ツイてる~!


命からがら下山した夫・デコポン。足の運びも、杖のつき方も、ぎこちない。まじでギリギリだったね。

スリル満点のハードコースだったけど、無事に下山できてよかった~!!
谷川岳の山頂には、たっくさん人がいたのに、
西黒尾根~巌剛新道では、ほとんど人に会わなかった。
1200mを一気に下るんだもんね。通好みのルートなんでしょう(^^;
でも、その分、マイペースで静かに紅葉も楽しめたし、
思いがけず、大冒険をした気分ですが、達成感はひとしお。
ご一緒いただいたS形さん、Y美子さん、本当にありがとうございました!


●コース概要
所要時間 7時間20分
谷川岳ロープウエイ天神平駅8:20-熊穴沢避難小屋-天狗のトマリ岩-肩ノ小屋-トマの耳11:00-オキの耳11:10(昼食11:40まで)-(西黒尾根)-ガレ沢の頭-(巌剛新道)-マチガ沢出合(旧道)15:40

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群馬・谷川岳(1)  登り (天神尾根)篇     11.10.14

2011-10-16 12:25:03 | 甲信越
夫の大学時代の友人S形夫妻と、谷川岳に登った。
朝4時に車で家を出発。谷川岳ロープウエイ 土合口駅には7時すぎに到着。



ロープウエイの運行は8時からなので、
待っている間にS形夫妻に本日の行程を尋ねたところ、
行きはロープウエイを使うが、下りは歩いておりるとのこと。
コースタイムは約7時間。むむ、けっこうな長丁場。
往復ともにロープウエイを使うと思っていたので、気を引き締め直す。



ロープウエイは、土合口駅(746m)と天神平駅(1319m)を約7分で結ぶ。
眼下には、いろとりどりの紅葉。きれい~~!



天神平駅から、いざ登山スタート。
天気予報は、くもりのち雨。
歩きはじめから雨合羽かしらと覚悟していたが、意外や意外、この快晴。



登山道からの眺めははつぐん!
笠ヶ岳、白毛門の間から、朝日岳が顔をのぞかせています。



そして、登山道は紅葉まっさかり。
澄みわたった空に、燃えるような赤。秋ならではのコントラスト、美しい~。



谷川岳も見えてきました。
右がトマの耳、左がオキの耳ですね。



中腹にズーム!
山肌も紅葉してますね~。



振り返れば、山、山、山。
山座同定できたら、どんなにか楽しいでしょうね。



高度をあげていくと、西側にも山並みが広がってきた。
まん中の、つくんと尖った山、かっこいい~。



熊穴沢避難小屋をすぎると、ずっとこんな感じの岩場つづき。
ちょっと緊張するし、息もあがるけど、この程度の岩場歩きはわりと好き。



天狗のトマリ場と言われる岩に座って、小休止。
山並みがホントに美しい~。
武尊山や日光白根山の方向か、はたまた、至仏山、燧ケ岳あたりか。



森林限界をすぎると、笹とガレ場の登山道に。
登りでゼイゼイしている体に、直射日光がこたえる。
風もなく、穏やかな日和。うすでの長袖1枚なのに、汗がダラダラ流れる。



出発から約2時間半、一つめの山頂、トマの耳(1963m)に登頂!
山頂からは360°の大パノラマが広がる。



こちらは新潟方面。
奥のほうにうっすら見えるのは苗場山でしょうか。



トマの耳を後にし、もうひとつの山頂へ。
少し下って、登り返すと10分もしないで、オキの耳(1977m)に到着。



いや~、ホントにいいお天気。
オキの耳で、景色を楽しみつつ、昼食をいただく。
紅葉で快晴って、こんないい日はなかなかない。
いつまでも山頂にいたい気分だったけど、
秋の日は短いので、ご飯を食べたら、さっさと下山しなくちゃね。



こちら、オキの耳から見た、トマの耳。
わたしたちも、さっきはあんな尖がったところにいたのね。



下りは、ロープウエイを使わず、登山口まで自力でおりる。
谷川岳の恐ろしさ、実はここからが本番だったのだが、このときはまだ知る由もなく。
波乱万丈の「下り篇」につづく。


●コース概要
所要時間 7時間20分
谷川岳ロープウエイ天神平駅8:20-熊穴沢避難小屋-天狗のトマリ岩-肩ノ小屋-トマの耳11:00-オキの耳11:10(昼食11:40まで)-(西黒尾根)-ガレ沢の頭-(巌剛新道)-マチガ沢出合(旧道)15:40

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山梨・高川山     11.10.08

2011-10-10 09:24:37 | 甲信越
popokiさんと、高川山へ出かける。
山梨県大月市と都留市の境に位置する、この山。
山頂から見る富士山が、最高に美しい。
富士山好きとしては、何度リピートしても飽きることなく、今回で3回め。
ちなみに、前回前々回の模様はこちら。



今回は、JR初狩駅からスタート。
こちら側から登るのは初めてなので、新鮮である。
30分ほど歩くと、男坂と女坂の分岐。
男坂は険しそうなので、迷うことなく、女坂を選択。



さらに歩いていくと、根が露出した木が目の前に。
先日の台風の影響か、かつて沢だったろうところがけっこう荒れていて、
ルートが読みにくくなっている。

女坂を歩いていたと思ったけど、
前方に見えるのは、ルートをはずれてしまったかのような荒れた道。
これまで2回で、こんな道、通った記憶ないしなぁ…。



自信がなくなって、分岐に戻ろうとしたら、
若い男女3人組がやってきて、「この道で間違いない」という。
「迷ったら登れ、ですよ」と、道なき道を登っていってしまった。
台風でくずれたのかもしれないけど、女坂にこんなハードな道はなかったと思うけどな…。

さらに後から来た年配の男性に、道を尋ねると、
倒木のせいで、道とは見えにくくなっているほうがルートではないかと言う。
ちょっと歩いてみると、確かにルートを示す看板もある。

 

やっぱり!
さきほどの男女3人組にも聞こえるように、大きめの声で
「あ~、こっちにちゃんとした道がある~!」と言ってみたのだが…。

その後、3人組と会うことはなかった。
どこか別のところに着いたとしても、無事下山してくれればいいんだけどね。



スタートから約1時間半で、山頂に到着!
楽しみにしていた富士山は、残念ながら、雲の中。



うっすら、裾野の稜線が見えるし、
お昼ごはんを食べてる間に見えてこないかしら…。
ん~。日は差しているけど、雲が低いからなぁ。



下に見えるのは、リニアモーターカーの線路でしょうか。
里の田んぼは、稲刈りがそろそろ終わりですね。



下山ルートには、栗がたくさん落ちている。
実が入っているものもあるけれど、大半はからっぽ。
実はだれが食べたのかしら…。もしかして、熊!?



鈴を鳴らしているので、めったなことはないでしょうけど、
歩いている人が意外に少ないので、心細くなることも。
登山客とすれ違ったり、遠くで人の声がしたりすると、ホッとする。



紅葉はまだまだ先のようですが、
葉っぱ、すこーしずつ、黄色くなりはじめてる?



もともと岩があちこちにある山だけど、
以前よりも、道が荒れているような気がしたので、
ネットで調べてみると、都留市役所のHPに、
「高川山の登山道は大きな被害を受けたが、整備は完了」と書いてあった。



けっこうな水が流れたんでしょうね。
木の根っこ、出ちゃってるもんなぁ…。



約4時間の山歩き、無事終了。
976mの低山のわりには、急こう配もあり、いい運動になりました。
里では、秋らしい野の花が風に揺れて。
山歩きが、ホントに気持ちいい季節ですね~。

帰りに乗った富士急行、トーマス号でした! 外はもちろん、中もトーマスだらけ。こんな電車あるんですね~。


●コース概要
所要時間 3時間50分
JR初狩駅9:40-高川山山頂11:10(昼食~11:30)-富士急行 田野倉駅14:30

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山梨・瑞牆山       11.10.01~11.10.02

2011-10-09 08:28:19 | 甲信越
ハイキンググループLAMNの秋山企画で、瑞牆山に登った。
東京からなら、日帰りも可能なのだが、
今回は瑞牆山荘に前泊し、翌朝早くから登る、ゆったりプラン。



土曜午後、特急あさまに乗り、韮崎で下車。
そこから先はジャンボタクシーで、山荘まで移動。
途中、運転手さんが、瑞牆山のビューポイントで車を止めてくれる。



ごつごつ岩だらけの山なんだなぁ。
先日登った羅臼岳の山頂付近を思い出し、やや不安になるが、
登山の本には、初級向けと書いてあるし、ね。



翌朝6時45分、瑞牆山荘をスタート。
もっと寒いかと思っていたけど、意外にあたたかい。



出発から約1時間。天鳥川を渡ると、奇岩が現れた。
岩が2つに割れた「桃太郎岩」だ。

  
割れ目をのぞきこむと、こんな感じ。             この程度では支えにならんだろうと思うが、木のつっかえ棒が何本も!



さらに高度をあげていくと、突然、にょっきりとした岩が出現。
大ヤスリ岩だ。ガスで隠れていたのだろう。
さーっと晴れて、いきなり姿を現わすもんだから、なお驚く。



出発から約3時間半で、山頂に到着!
季節もお天気もいいせいか、けっこう人がいる。



まだ10時すぎだけど、小腹がすいたので、おにぎりをひとついただく。
そうして休憩していると…



おおっ、ガスが晴れた!
これって、さっき見えた大ヤスリ岩ですよね?
もうちょっと晴れたら、金峰山やら、八ヶ岳やら、
このあたりの山がいっぱい見えるはずなのにね。



ガスは晴れたり、真っ白になったり…。
状況はあまり変わらないので、あきらめて下山開始。



こんなロープの箇所もいくつかあったし、
段差がありすぎて、足が届かないところはお尻ですべったりしたけど、
まぁ、さほど怖いところはない。



天鳥川を渡れば、樹林帯に入る。
乾いた秋の風、涼しくて、ホントに気持ちいい~。



川から先は少し登る。
小さなアップダウンはあるけれど、危険個所はなく、のんびりとしたお山歩き。



樹林帯の途中から、山頂が見えた~。
このとき山頂にいる人たちには、どんな眺望が広がっているのでしょうか。

 
湧き水、おいしい~。                       この標識、どこのお山にもあるんですね。



ミズナラやカラマツの緑が美しい。
紅葉はもうちょっと先になりそうですね。
瑞牆山は、登山道の脇にシャクナゲが多いお山だから、6月初旬に歩くのも楽しそう。
またいつか機会があれば。
企画いただいた幹事さん、ご一緒いただいた皆さん、どうもありがとうございました~!


●コース概要
所要時間 6時間30分
瑞牆山荘6:40-富士見平-天鳥川出合-瑞牆山山頂10:15(休憩)-天鳥川出合-富士見平-瑞牆山荘13:10

●立ち寄りどころ
増富の湯    山梨県北杜市須玉町比志6438
冷泉で有名な増富ラジウム温泉。20数年前に訪れたときは、掘立小屋のようなところに、小さく炉が切ってあって、冷泉にぽちゃんとつかった記憶が…。ちょっとうらびれた印象だったのだが、いまは立派なスパ施設がある。3種類の源泉かけ流しがあり、37℃、32℃、25℃と、温度が異なるので、冷泉が苦手な人も大丈夫。25℃の源泉も、最初は冷たいけど、じっと入っていると慣れてくる。ま、そうは言っても、私は温泉のほうが好きですけどね(笑)。


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