地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

長野・黒斑山   15.12.06

2015-12-28 16:32:03 | 甲信越
タクゾーツアー2日めは、待望の黒斑山へ。
何年か前に、秋に訪れたことがあるのですが、カラマツの黄葉がきれいで、
とっても歩きやすくて、浅間山がどっかーんと見えて、とってもいい山だったなぁと。
冬になると、浅間山に筋状に雪がつもって、マーブル調になるらしいので、
雪のシーズンに訪れてみたいと、ずーーっと思っていたのでした。



思いがけず、念願かなって訪れることになったわたくし、
向かう途上から、もうテンションあがりまくりです。
登山口のある高峰高原まで、車であがってくると、
雲海の向こうに、富士さーん!



そして、八ヶ岳~!



登り始めて、高度があがってくると、屏風のように連なる山々。
中央アルプス? 北アルプス?? いずれにしても贅沢な眺めです。



行きは、中コースを選択したので、しばらくは樹林帯だったのですが、
表コースと合流したあたりから、岩岩の道になります。
風で雪が飛ばされるから、このあたりは雪が少ないですねー。



だいぶ高度があがってきました。
左手奥に、ちっさく富士山が見えてます~。



さらに登っていくと、トーミの頭にとうちゃーく!
目の前に、浅間山どっかーん!!
いやはや、いい眺めです~。



わっせ、わっせ、わっせ。
さらに15分ほど登っていくと‥‥



黒斑山山頂にとうちゃーく!






ひゃー、美しいですね~。
念願のマーブル調の浅間山が見られて、わたくし感無量です。



さらに先まで足をのばしてみたい気持ちもありますが、
この日はもう日が傾きはじめていて、時間切れ。



トーミの頭まで戻ってきたら、光がだいぶ赤っぽくなっていて。
冬はほんとに日が短いですね。



下りは、表コースを下ります。
コースタイム 1時間20分。先を急ぎましょう。



浅間山とは、ここでお別れです。
名残を惜しんで、しばし佇む我ら。
美しい姿を見せてくれてありがとう!



表コースを下りに使うと、素晴らしい山並みを眺めながら歩けるんですね。
前回は、登りで使っていたのですが、下りで使うのもいいなぁ。



空と太陽が幻想的で。
自然のつくる景色って、すばらしいですねぇ。
今回も、お天気の神様とご一緒いただいた皆様にふかーく感謝。
こんなにすてきな体験をさせていただいてありがとうございました~!!


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長野・笠岳   15.12.05

2015-12-28 09:21:01 | 甲信越
「12月5~6日、1泊でどこかに行きませんか~?」
山仲間のk子さんからお誘いがあったのは、10月だっただろうか。
そのとき、頭をよぎったのは、企画がたてにくい時期だなぁ‥ということ。
12月頭‥‥雪狙いか、紅葉狙いか。



迷った挙句、ツアーガイド タクゾーさんに企画を丸投げしてしまったのですが、
タクゾーさんからの提案がすばらしくて!
長野の山田温泉「Red wood Inn」に泊まって、初日は笠岳に登り、
2日めは黒斑山に登るというもの。うまくいけば、雪山を歩けるとのこと。
わーい、わーい!



ところが、直前になり、宿を変更するという連絡が。
「Red wood Inn」が売りにしている露天が、メンテ中で入れないので、
急遽、高山温泉に宿を変更することになったそうだ。
このあたりは温泉もいっぱいあるし、どこでもいいわ~と思っていたので、
私はかまわないのですが、ガイドさんて、ほんと、たいへんですね。

というわけで、ここに泊まるわけではないのですが、
せっかくなので、おいしいと噂のランチ(実際おいしかったです~)をいただき、
いざ、笠岳へLet's Go!



この時期、正直、雪は微妙だなと思っていたのですが、
ラッキーなことに、前日、けっこう降った模様。
まだだ~れも歩いていないまっさらな雪に、踏み跡をつける楽しさといったら。
もうそれだけでテンションあがりまくりの私たち(笑)。





しかも、空は真っ青で。
こんな美しい青と白の世界を歩けるだけで、もう夢見ごこち。





日差しも強く暖かで、ちょっと歩いただけで、汗びっしょり。
インナーを脱いで体温調整をしていると‥‥



やぶの向こうに、カモシカ、発見!
逃げるのかと思いきや、少し上にあがって、じっとこちらを見ていました。



車道歩きが終わり、雪が多めの山道になってきました。
こういう道が好き。なんか楽しいわぁ。



この一帯、日本最長のタコチコースだそうで、
これから雪が増えたら、バックカントリーのひとが増えるんでしょうね。
ボーゲンしかできない私には未知の世界ですが、
クロカンくらい、どこかでやってみたいな~と思っているきょうこのごろ。



道の傾斜が急に増してきました。
いよいよ山頂に向けて登っていくんですね‥‥。
補助ロープを頼りに登っていくも、雪に足をとられ滑ったり。。
これはアイゼンをつけたほうがいいですね。



樹間から、笠岳山頂が見えました~。
まだだいぶ遠いようですけれど‥‥。
歩いているひとがだれもいないようで、トレースがなくなり、
ラッセルもだいぶ深くなってきました。

‥‥んーー。
タクゾーさんが少し先まで様子を見に行ってくれたけれど、
先に進むのはむずかしそうとのこと。
出発も遅かったことですし、無理をしないで折り返しましょう。



冬は日が短いですね。
ふもとのスキー場に戻ってくるころには、
日がすっかり傾いて‥‥。



影がこーんなに長くのびて。雪が赤く染まって。
冬の夕暮れはきれいですねぇ。



さぁさ、宿に行って、あったかい温泉に入りましょう。
この日の宿は、信州高山温泉の紅葉館。
ここがまた温泉も、お料理も、もてなしもすばらしくて。
メインイベントは翌日なんですが、初日から大満足の旅となりました。


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山梨・西沢渓谷  15.11.01

2015-11-15 09:18:39 | 甲信越
ツアーに参加して、西沢渓谷を歩いてきました。
西沢渓谷も、長年訪れてみたいと思っていた場所。
ことしは、ずっと行きたかったところに行ける機会に恵まれて、幸せだなぁ。



今回は、山仲間 popokiさんも一緒。
西沢渓谷のふもとは、いまが紅葉の真っ盛り。
渓谷ぞいは少し冷えるから、紅葉にはちょいと遅かったかしら。



ま、そんなこともあるかもしれませんが、
お天気もいいことですし、紅葉をたっぷり楽しみましょう。



このギザギザ、甲武信岳でしょうか。
西沢渓谷へ向かう途中に、甲武信岳への登山口がありました。
来年は甲武信岳にも登ってみたいな~。



歩きはじめて小1時間ほどで、三重の滝に到着。
もみじの紅が美しいですね~。





人面洞、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝など、次々に現れますが、
水の色が蒼みがあって、きれい~。
それに加えて、この黄葉。







いやいや、なんともすばらしい~。
紅葉、バッチリじゃないですか~~♪



西沢渓谷いちばんの見どころ 七ツ釜五段の滝、登場。
このあたりの紅葉は終盤でしたが、まぁまぁいいじゃないですか。







復路は、旧森林軌道を歩きます。
この道の紅葉がまたすばらしく、少し傾いた光もいい感じ。





全身、黄色~オレンジに染まりそう。
お友達とおしゃべりしながら、こういう道を歩くのって、ほんと楽しい。



下山後は、ほったらかし温泉に入って、まったりのんびり。
夜景をみながら温泉につかるって、贅沢ですね~。
晴天、紅葉、美しい水辺、そして温泉。すばらしく充実した1日でした。
企画いただいたタクゾーさん、ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました~~!!


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長野・奥穂高岳(2)  15.09.19  

2015-11-08 20:40:43 | 甲信越
奥穂高2日めは、憧れのザイテングラートを通って、
涸沢、そして、上高地へ。



前日の疲れで、夜はぐっすり。
睡眠不足も解消し、すっきりとした朝でございます。
噴煙が立ち上っているのは浅間山でしょうか。



昨日スルーした前穂高もくっきり。
きょうも山日和ですね~。



朝6時、宿を出発し、下りはじめると、山荘はあっという間に見えなくなる。
下りは早いなぁ。



涸沢方面に目をやると、美しい山並み。
屏風ノ頭、その後ろは、蝶ケ岳~常念岳かな。



朝日をあびて、慎重に下っていきます。
5年前、涸沢から見上げていた、
あのザイテングラートを下るんだなぁと思うと、感慨深いわぁ。



ザイテングラートって、龍の背骨という意味らしいのですが、
ここから見ると、ほんとに背骨のようですね。



さくっと下っていきましょう。
シルバーウィーク2日めのこの日、涸沢から登ってくるひとが多くて、
早く降りてしまわないと、難所でたいへんなことになりそう。



涸沢のテント、この朝はまだ余裕があるみたいですけど、
この日の夜はたいへんな混雑で、涸沢に1800人ものひとが滞在したそう。
トイレとか、想像しただけでも、たいへんそうですね。



ことしは紅葉が早いみたい。
すこしですが、紅葉がはじまっていました。







あまりの眺望のよさに、テンションがあがる、我ら。
次はあそこだー。って、どこだー?







涸沢ヒュッテで、小休止。
あまりの美しさに、写真を撮る手が止まりませんわ。



涸沢から、横尾、上高地への下山では、ものすごい数の人とすれ違う。
ここ本谷橋も、休憩する人でごった返し。
わたしたちは、きょう下山するからいいけれど、
これから山に入る人たちは、混み混みでたいへんだったろうなぁ。
シルバーウィーク、恐るべし。



上高地に戻ってきました~。
ほんとに神が降りてきそうな美しさ。
まさに、神降地ですね~~。



わたしには、一生、無縁と思っていた奥穂高。
ご一緒いただいた皆さまのおかげで、なんとか無事登って、降りてくることができました。
ここをクリアできたんだから、たいがいのことは大丈夫なんだろうな、
な~んて、へんな自信がついてしまったのは困りものだけど(笑)。
槍ヶ岳とかも、ぜんぜん行けそうな気がしてきました。
来年以降、北アルプスもがんがんいっちゃいましょう。
ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!!!


⚫️コース概要
穂高岳山荘6:00ー涸沢8:30(休憩)ー本谷橋(休憩)ー横尾12:00ー沢で水遊びー徳沢(休憩)14:00ー上高地16:00


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長野・奥穂高岳(1)   15.09.18

2015-11-08 11:07:25 | 甲信越
山好きなのに、高所は苦手なので、
剣岳や槍ヶ岳、奥穂高岳にも登ることはないと思っていた。
ところが、ここ1年の間に知り合ったお友だちは、
剣、槍はもちろん、ジャンダルムや大キレットにもがんがん登っている。



そんな様子を見るにつけ、なんだか、私にも登れそうな気がしてきた。
ちょっと怖そうだけど、行ったらきっと登れるんだろうなとも思っていた。
そんな折、私にとっては理想的な日程で、奥穂高に登る企画が舞い込んできた。
これに乗らなければ、行く機会はまたしばらくないかもしれない。
しかし、コースは上高地~涸沢~奥穂の往復ではなく、
より難易度の高い岳沢コース~奥穂~涸沢コースだとのこと。むむむ。



迷いに迷ったあげく、参加することにした。
ところが、出発する数時間前に、ちょいと体調が悪くなるアクシデントがあり、
またまた心は揺れ動く。
しかし、こんな機会、なかなかないし。ええい! 行ってしまえ!!



前夜、新宿を23時に出発し、沢渡駐車場に3時ごろ到着。
軽く仮眠し、4時半にタクシーで上高地へ。
上高地には、予定どおり5時すぎに到着。
人が多いような気がしたけれど、シルバーウィーク初日だから、まだいいほうなんでしょう。
さ、眠っているカラダを起こしながら、歩きましょう。



上高地から岳沢小屋まで、コースタイム2時間半。
この2時間半がつらかった(涙)。
寝不足のカラダはなかなか起きてくれず、樹林帯で大汗をかき、ギブアップ寸前。
岳沢小屋についたときには、もうここが私の頂上でもいいとさえ思った。



コーヒーをいただいて、一服するも、朝ごはんはあまり食べられず。
大丈夫なのか、あたし。。
と思ったが、ここまで来て、やめるのはもっといや!
大丈夫! ゆっくり一歩一歩登っていこう!!



岳沢小屋を出発しても、しばらくはペースがあがらなかったんだけど、
20分ほど歩いたら、急にカラダが軽くなった。
おっ! いつもの調子が戻ってきたよ。
高度もだいぶあがってきました。上高地が眼下に見えます~。



噂のはしごが登場!
長いけど、ゆっくり登っていけば、問題なさそう。
そう思って一段一段登っていったけど、けっこう長かったなぁ。
しかし、重太郎新道の難所は、こんなもんじゃなくて。
次々にはしごやら、クサリやら、トラバースやら出てきて、
歩き方を教えてくれるタクゾーさんがいなかったら、ちょっと厳しかったな。



岳沢小屋から出発して、約3時間。
紀美子平に到着です~。遠かった~~。
紀美子平って、名前はかわいいけど、かなりえげつないとこにありますね。
直前のクサリが長くて、ついたときにはちょっとクラクラしました(笑)。



たっぷり1時間、昼休憩。前穂はガスっているのでパスすることに。
(あたしは、もともと、パスするつもりでしたけど 笑)
奥穂は3回目というタクゾーさんによると、
ここから先の吊尾根は、そんなに怖くないよ、とのこと。



ところが、えっと、えっと、えっと‥‥(汗)
いきなり、こんなだったり、あんなだったり。
足の置き方を教えていただきつつ、なんとかクリアできましたけど、
けっこうな感じです。



ここですれ違うのは怖いなぁと思っていたのですが、
シルバーウィーク初日だったのが功を奏して、ほとんどすれ違いもなく。
長~いクサリに心折れそうになりながら、あとすこし、あとすこしと言い聞かせ。。



奥穂高岳、山頂とうちゃーく!
標高3190m、日本第3位の高峰です~。
残念ながら、ガスってしまったけど、うれしい!!



ジャンダルムが、時折、姿を見れてくれて。
うわー、やっぱりすごいわ。



山頂でコーヒーをいただいたら、さぁ、穂高岳山荘へ向かいましょう。
北アルプスの山容は、ゴツゴツで、本当に厳しいですね。
かっこいいけど、たぶん、私は東北のような山のほうが好きなんだろうな。



そして、そして、ついにこの山いちばんの難所、登場!
穂高岳山荘へ向かう、このはしごが垂直で、かなーり怖い。
足をおろすところが見えないので、タクゾーさんに足の置き場を教えてもらう。
これがなかったら、わたし、降りられなかったな。



落ち着いて、落ち着いて、一歩一歩。
無事、穂高岳山荘まで下山してまいりました~。
お疲れさま~~!!



荷物を降ろし、部屋で一息ついていたら、ブロッケンが出てるよ~」との声。
慌てて外に出てみたけど、時すでに遅し。消えてしまっていました。
残念~~。



いったん部屋に戻って、あったかく着込んで、再び小屋の外へ。
雲海にぽっかり浮かんでいるのは、笠ヶ岳かしら。



夕食のころには、美しい夕日が見えました。
明日も晴れるかな。



赤く染まった空がまた美しくて。
がんばった充実感とともに、深く胸に刻まれたのでした~。


⚫️コース概要
上高地5:15ー岳沢小屋7:10(休憩7:30)ー紀美子平12:30(休憩13:15)ー奥穂高山頂15:00ー穂高岳山荘16:15


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山梨・北岳   15.08.09

2015-10-31 10:31:43 | 甲信越
日本第2位の高峰・北岳(3192m)に登りました。
キタダケソウの時期には遅かったけど、
山仲間のk子さんがクラブツーリズムのツアーに参加するというので、
ご一緒させていただきました。



初日は、広河原から白根御池まで約3時間のゆる歩き。
泊まった白根御池小屋がすばらしく清潔で、ご飯もおいしく最高。
夜もゆっくり休んで、朝5時半、北岳に向かって出発です!



鳳凰山から朝日が登り、草すべりの花畑を照らし始めました。
いい天気になりそうな予感。気分もあがります~。



高度を上げてくると、花畑の向こうに
八ヶ岳の最高峰・赤岳が見えてきました。
写真で見ても、山頂付近はちょっと険しそうですね。



草すべり分岐に到着。
富士山、どっかーん!



鳳凰三山もどっかーん!!



甲斐駒、千丈もどっかーん!!!



すばらしい眺めにうっとりしながら、歩を進めます。



山の眺めもすばらしいけれど、足元のお花たちもかわいくて。


トクヤクリンドウ。最初、これがタネマンテマかと思ってました~(汗)


特別天然記念物 タカネマンテマ。初めてみました~


名前聞いたけど、忘れちゃった



こんな岩場もよじ登って、よいしょっと!



肩の小屋から山頂までは約40分。
さぁ、もうひとがんばりしましょう~。





山頂に近づいていくと、富士山が見えてきました。
日本のNo.1とNo.2の揃いぶみです。



北岳山頂に到着!
さぁ、360度の大展望を楽しみましょう!!







日本第3位の高峰・間ノ岳にのびる稜線、美しい~。
ここから先に行くには、もう1泊しないと無理なんだよなぁ。
こんないい日に、いつか歩けるといいなぁ。



甲斐駒、千丈を見ながらの下り。こりゃまた贅沢だわ。
来夏は、この2座に登ろう!



この日は本当に眺めがよく、北アルプスまできれいに見える~。



すばらしい眺めに、ずーっとここにいたいくらいだけど、
先が長いので、後ろ髪ひかれつつ、下っていきます。
直射日光に体力を奪われ、軽く脱水ぎみになりながら、なんとか無事下山。
とっても楽しく、美しい山旅でした。
ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました~~!!


⚫️コース概要
白根御池小屋5:30ー草すべり分岐ー肩の小屋ー北岳山頂9:30ー肩の小屋(昼食)11:20ー草すべり分岐ー広河原16:10


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山梨・茅ヶ岳   15.02.08

2015-02-14 10:51:01 | 甲信越
深田久弥 終焉の地、茅ヶ岳(1703m)に登りました。
日本百名山に憧れる者としては、いつか登ってみたいと思っていたお山。
昨年、丹沢山に登ったときのお仲間とご一緒に、
今回は、ガイドさん含め、9名での山行となりました。



朝7時半 西国分寺駅に集合。
ガイドさんの車で、深田記念公園駐車場へ。
装備を整えている間に、雪が舞い始め‥。
天気予報どおりなのではありますが、先週に続き、今回も雪降る中の山行です。
しかし、この日は風がなく、意外に暖かい。
歩きはじめてすぐに暑くなり、中に着ていたフリースを脱ぐ。
それでも、アウターのフードをかぶり、雪が入らないようにジッパーを上まで上げているので、
熱が内にこもって、暑いこと、このうえない。
雪が降っているのに、みな大汗をかき、ほおが火照っている。



女岩まではチェーンアイゼンで、
女岩からはアイゼンを装着して登っていきます。
このパーティ、皆さん歩くのが速くて、いつもより息があがります。
急登をぜいぜい登っていると、碑が見えてきました。
おお、ここが深田久弥が脳溢血で亡くなった場所か。
大好きな山でぽっくり逝けるのは幸せなことだろうけれど、
お仲間はたいへんだったでしょうね。。



雪の少ない岩場をアイゼンで歩くのは、なかなかむずかしい。
もっと雪があれば、刃ががりがり言うこともないんでしょうけれど。
そんなことを思いながら、粛々と登っていく。
出発から約2時間で、茅ヶ岳山頂に到着!
先週につづき、またもや眺望ゼロ。
晴れ女のつもりだったけど、最近、ツキに見放されています~(泣)



こんな日はさくっと下山するに限ります。
ところが! この下山が、意外にクセモノでございまして‥。
雪が少なく、根っこがでているせいか、
アイゼンがひっかかって、歩きにくいこと、ハンパない。
そのうえ、新雪と泥がまざって、アイゼンにくっつきやすく、
雪玉を取っても、取っても、すぐに高下駄のようになって歩けやしない!(怒)



この歩きにくさには、ホント閉口しました。
はじめてアイゼンをつけた人だったら、
もう二度とアイゼンはつけたくないと思ったかも。
先週、ふかふかの新雪をざっくざっく下った楽しい記憶があったせいか、
今回の下山がよけいに厳しくて。
中途半端な雪山は、かえって歩きにくくてよろしくないですね。



と、まぁ、ぐちぐち言っていますが、
歩くたびにいろんなことを経験し、対応力がついてくるのでしょうか。
今回はチェーンアイゼン初体験でしたし、またいろいろ勉強になりました。
この後、温泉で汗を流し、ビールをいただき、幸せ気分で帰宅。
ガイドさん、ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました。


● コース概要 
西国分寺7:00ー(車)ー深田記念公園駐車場9:30ー茅ヶ岳山頂11:30ー深田記念公園駐車場13:15ー甲斐私立温泉 百楽泉13:40~14:40ー西国分寺16:30


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山梨/長野・金峰山   14.10.11

2014-10-15 23:12:39 | 甲信越
山梨と長野の県境にそびえる金峰山に登った。
最近、「登れる百名山は登っておこう」という気分になっているのだが、
金峰山はアプローチが悪くて、個人ではなかなか行きにくい。
そこで今回は、クラブツーリズムのツアーに参加することにした。



ツアー参加者は21名。
それに添乗員さん、ガイドさんを加えた、総勢23名の大所帯。
山の経験や体力にバラつきがある人たちと歩くって、どんな感じなのかしら…。
わくわくドキドキのスタートです!



今回のコースタイムは、4時間半。
新宿出発が遅かったせいで、結局、登山口となる大弛峠を出発したのが11時半。
日没までに帰ってこられるかしら…。
ガイドさんも気がせいているのか、歩くペースが意外に速い。
山歩きツアーって、強行軍になりがちなのね…。



スタートから約1時間、視界が開け、富士山が見えてきました。
いや~、山並みの美しいこと、美しいこと。



ズーム!!
シルエットが本当に美しい~。



朝日岳(2,579m)に到着。
富士山の絶景を楽しみながら、ここでランチをいただきます。



台風が近づいてきていて、お天気を心配していましたが、
予想以上に、さわやかな登山日和。
お天気の神様に感謝~。



朝日岳山頂から見る金峰山。その向こうには南アルプス。
さぁ、金峰山まで、あと1時間半。さくっと行きましょう。
ガレ場を下り、樹林帯をジグザグ歩き、
鉄山を巻いて、ハイマツ帯を登っていくと…



急に展望が開けました。賽の河原に到着です。
八ヶ岳がきれいに見えています~。



八ヶ岳の手前にある、あのゴツゴツした山は、瑞牆山ですね。
瑞牆山に登ったときは、ガスで眺望がほとんどなかったので、
こんなにくっきり見えるなんてうれしい~。



金峰山山頂まで、あと10分。
岩場をゆっくり登っていきます。



山頂とうちゃーく!
360°の大展望が広がっています~。



こちら、金峰山のシンボル 五丈岩。
時間があれば、ふもとまで行って、岩に登ってみたかったのですが、
今回は時間がなくて残念。



そして、富士さ~ん!
この日は一日きれいに見えていました。
すばらしい眺望を堪能したら、遅くならないうちに下山しましょう。



眺めのよさに、ついみとれて、岩場を踏み外さないように。
気をつけて下りましょ、なんて思っていたら、
ツアー参加者の一人が足をケガされて、歩けなくなるというアクシデント発生!



賽の河原まで、添乗員さんが背負って下ろしてあげたけど、
どうにも歩けない模様。
そこで、防災ヘリを呼んで、麓の病院まで搬送していただくことに。
でも、あまり大事に至らなかったようで、帰りの電車で合流されていてよかったです。



我々もケガしないよう、気をつけて下山しましょう。
このコース、細かいアップダウンがあるから、下りも気を抜けない。



だいぶ日も傾いてきました。
この後、さらに1時間ほど歩き、結局、大弛峠に戻ってきたのは16時45分。
日没ぎりぎりセーフといった時刻。
私はヘッドランプ持ってたけど、ほかの方々はどうだったのかしら。
大人数だと、すれ違いなどにも時間を要するし、
今回みたいなアクシデントも少なからずあるだろうから、
出発時刻をもう少し早くしたほうがよいかもですね。 >クラブツーリズムさま




などなど、思うところはありましたが、
お天気に恵まれ、とっても楽しい山行でした。
そしてうれしいことに、この山行で新しい山友ができました。
ツアーって、こういう出会いもあるんですね。
ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
新しい山友さん、これからもどうぞよろしくお願いいたしますー!!


●おまけ



山行のあとは、温泉で汗を流し、レストランで穴子丼&生ビールをいただく。
驚いたのが、その穴子丼のボリューム。
器からはみだしてる、なんてもんじゃない。これで1180円。安っ。
えび2匹もおっきいし、完食するのは至難の業。
すごいなぁ…。
しかし残念ながら、なんていう温泉施設だったか、忘れてしまった。ああ。


●コース概要
大弛峠11:30ー朝日岳12:50(昼食13:10)ー賽の河原ー金峰山山頂14:10(14:20まで)ー賽の河原(ケガ対応)ー朝日岳ー大弛峠16:45

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長野・北横岳   14.08.02

2014-08-06 21:48:25 | 甲信越
北八ヶ岳は、10年以上もの間、あこがれの地だった。
雑誌やブログですてきなところだと知っていたのだが、なかなか機会に恵まれず。
よくよく考えれば、茅野駅からバスも出ているし、
アプローチはそんなにむずかしくないのにね。



この日、デコポンはテニス合宿に行くので、山にはつきあえないという。
でも、北横岳は初心者でも登れる山だし、歩いている人も多いので単独行でも問題ない。
北八ヶ岳ロープウェイまで車で送ってもらったら、むしろ御の字である。



朝9時、北八ヶ岳ロープウェイに乗り込む。
夏休みとはいえ、土曜のこの時間は、まだ乗客も少ない。
窓の外に広がる中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳の展望を7分間ゆっくり楽しむ。
いいね、いいね、いいね~。



ロープウェイ山頂駅(2,237m)におりたつと、そこは「坪庭」。
33万㎡の溶岩台地が広がっている。



青い空、白い雲、明るい緑。
そうそう、こういう景色が見たかった~。
でも、足下は意外に岩でゴロゴロしているから、よそみばっかりしていると危ないですね。



それにしても、ハイマツやコメツガの緑が美しい~~。
こういう樹を見ると、高山に来たな、北のほうに来たなと思って、
自然に気持ちがわくわくしてきちゃう。



観光客も歩ける坪庭とお別れして、北横岳へ向けて登っていきます。
向こうに見える斜面は、縞枯山の斜面ですね。
緑の木と、枯れた木が、縞状になっているの、わかりますか?
なんともふしぎな現象です。



岩ゴロゴロだけど、とても歩きやすい道を歩くこと30分、
眺望のよい場所にでました。はぁ~、風が気持ちいい~~。
さらに30分ほど登っていくと…



北横岳南峰に到着!
って、南峰? 北横岳って、双耳峰だったの~?



南峰で一服しながら、まわりの方々の話に耳をすますと、
北峰までほんの5分程度だとのこと。
なんだ、そうか。じゃ、北峰まで行きましょ。
ということで、北峰(2,480m) にタッチ。(写真はありませんが…)



北峰山頂に、年配のご婦人の団体さん(30~40人いたでしょうか)が登っていらしたので、
いたたまれず、早々に退散することに。
関東近辺の人気の山って、こういうこと、よくありますよね…。



下山では、北横岳ヒュッテまで戻ったら、七ツ池へ。
行き止まりだし、大してみどころもなかったかしら…と思っていたら



おお、ワタスゲがふわふわ風に揺れているではありませんか。
2,000mを超えた高地では、8月でもワタスゲが残っているんですね。



シラビソの緑も美しく



ゴゼンタチバナもあちこちに咲いていて、本当にすてきなトレイル。



楽しく歩いていたら、あっというまに坪庭に戻ってきてしまいました。



このまま戻ってしまうのがもったいなくて、縞枯山荘まで足をのばす。
テラスでお茶したかったけれど、そこまでの時間はなくて、
少し休憩したら、ロープウェイ駅に向かって急ぎ足で戻る。



北八ヶ岳は、思ったとおり、すてきなところでした。
3時間程度のハイキングだったけど、
大好きな針葉樹の緑の中を歩けて、とっても楽しかった~。
今回行けなかった白駒池や天狗岳のあたりにも、ぜひぜひ行ってみたいな~~。


●コース概要
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅9:10-山頂駅9:20-北横岳10:30-縞枯山荘11:30-山頂駅12:00

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長野・霧ヶ峰~八島ヶ原湿原   14.08.01

2014-08-06 08:43:55 | 甲信越
毎年8月第1週の土日、デコポンは八ヶ岳へテニス合宿に出かける。
ことしは、それに便乗して、
花いっぱいの霧ヶ峰~八島ヶ原湿原を歩いてみた。
ここを訪れるのは、2007年以来、 7年ぶり、2回目である。



朝5時半、自宅を車で出発。
平日の高速は空いていて、3時間半で、ウォーキングの起点となる車山肩に到着。
すてき~。この緑のじゅうたん、阿蘇に似てる~~♪
違うのは、じゅうたんの向こうに3,000m級の山々が連なっていること。
中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳がきれいに見えています。



まず、車山乗越から蝶々深山へ行く予定だったのだが、
朝一番から、さっそく道を間違えるワタシ。
歩いてもなかなか車山乗越につかないな~と思っていたら、
なんと、車山山頂(1,925m)へ来ちゃっていました(汗)。
しかも、朝から暑い!! なんか体力消耗しそうな予感。。



こちら、車山山頂からの眺め。
すっくとそびえるのは蓼科山。眼下には白樺湖。
蓼科山にも登ってみたいな~。



軌道修正して車山乗越まで行き、そこから蝶々深山をめざします。
なだらかな草原歩き、気持ちいい~~。



日差しは強いけれど、高原をわたる風は涼しく心地よい。
可憐な高山植物を眺めながら、のんびり気ままに歩く、こういう時間好きだなぁ。



11時すぎ、蝶々深山山頂(1,836m)に到着。
お昼にはちょっと早いけど、おなかがすいたので、おにぎりをいただくことに。
しかし、山頂は遠足の小学生がたくさんいて、かなりにぎやか。
食事もそこそこに、物見岩に向かって出発!



20分ほどで、物見岩に到着。
ここはほとんど人もいなくて、とっても静か。



これから行く八島ヶ原湿原を眺めながら、しばし休憩。
ふぅぅ~、いい眺めだなぁ。
八島ヶ原湿原までは、この後、ぐんぐんぐんぐん、ひたすら下る。
地図では35分となっているけれど、暑いせいもあって、意外に長く感じる。



鹿から植物を守るための柵を入ったら、広大な八島ヶ原湿原のはじまり、はじまり。
国の天然記念物に指定されている、植生豊かな高層湿原。
この時期は、木道のまわりはお花だらけです。





そして、そして、池のある風景もすてき。
水面に青い空が映りこんで、美しい~。









とってものどかで、静かで美しいところなんだけど、
この日はとにかく暑くて。
持ってきたお水が少なくて、ちょっと脱水ぎみになってきました…。



どこかでお水を補給したいな~と思っていたら、
ヒュッテみさやまの看板が目に飛び込んできました。
グッドタイミング!! 一服してまいりましょう。
こういうヒュッテがちょいちょいあるところが、このエリアのいいところですよね~。



さ、ひといき着いたら、あとは約1時間。下った分、登り返していきましょう。
ところが、地図が苦手なワタクシ、
ここでも道を間違えて、物見岩に向かって15分ほど登ってしまいました。
途中で気づき、引き返したものの、デコポンはこのロスでだいぶ疲れてしまった模様。



強い日差しの下、登り返しが意外にきつくて、ふたりともバテバテ。
らくらくのんびりハイキングのはずだったのに、結局6時間弱も歩いてしまいました。
いつもごめんね、デコポン。
これに懲りず、また高原歩きに繰り出しましょう!


●宿泊
たてしな薫風

全12室のこじんまりした大人の宿。貸切露天も、ラウンジも、テラスも、なかなかいい雰囲気。
食事にもうひとがんばりほしいところ。














●コース概要
車山肩9:00-車山山頂10:00-蝶々深山11:10 (食事11:30)-物見岩-八島ヶ原湿原-ヒュッテみさやま13:10-車山肩14:40

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