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地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

長野・小布施   14.05.02

2014-05-06 09:41:02 | 甲信越
5月2日~5日、車で富山に帰省した。
2年前、上信越道を初めて走ったとき、小布施付近で見られる桜並木に感動し、
ことしも見られたらいいな~と思っていたのですが…



おお! ことしも、ちょうど八重桜が見頃を迎え、
殺風景な高速の景色を、華やかに彩ってくれていました~!



これは、このまま通過するのはもったいないということで、
信州中野ICで下りて、桜並木を散策することに。



そう、2年前も、あまりの美しさに途中下車したのですが、
あの感動がずっと胸に残っていました。
さらに、この日はすばらしい快晴。お花見日和です!



千曲川ふれあい公園に車を止めて、しばしお花を堪能します。
色とりどりのハナモモ、美しい~~♪



さらに行くと、桜に、桃に、菜の花!!
春がいっぺんにやってきたようなにぎやかさ。



すごーい! すごーい!! すごーい!!!
こんなにきれいなところなのに、人が少ないのも、またいい!
GWのはざまの平日だからなんでしょうけど、
この美しい眺めをのんびり味わえるのが、何よりの贅沢。
お休みをいただいた甲斐がありました。



さらにさらに、歩を進めていくと…



一面の菜の花畑~!
明るい黄色が目にまぶしいくらい。
千曲川ぞいの田園風景って、日本の正しい里山って感じがするなと思っていたら、
童謡「朧月夜」は、このあたりの風景を歌ったものなんだそう。
♪菜の花畑に入り日薄れ、見渡す山の端、霞深し~ 



なるほど、なるほど。
日本人のDNAに刻みこまれている、懐かしい風景なんだな~。
畑に咲いているリンゴやモモの花も満開で、いい感じだったんだけど、
車を止めにくくて、車窓から見るのみに。
今度、小布施にお泊りして、このあたり、ゆっくり歩いてみたいな。



そして、この日は、妙高もくっきり!
北信の春はすがすがしくて、いいな~~。
富山へ帰省しがてら、すてきな景色を楽しませていただきました。
ドライバーさん、ありがとうございました!!



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長野・栂池自然園    13.09.29

2013-10-14 10:06:01 | 甲信越
LAMN秋山3日めは、栂池自然園。
山歩きを始めてからずっと訪れてみたかった憧れの場所です。
栂池は花の名所だけど、紅葉もいいのではないかしら。
「紅葉まつり」も始まっているだそうだし、わくわくする~。



この日も、朝から、雲ひとつない快晴。
秋の澄んだ青空に、白馬三山が美しい~~♪



ゴンドラとロープウエイで一気に1000m上り、標高1829mの自然園駅へ。
高度が上がるほどに、後立山連峰の絶景が!


白馬連山


鹿島槍ヶ岳



こちらは八ヶ岳、南アルプスの山並み。
すばらしい眺めに、しばしうっとり~~。



山並みを堪能したら、
さっそく、栂池自然園の中を歩いてみましょう。





草紅葉が始まってます。湿原の紅葉、いい感じですね~。
園内一周は5.5km。ゆっくり歩けば3時間半~4時間かかる。
木道が整備されていて歩きやすいけれど、意外にアップダウンがあり、
気温があがったこの日、半袖で歩いていても、暑がりの私は汗だく…(^^;









栂池、予想以上にいいところですね~。
もっとゆっくりまわりたかったけれど、
時間の都合で、今回は浮島湿原で折り返すことに。





全部まわきれなかったのは残念でしたが、また来る口実になってよかったかも(^^)
今度は、夏のお花のシーズンに訪れましょう。
そのときは、白馬岳登山とぜひセットで!

LAMN秋山企画は、3日間ともお天気に恵まれて、とても楽しい山行でした。
幹事さん、きめ細かくご配慮いただき、ありがとうございました。
ご一緒いただいた皆さま、またぜひご一緒くださいませ。


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長野/新潟・雨飾山      13.09.28

2013-10-06 12:02:43 | 甲信越
秋山企画2日めは、雨飾山登山。
朝5時半、前泊した雨飾荘の車で、登山口まで送っていただく。
おかげで、登りを1時間短縮。
登り4時間、下り3時間(+下道1時間弱) 計8時間登山の開始です。



出発は、朝5時45分。最初は平坦な木道歩き。
まだ起きていないカラダには、ちょうどいいウォーミングアップに。



15分ほど進んだあたりから、美しいブナ林に。
そして、傾斜は急になり、この後、ずっと急勾配が続きます。



粘土質の土と、木の根っこに、足をとられながら、
ぜいぜい登っていくと、沢の音が近くなってきて、今度は急な下りに。
スタートから2時間弱、荒菅沢に到着!



うぉぉ~、空が青い! 水が冷たい!!
時刻は午前7時半。ここらで朝ごはんにしましょう。



下界では、BSで「早あま」最終回が始まっているはず。
リアルタイムで見られない無念を胸に、
あまちゃん関係者のみなさまに、感謝の念を送る(笑)。
半年間、幸せな時間を、ホントにホントにありがとう!!!



荒菅沢から笹平までは、滑落事故も起きやすい、雨飾山の難所。
けっこうな急勾配を、ひたすら登りに登っていきます。



これまでの約2時間も、急だったなと思ったけど、
ここから先は、それ以上の急勾配。
でも、樹林帯を抜けると、胸のすくような、この眺め。すばらしい~!!



岩場になっても、急勾配は続きます。
標高差800mの山のわりには、きついなという印象。
途中、はしごが2カ所あるけど、高度感はさほどないので、
高所恐怖症のワタシも、なんとかクリア。風が弱いのがありがたい。



9月も下旬だというのに、2000m級の山だというのに、
暑い、暑い!
暑がりのワタクシは、長袖Tシャツ1枚なのに汗だくだく。
尾根をわたる風が気持ちいい~~。



荒菅沢から1時間半。きつい登りを登りきったら、そこは笹平。
左手に、山頂も見えてきました。



山頂まで、あと25分。
最後の登りも、きつそうですが、あとひとふんばり!
写真ではあまり見えませんが、山頂付近の山肌はだいぶ色づいています。



笹平から山頂に向かうと、
右手に、糸魚川の町と、日本海が見えてきました。
下界まで、すっきり見えますね~。



午前10時、雨飾山 北峰到着。
北アルプスの山並み、美しい~~!
白馬、五竜から、鹿島槍、槍までくっきり。
こういうの、「後立山オールスター」っていうらしいです。



左手に見えるのは、雨飾山のもうひとつの山頂 南峰。
雨飾山は、「猫の耳」と呼ばれる双耳峰になっているんだそう。
知らなかった…。
標柱と三角点がある南峰へ行ってみましょう。



雨飾山 南峰(標高1,963m)に到着!
はぁ~、がんばりました。



いやぁ、すばらしい絶景ですね。
360°ぐる~り、お山だらけ。
雨が多い、このお山で、ここまでの景色が見られることは稀だそう。
十数回登っているというおじさまが、「こんなの初めて!」と感動されていました。
風もなく、おだやかな日和。
降りるのがもったいなくて、山頂で40分ほど休憩。



なごり惜しいですが、下りも過酷そうなので、
そろそろ下山いたしましょう。
北峰から笹平を見ると、緑の中に、女性の横顔が!
山頂で一緒になった方から教えていただいたんですが、
ほんと、女の人の横顔に見える~。



下りは、来た道を戻ります。
急勾配の上、すべりやすいため、緊張の連続。
歩いているときの写真は、ほとんどありません。
登山道の脇には、色づいた葉もちらほら。



秋の花も、ちょいちょい顔をのぞかせ、
尻もち、落石に注意しながらの下山にも、心和むひとときがあったり。



難所つづきの下りも、荒菅沢までくれば、ひと安心。
お腹がすいてきたので、沢で手を洗って、お昼ごはんにします。
けっこう厳しい山だったなぁ。



荒菅沢からも、意外に長くて、下っても下っても、
なかなか下りが終わらない。
まわりの緑は美しいけれど、だいぶ疲れてきました。



午後2時、無事、登山口に到着。ふぅぅ~。
帰りは、宿の車がないので、バス停までさらに1時間歩きます。
この下道歩きが、けっこう長い。
だらだら下りを飛ばしぎみで歩き、バスの時間にぎりぎり間に合った!
この後のバスは2時間後なので、必死に歩きましたですよ。

雨飾山、展望がすばらしいお山でした。
お天気がよかったから、登ったかいもあったというものですが、
展望がない日だったら、けっこう修行ちっくな山ですね。
毎回思うけれど、ひとりだったら、心折れていたかもしれません。
ご一緒いただいた皆さまに感謝。今回もありがとうございました!!!


●コース概要
所要時間 9時間15分
雨飾高原キャンプ場5:45-荒菅沢7:30(朝食7:45まで)-笹平-雨飾山山頂10:00(休憩10:40まで)-笹平-荒菅沢12:00(昼食12:20まで)-雨飾高原キャンプ場14:00-雨飾荘バス停15:00


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長野・塩の道 千国越えコース    13.09.27

2013-10-04 21:30:03 | 甲信越
ハイキンググループLAMNの秋山企画で、雨飾山登山2泊3日の旅へ。
初日は、あずさ3号で、南小谷へ。
台風一過の快晴。車窓に、北アルプスの美しい山並みが広がる。



この日は、塩の道 千国越えコースを歩く。
塩の道は、日本海に面する糸魚川から、松本城下まで30里、
塩や海産物などの生活必需品を運ぶために往来した道。
現在、小谷村では、この旧街道をたどる8つの道が整備されている。



今回歩いたのは、そのひとつ、千国越えコース。(約7km、所要時間3時間10分)
松沢口バス停を起点に、ウォーキングスタート!
秋ならではのカラッとした空気。
澄んだ明るい光の中を歩く、気持ちよさといったら…。



スタートから、5分ほどで、百体観音が現れる。
木漏れ日がいい感じですね。
まだいくらも歩いていませんが、お腹がすいてきました(笑)。



街道の途中にある古民家お蕎麦屋さんで、お昼ごはんとしましょう。
こちらのお店、平日はお休みらしいのですが、
幹事さんが事前予約をしておいてくださったおかげで、
天然岩魚の塩焼き、おいしいお蕎麦をいただくことができました。
幹事さん、手配カンペキです。ありがとうございました!!



昼食後は、牛方宿を見学したり…
(牛方宿:牛を使って荷を運んだ人、牛が、旅の疲れをいやした宿)



千国番所跡、千国の庄資料館を見学したり…



こちら、千国の庄資料館に展示されていた押し絵雛。
平べったいお雛様、初めてみました~。



秋の田園風景をのんびり楽しみつつ。
先日の北海道の旅では感じられなかった、明るい日差しを全身で受けとめて…



幸せ~~♪



道端には、秋の花。蝶や赤とんぼ。
秋が、少しずつ深くなってきてますね。



翌日へ向けての、いい足慣らしとなりました。
さ、明日は、雨飾山登山。
久しぶりのがっつり歩き、どうなりますことか。


●コース概要
所要時間 4時間15分
南小谷駅11:45-(タクシー)-松沢口バス停12:00-(昼食13:00)-牛方宿-千国番所跡-源長寺-庚申塔-小谷村郷土館-南小谷駅16:00


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新潟・湯沢トレッキング I コース    13.08.03

2013-08-10 13:58:56 | 甲信越
長岡花火の翌日、越後湯沢で軽く歩いてみることに。
ネットで調べてみると、トレッキングコースがいくつかある模様。
今回は、清津峡ぞいにある「湯沢トレッキングⅠ」という、
お気楽ゆるゆるコースを選択。



「フィトンチッド広場」って、すてきな名前~。
ちょっとしたもくろみもあって、今回の目的地はこの広場に決定。
いざスタート!



歩きはじめは杉林だけど、少し行くと、いい感じの雑木林に。
足もとがふかふかで、とっても歩きやすい。



そして、こちら、デコポンさんの新しいストック。
先日、さかいやで、あまりの軽さに驚いて、衝動買いしてしまったのだけど、
持っていないみたいに軽い。
お道具の進化って、すごいですね~。



そのお道具を携えて、さくさく歩くデコポンさん。
とっても気に入ったそうで、通勤にも使いたいくらいだそうです(笑)。



気づくと、あたり一帯、美しいブナ林。
鳥のさえずりもかわいくて、いやはや、心なごみます~♪

 

立ち止まって、深呼吸。はぁぁ~。
ブナ林って、なんか空気が透き通ってる気がするな。



さらに歩くと、お、川に出ました。清津川ですね。
川をわたる風が冷たくて、気持ちいい~。



再びブナ林を歩いていくと…



少し開けた場所に出ました。
「フィトンチッドの広場」に到着です!



さぁ、一服しましょう。
今回、ここを折り返し点にしたのは、
買ったばかりのバーナーと鍋で、山ごはんをつくろうと思っていたから。
しかし、歩きが軽かったせいか、まだお腹がすかない。
そこで、お湯をわかして、コーヒーを淹れることに。


新入りのお道具、うちで写真、撮りました(汗)。これからは山でラーメン、コーヒー、OKです!

はじめてのおままごとグッズにテンションが上がり、
きゃっきゃ言いながら、バーナーに火をつけ、コーヒーを淹れたのですが…
お道具に気を取られすぎ、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました(^^;



この先、鹿飛橋まで行って折り返すのが通常コースのようですが、
この後、東京に帰らなくてはならないので、体力温存。
コーヒーをいただいたら、来た道を戻りましょう。



このあたり、コバルトブルーキャニオンと呼ばれているところでしょうか。
樹間から、深い青が見えていました。



河原に降りて、ランチをする人もいらっしゃいました。
夏場は、水辺でのんびり過ごすのいいですね~。



今回、お花など、足もとの写真はありません。
アジサイや名前がわからない小さな花が、あちこちに咲いていたのですが…。
苦手なカエルが登山道のあちこちにいそうで
(実際、デカイのが跳びはねていくのを見てしまった…。ああ)
立ち止まったり、足もとをじっくり見たりすることができませんでした(^^;



ブナ林は、紅葉もよさそう。
秋ならカエルくんも減るので、機会があれば、またぜひ♪
せっかく買ったバーナーも、またどこかで試したい~~。


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新潟・湯沢高原アルプの里~長岡花火    13.08.02

2013-08-04 16:48:42 | 甲信越
8月1~4日は、憧れの蝶ヶ岳、常念岳に登る予定だったのだが、
初日にどうしてもはずせない仕事が入ってしまい、
憧れの山はまた次の機会に…ということになってしまった(泣)。



…となると、8月2、3日は長岡の花火。
今年は見送りかなと思っていたが、桟敷チケットが2枚、運よく手に入り、
いつもは置いてきぼり(笑)のデコポンも一緒に、長岡の花火へ!



今回は、車で新潟へ。
越後湯沢の宿に車をおいて、湯沢から長岡へは新幹線で。
湯沢には意外に早く着き、花火に向かうには時間があったので、
湯沢高原アルプの里へ行ってみた。



ロープウェイで一気に標高1,000mへ上がり、
山頂駅を降りると、目の前には、色とりどりのユリの花。
ゴージャスですな~~!



こんな華やかな花もたまにはいいけど、
山にひっそり咲く高山植物のほうが性に合う、デコポンと私。
ユリ園を早々に辞して、宿で温泉&昼寝…。



花火に向けて英気を養い、いざ長岡へ!
意気ごんで、JR越後湯沢駅へ行くと、なんと上越新幹線が遅れてるとのこと。
朝の停電でダイヤが乱れており、夕方になってもまだ影響が残っていたのだ。
ああん。花火に間に合うかしら。。

35分遅れで到着した新幹線に乗り込み、長岡駅からは小走りで。
ちょっとドキドキしたけど、ぎりぎり打ち上げに間に合いました。



さぁ、ことしも、打ち上げ開始でございます~。
前日まで大雨で、開催が心配されていたようですが、
この日、お天気はまずまず。
でも、風が少なかったので、煙が滞留しがち。
大量の花火を一時に上げると、後半は煙で見えなくなっちゃうのが惜かったな。


残念ながら、ちょっと煙っちゃってますね…。ことしはロクな写真が撮れませんでした。とほ。

長岡の花火は、正三尺玉が有名だけれど、スターマインでも、見どころが3つある。
大河にちなんだ「天地人」、復興祈願の「フェニックス」、
そして、大林宣彦監督の映画にちなんだ「この空の花」。

「フェニックス」は、毎回見るたびにジーンとするんだけど、
今年は「この空の花」がすごくよかった。
色づかいが若々しくて、動きも新鮮で。
担当された花火業者がマルゴーさんだと聞いて、納得。
大曲の花火も見たくなっちゃったな…。

空に打ち上がる花火に、心の中で手を合わせつつ。
ことしも、いいものを見せていただきました。
花火師の皆さま、ありがとうございました。来年もまた。

昨年の模様はこちら!


山のお話ではありませんが…
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長野・入笠山   13.07.06

2013-07-07 19:42:19 | 甲信越
ハイキンググループLAMNの例会で、花の百名山・入笠山へ。
蒸し暑い東京を脱出して、涼やかな高原リゾートへ Let's go~!



JR富士見駅から、無料シャトルバスで約10分。
富士見パノラマリゾートに着いたら、
ゴンドラで一気に700m上がり、標高1,780mのゴンドラ山頂駅へ。
高原をわたる風が涼しい~~。



少しひんやりした空気の中を歩きはじめると、すぐに、かわいいお花が登場。
この小さな花、コバナイチヤクソウでしょうか。
他にも、たくさんのお花が咲いてます~。


シモツケ                                キキョウ


ヨツバヒヨドリ                             アキノキリンソウ



林道を歩くこと10分。花の宝庫・入笠湿原に到着~!
うわぁ~ん、いい感じ~~。
これで空が青かったら、最高なのになぁ。



この時期の入笠湿原で目立つのは、アヤメ。
アヤメとカキツバタとハナショウブの見分け方、最近知ったのだが、
アヤメは、花弁の根元に、網目状の模様があり、
カキツバタは白い目の模様、ハナショウブは黄色い目の模様があるそうだ。
上の写真は、網目状の模様があるから、アヤメですね。



群生のあちこちで、蝶がアヤメの蜜を吸っている。
LAMNの蝶博士によると、これはミドリヒョウモンではないかとのこと。
名前がすぐにわかるってすごい!



入笠湿原は、100万株のスズランが群生していることで有名。
前回はスズラン狙いで6月下旬に訪れたんだけど、
スズランを抜きにしても、6月のほうがズミやクリンソウ、レンゲツツジなど、
華やかな花が多かったような…。



いえいえ。
ちょっと端境期感はありましたが、
7月のお花だって、決して悪くありませんよ~。


ハクサンフウロ                               キバナヤマオダマキ

今回の収穫は、ハクサンフウロとキバナヤマオダマキの群生。
やさしく上品なお花の群生なので、大人好みの味わいとでもいいましょうか。



ゴンドラ乗り場で、「入笠に咲く花」という花図鑑をいただきましたが、
これが、花の湿原を歩くのにはちょうどよくて。
咲いている花の名前を確かめつつ、歩くのがとっても楽しい。



夏の湿原の女王(と勝手に命名)、
ニッコウキスゲが開花しはじめると、本格的な夏の到来ですね~。



お花畑をたっぷり楽しんだら、
さぁ、入笠山山頂をめざして登りましょう。



山頂までは約40分。
小さな虫が顔のまわりをブンブンするのが気になるけど、
この季節は仕方ないのよね…。



この先の分岐で、岩場迂回コースを選択したんだけど、
迂回コースのほうも、勾配は意外に急。
林の中は風が通らないから、汗が吹き出してくる。。



急勾配をぜぇぜぇ登っていくと、
突然、視界が開けて、入笠山山頂(標高1,955m)に到着!



入笠山山頂は、360°の大展望が広がっており、
お天気がよければ、22座もの百名山が見えるらしいのですが…。



残念ながら、八ヶ岳のてっぺんは雲の中。
富士山も、裾野は見えたけど…。



遠くに、うっすら見えるのは、諏訪湖。
ここから諏訪湖が見えるの、初めて知りました~。



入笠山でランチの後は、裏登山道で下山し、大阿原湿原へ。
約40分の周回コースは、きちんと木道が整備されている。



いただいた冊子によると、湿原としては、乾燥度が高く、
老年時代(!)に入っているため、低木が侵入しているとのこと。
確かに、地塘はないし、少し乾いた印象…。



レンゲツツジがちょうどいい感じで。
緑の中のレンゲツツジって、きれいですね~。



あ、ワタスゲ! と思ったけど、穂がちょっと細長いみたい。
サギスゲでしょうか。



カラマツの林を歩くの、気持ちいい~。
通り雨がパラつくこともあったけど、大くずれしなくてよかった。



この日の朝、テレビ朝日の「大人の山歩き」で
ちょうど「入笠山」をやっていたんだけど、
その中で、木にかかっている藻みたいなものが紹介されていた。



これ、これ。「サルオガセ」。
ブナ林など落葉広葉樹林に着生する地衣類だそう。
菌類と違って、木から養分を取って弱らせることはなく
空気中の水分を吸収し、自ら光合成をおこなって自活しているのだそうだ。
寄生しているんじゃないのねぇ。


シロバナノヘビイチゴ                            ウマノアシガタ

午後になっても、八ヶ岳の雲はとれません。
この日、関東甲信は梅雨明け。下界はいいお天気だったのかしら…。



今回は、幹事だったので、お天気や花の開花状況にハラハラしました。
スカッとした夏空が見られなかったのは残念だけど、
まずまずの山行だったのではないでしょうか。
ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました~!


●コース概要
歩行時間 3時間40分
富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅10:40-入笠湿原-入笠山山頂11:50-首切清水-大阿原湿原13:20-入笠湿原-ゴンドラ山頂駅14:20

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草津~東京     13.05.04

2013-05-07 21:17:34 | 甲信越
GW車旅 最終日は、草津から東京へ戻るのみ。
道が混雑する前に帰ろうという計画ですが、
残雪期の草津白根山は初めてなので、せっかくだから登っておきましょうか。



ということで、再びやってまいりました、志賀草津道路。
こちらの斜面は日当たりがいいので、雪が少ないですね。



ロープウエイ、運行中。
この下には、石楠花ロードがあるんですが、
ことしは花が遅く、花芽も少ないそう…。
もう少し雪がとけてたら、ウォーキングしようかと思ってたんですけどね。



白根山Pに車を止めて、湯釜まで登ります。
はぁ~、スカッとするいい眺め!





さぁ、景色を堪能したら、帰路につきましょうか。
白根山の駐車場も、道も、混雑が激しくなってきましたし…。



帰りは、日本ロマンティック街道なる道を走ります。
写真は吾妻渓谷付近。新緑が美しい~。



吾妻渓谷は、奇岩・怪岩・滝・屏風岩と変化に富んでいて、
“関東の耶馬渓″と呼ばれているらしい。
2kmほどの遊歩道があるみたいなので、紅葉の時期に歩くといいかも。



渋川・伊香保ICから関越道に入り、一路、東京へ。
おかげさまで渋滞もなく、5泊6日の車旅も無事終了。
一人で運転しつづけたデコポンさん、お疲れさまでした~。


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富山~戸隠~草津    13.05.03

2013-05-06 13:13:23 | 甲信越
GW後半、富山から東京へ戻る途中、
戸隠神社に寄って、草津で1泊することに。
車の旅は、あちこち立ち寄れるのがいいですね。



まずは、北陸自動車道で糸魚川へ。
県境の親不知付近を通過。渋滞もなく、滑り出し快調!



糸魚川からは一般道で、白馬を抜けていく。
雪をいただいた白馬、美しい~!



なんだろ、この澄んだ感じ。
空の青さ、雪の白さ、クリアさが、別次元な気がする。
雪に覆われた白馬をみると、登れる気がまったくしないけど、
これが夏にはとけて、人がたくさん登るんだもんなぁ。



白馬を抜けると、「鬼無里」という地名が!
あ、これは水芭蕉で有名な「奥裾花自然園」があるところ。
ずっと前から行ってみたいと思い、なかなか行けずにいた憧れの場所。
ああ、でも、きょうは戸隠から草津まで行かなくちゃいけないから、
ここで散策してると遅くなっちゃう…。
でも、ここまで来ることもなかなかないし…。
心は千々に乱れたけど、今回はスルーして、次回、時間をちゃんとつくって来ることに。



気を取り直し、さらに行くと、ゴツゴツの岩山登場!
いよいよ戸隠エリアに入ってまいりました。
戸隠山。雪こそないけど、これはこれで登るの大変そうですね~。



「戸隠神社P」という看板が目に入ったので、車を止めて、いざ参拝へ。
一度訪れたいと思っていた戸隠神社だが、下調べもしないでやってきたワタクシたち。
戸隠神社の全貌を知らず、「宝光社」というところから入り、歩きはじめた。
GWなのに、意外に人が少ない。
「中社まで約20分」という案内に導かれ、ずんずん歩く。



中社到着! 車も人も、ここにはたくさんいる!!
でも、あの「杉並木」はないなぁ…。
と思っていると、「奥社まで約20分」という案内板が。
そうか、あの杉並木は奥社にあるのね。



戸隠神社って広いのね~などと、呑気なことを言いながら、
奥社に向かって、歩くこと20分。
奥社入口につくと、ものすごい人、人、人。
多くの人は、奥社入口Pに車を止めて、参拝する模様…。
無知だったため、すでに40分以上、歩いている…。



そして、奥社は、入口からさらに30分。しかも、参道には雪。
信仰っていうのは厳しいものですね…。
初詣のような大混雑の中、なんとかお参りをすませ、
帰りは、戸隠森林自然園に立ち寄る。



ここ、神社の混雑がうそのように、静かでとてもいい。
水芭蕉が咲きはじめていて、可憐な感じ。



雪が解けたばかりのところに咲く、水芭蕉。
まだ水も冷たいだろうに、けなげでかわいいですね。



ことしは寒くて、花が遅いみたいですけど、
例年なら、リュウキンカやニリンソウも咲いているそう。
木道も整備されていて歩きやすいし、この自然園、気に入りました。



さてさて、予想外に戸隠神社で時間を費やしてしまったワタクシたち。
(結局、10km以上、3時間近く歩いてしまいました…)
飯綱町で他にも寄りたいところがあったのですが、
遅くなってしまったので、草津に向かって出発することに。
そう、この後、難所の「志賀草津道路」も控えていますからね。



志賀高原を通って、草津へ抜ける、このルート。
冬は閉鎖しており、GW前半も降雪のため、一時閉鎖していたよう。
標高が高いところでは、こ~んな雪の壁も。
志賀高原では、この時期、まだスキーができるんですね。



道に雪はないけれど、気温が低いと、道が凍結するため、
ノーマルタイヤだと、朝晩は危険。
この日は晴れてたからいいけど、冷たい雨でも降ってたら迂回ですね。



ドライバーは、気を使うルートかもしれませんが、
助手席に乗っている分には、眺め最高!(^^)
残雪期ならではの美しい景色に、テンションあがりまくりです。



遠くの山々まできれいに見えました~。
お天気の神様、ありがとうございました~~!
(まず、ドライバーさんに感謝しろって感じでしょうか 笑)


●宿泊
シーダーロッジ



いつ訪れても落ち着くお宿。今回もありがとうございました。

 
海老とマンゴーの春巻 本鮪とトリ貝のカルパッチョ 鮑とウニのジュレ   新玉葱のブランマンジェとそのスープ 帆立貝とサクラマスのタルタル添え

 
金目鯛のヴァプール 蜂蜜とヴィネガーの風味 これ以外にお肉2皿とデザート  こちら朝の和食


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長野・安曇野   13.04.29

2013-05-04 22:11:05 | 甲信越
4月29日~5月4日、富山へ帰省する車旅に出かけた。
初日は、安曇野経由で、奥飛騨・平湯温泉へ。
朝5時半出発。絶好のお天気。中央道は渋滞なし。
車窓の南アルプスにテンションあがる~~。



朝9時半、安曇野到着。
まずは、大王わさび農場へ Let's go!



入場するなり、デコポンさんはわさびソフトにまっしぐら。
ソフトクリーム好きのデコポンさん、GW旅 初日から幸先がいいですね(笑)。 朝っぱらから…



安曇野は、いまが桜のシーズンなんですね。
八重桜やレンギョウ、園内のあちこちに、ようやく訪れた春が感じられます。



ワサビの花も咲いてました~。
白い可憐な花、初めて見ましたよ。



そして、そして、園内から北アルプスの美しい山々が!
常念岳~大天井岳がきれいに見えています~~♪



さらに、さらに、園内を流れる川の美しいこと!!
水底が透き通って見えます~~。



この感じ、どこかで観たことある。
そうだ、NHK連続テレビ小説の「おひさま」だわっ。
和さんと陽子が歩いていた、あの川に違いないっ!!
と思って、ずんずん川に近づいていったら、「おひさまロケ地」なる看板がありました。



会社の元後輩が、この大王わさび農場の近くに、
最近、新居をかまえたとFBで知り、ちょっと立ち寄ってみた。
大王わさび農場から、ほんと、目と鼻の先。
家の前には、上の写真のような北アルプスが広がっている絶好のロケーション。
いいな、いいな、いいな~~♪



さすがデザイナーだけあって、とってもおしゃれでかわいいお家。
同行したデポコンも、「気がいいね~」とたいそうお気に入りでした。
ここ1~2カ月、東京で家探しをしていたけど、
こんな田舎暮らしもいいなぁ~なんて思ったり…。ね。



おいしいお蕎麦屋さんを教えていただき、お腹を満たした後、
碌山美術館へ。



彫塑に興味がすごくあったわけではないのですが、
建物が素敵そうだな~と思って、訪れた次第。
お庭のベンチに座っていると、心地よい風が流れて、いい感じ。



さ、あまり遅くならないうちに、平湯温泉に向かいましょう。
平湯で泊まった「深山桜庵」の写真は1枚もありませんが、
まったり、のんびり、いいお湯を楽しませていただきました~~。

●宿泊
深山桜庵

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