地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

群馬・武尊山   14.06.21

2014-06-24 00:48:21 | 関東
ハイキンググループLAMNの春山企画で、上州 武尊山(標高2158m)に登った。
武尊山は、アプローチが不便だし、鎖場がけっこうあるので、
ワタクシ的には「誘われないと行かない山」のひとつだった。
でも、百名山のひとつだし、こんな機会でもなければ行くこともないだろうから、
鎖場に若干の不安があったけれど、参加させていただくことにした。



コースタイム 7時間30分、標高差1222m。
久しぶりの本格歩き。ペース配分に気をつけてしっかり歩かなくちゃ。
前泊した宝川温泉の宿から、ジャンボタクシーで武尊神社へ。
全員、無事に下山できますように。



最初の30分は林道歩き。
登山道脇に咲いているタニウツギなどのお花を愛でながら、
まだ眠っているカラダに少しずつスイッチを入れていく。



実は、この3日前に軽いぎっくり腰のようになり、
いきつけのカイロプラクティックで調整してもらったのだが、
まだなんとなく不安があり、歩きも気分も慎重に。



「カラダの声に耳をすます」って、こんな感じかしらと思いながら、
一歩一歩、地面をしっかりとらえて歩く。



剣ヶ峰山分岐から、徐々に傾斜が増してきた。
1カ月ぶりの山行のせいか、息があがる。汗がだらだら流れる。



樹幹から見える山の緑に癒されながら、一歩一歩登っていく。
ぽこぽこのまあるい緑、かわいい~♪
な~んて思っていると…



ついに鎖場、登場!
4カ所ほど、はしご&鎖場があったけど、
高所恐怖症のワタクシでも、絶望的になるほどの高度感はなく、
なんとか無事にクリア!



そして、鎖場を登りきった、その先には美しいシャクナゲ群生のごほうび!!
神様、なんとも心憎い演出です。



鎖を無事通過した安堵感にひたり、しばし休憩~。
天気予報ではくもりだったけど、薄日もさして、とっても気持ちいい~~♪



稜線に出ると、ようやく武尊山山頂が見えてきた。
ここまで来れば、あとは山頂までのんびり尾根歩き。



山頂付近はシャクナゲが満開~。
花が彩るビクトリーロードを通って、いざ山頂へ。



とうちゃーく!
コースタイムより少しオーバーしたけど、4時間半で無事山頂に到着!!



さぁ、ランチ休憩といたしましょう。
登頂したときは、少しガスってたのですが、
ご飯をいただいているうちに、ガスが晴れて、皇海山方面が見えてきました~。



ランチを終えたら、剣ケ峰山をめざして、Let's go!
尾根をわたる風が心地いい~。
がんばって登ってきてよかったなと思うひとときです。



剣ケ峰山へ向かう途中で、雲行きが少しあやしくなり、
ついに雷がゴロゴロ鳴りはじめた。やばい…。
ぽつりぽつり降り始めたので、雨装備を整える。
先はまだ長い。あまりひどくならないうちに、さくっと下山してしまいたい。



しかし、ここからが長かった…。
雨は小1時間ほどであがり、再び薄日がさしてきた。
だが、雨をふくみ、ぬかるんだ道はすべる、すべる。
張り出した木の根もすべるし、歩きにくいこと、この上ない。
足がつる者、すべって転ぶ者、アクシデント満載で、下山のスピードが上がらない。



下りも急勾配、と覚悟はしていたけれど、ここまですべりやすく、歩きにくいとは…。
下っても下っても、なかなか着かない。案内板もない。
この下りはタフだったなぁ。



案内板が見えたときは、心底、「助かった…」と思った。
登山口にタクシーを待たせていたし、日暮れも近づいていたし…ね。
結局、下山に5時間を要し、10時間近くの山行となってしまった。

それでも、全員ケガもなく、無事に下山できてよかった~。
企画いただいた幹事さん、ご一緒いただいた皆さん、お疲れさまでした。
エスケープルートのないロングコースは、リスクが大きいので、
今後はもっと慎重に計画したほうがいいかもと思いつつ…。
ひとりでは登ることもなかった武尊山に登ることができ、LAMNの皆様に感謝するばかり。
皆さま、どうもありがとうございました!!


●コース概要
所要時間 10時間
武尊神社7:50-手小屋沢避難小屋分岐10:00-武尊山山頂12:15(昼食12:45)-剣ケ峰山分岐14:20-武尊神社17:50


●宿泊
宝川温泉 旺泉閣

川沿いの露天がすばらしいお宿。湯浴みOKなので、混浴も楽し。








→ 登山の人気ブログランキングへ


埼玉・棒ノ折山   14.05.24

2014-06-01 00:21:18 | 関東
5月晴れの気持ちよい日、
健脚女子のみなさまと、棒ノ折山を歩いてきました。



棒ノ折山は、山歩きを始めてから、いつかは行こうと思っていたのに、
なかなか機会に恵まれず、今回、ようやく登ることができました。
初級向けのほどよい山、という印象でしたが、さていかに…。
名栗湖の有馬ダムを起点に、いざ出発~!



沢沿いを行く、このコース、
歩き始めてまもなく、小さな滝や徒渉が現れます。
半袖でも、すでに大汗かいているワタクシには、
この涼感、ありがたいですねぇ。



そして、登山道の脇には、可憐な白い花。
こちらは、ヤマアジサイでしょうか。
オトコヨウゾメなど、この時期は白い花が目につきます。



さらに歩いていくと、ゴツゴツの岩場に突入!
初級コースのわりには、けっこうな急勾配。
鎖や手すりがあるので、危険なことはないけれど、けっこう息があがりました。



難所を終えれば、また気持ちいい沢沿い歩き。
かわいい鳥の声があちこちから聞こえてきます。



うわ~ん、新緑でカラダまで緑に染まりそう~。
この階段を登りきれば、山頂へはあとちょっと。
大汗かいて、ぜえぜえいいながら、登っていきます。
思ったよりきついのは、体力が落ちてるからかしら…(^^;



歩き始めから、2時間ちょっとで、山頂に到着!
山並みが美しい~~。



山頂は、奥多摩方面から登ってきた人も合流し、けっこうにぎやか。
さすが、人気のお山です。
タイミングよく、木陰の涼しいスペースを確保し、ランチ&ひと休み。
歩いているときは暑いけど、山頂は風が吹き抜け、長袖じゃないと寒いくらい。



下山は、滝ノ平尾根コースへ。
こちらは、行きより、なだらかで比較的下りやすい。



快調に下っていくと、眼下に有馬ダムが見えてきました。
けっこう下ったつもりだったのに、まだまだ高さ、ありますね。



樹林帯をひたすら下って、下って。
下りきったら、もうそこはゴールの「さらわびの湯」。
温泉で汗をさっぱり流せる、こういうコース、いいですよね~。
「さわらびの湯」の写真は、取り忘れましたが、なかなか立派な施設でした。
けっこう人がいたので、脱衣所がもう少し広ければ、なおいいのにと思いましたが。

そして、お風呂あがりは、お約束のビール!!
山は、温泉&ビールつきだと、幸せが倍増しますね。
ご一緒いただいた健脚のみなさま、どうもありがとうございました。
また、どこかのお山をぜひご一緒くださいませ~♪


●コース概要
所要時間 5時間20分
さわらびの湯バス停10:00-岩茸石-山頂12:15(昼食12:50)-岩茸石-さわらびの湯14:30-さわらびの湯バス停15:10


→ 登山の人気ブログランキングへ