地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

群馬・碓氷峠 アプトの道    10.10.24

2010-10-25 23:58:34 | 関東
ハイキングチームLAMNの例会で、旧信越本線 碓氷峠アプトの道を歩いた。
軽井沢~横川間にある碓氷峠は、国鉄最急こう配の難所。
この難所を登るために、歯車がついた鉄道方式を採用していたのだが、これを「アプト式」という。
欧州の登山鉄道などで広く使われている方式だそうだ。



昭和38年に廃線となったこの道には、レンガ造りのアーチやトンネルが残っており、
現在は、4kmほどのウォーキングコースとして整備されている。



上の2枚の写真は、明治25年に建築された、めがね橋(碓氷第3号アーチ)。
200万個ものレンガが使われているそうだが、
イギリス人が設計したというだけあって、趣のある橋ですね。



トンネルの中に入ると、こんな感じ。
空気がひんやりしていて、これからの季節は底冷えしそう。
「つらら注意!」とあちこちに書いてありましたが、上から降ってきたら怖いですね。



廃線ウォーク、いまブームなんでしょうか。
家族づれや団体さんなど、意外に多くの方が歩いていらっしゃいました。
歴史と自然を味わいながら、ゆるゆる歩くのにちょうどいいのかもしれません。



アプトの道から見えた、峻嶮な山。裏妙義山だそうだ。
妙義山は、鎖場が多いと聞いていたけど、
こんなゴツゴツの山、遠くから見てると、登れる気がしないなぁ。



こちら、旧丸山変電所。
このあたり、電線や木の上にたくさんのサルがいる。
最近、歩きに出ると、必ずといっていいほどサルに会うけど、
以前より増えているのか。それとも、私がそんなところばかり行くからか?(笑)



JR横川駅近くにある碓氷関所跡。今回のウォーキングは、ここで終了。
初めて東京に出てきた20数年前、まだ新幹線はなく、信越本線を使っていた。
当時はもうアプト式ではなかったんだと思うけど、
あのころの汽車も、碓氷峠の登りはきつかったようで、急こう配をうなるようにして登っていたなぁ…。
そんなことも思いだされた、懐かしい気分のウォーキングでした。
幹事さん、すてきな企画、どうもありがとうございました!


●コース概要
所要時間 3時間
JR横川駅9:50-(タクシー)-めがね橋10:10-碓氷湖-峠の湯11:10-(昼食11:30)-旧丸山変電所-碓氷関所跡-JR横川駅12:50


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富山・立山 弥陀ヶ原     10.10.11

2010-10-16 15:13:45 | 東海・北陸
富山の実家に帰省した。
73歳の母は、昨年末に不整脈になって以来、めっきり老けこんでしまった。
細々と続けていたヘルパーの仕事もやめて、
家にいるようになったせいか、なにやら元気がない。



ひざが痛いせいもあり、すっかり出不精になってるようだが、
これではいけないと、最近は朝30分ほど散歩に出ている。
そのおかげか、夏に会ったときより、少し元気が出てきたようだ。



寒くなるこれからの季節も、散歩をつづけてもらいたいと思い、
立山・弥陀ヶ原の紅葉ウォッチングに誘ってみた。
母は最初、「そんなに歩けないし、無理だから」と固辞したのだが、
「紅葉を見るだけでも元気になるから。足が痛かったら歩かなくてもいいから」と説得し、
なんとか連れだすことに成功。



弥陀ヶ原は、木道が整備されており、軽い散策にぴったり。
お天気にも恵まれ、暖かく、
「ちょっとだけ」と歩き始めた母も、意外に快調な様子。



ゆるいアップダウンのある2kmコースを、ゆっくり、ゆっくり歩く。
足場の悪い階段では、母の手をひく。
こんなことでもなければ、照れ屋の母娘は手をつなぐこともない。



標高1,930mの弥陀ヶ原は、紅葉の終わりがけ。
弥陀ヶ原~ちょい下の弘法あたりが、ちょうど見頃で、
高原に、鮮やかな黄や赤の絨毯が広がっていた。



休み休み、約1時間半、母は散策コースを歩ききった。
気持ちよく歩けたこと、足が痛くならず、思ったよりしっかり歩けたことが、
少し自信になったようだ。



若いときは、剣岳にも登ったことがあるんだもんね。
車に乗るようになってから、足が弱くなってしまったようだけど、
毎日散歩をつづければ、またきっと歩けるようになるよ。



冬、雪が降ると、散歩しにくいので、母は近所のスポーツジムに加入した。
こうして少しずつ、外に出て、元気を取り戻していってくれるといいな~。
来年また、どこかのお散歩コースに誘ってみようと思う。


●おまけ



実家の新聞に、「クマ出没情報」が載っていた。ことしはクマが里にも出ているらしい。毎日午後4時半になると、「クマが出没しやすい夕暮れや朝方は、気をつけるように」というアナウンスが、町全体に流れる。いつから始まったのか、どれもこれも初めての経験だ。びっくり!


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茨城・土浦全国花火競技大会      10.10.02

2010-10-04 23:52:28 | 関東
今年最初で最後の花火観賞。
5名で桟敷席を申し込んだら、3名当選。
1マス6名×3マス、全18名での花火観賞となった。



秋の澄んだ空に、ほどよい風。
煙が停滞することもなく、絶好の花火日和。
パステルカラーがきれいに発色して見えたのは、空気が澄んでたからでしょうか。
写真を撮っていると、花火がじっくり見られないので、写真はあまりありません。
動画は、perikoさんのブログでご覧ください。


大会提供 ワイドスターマイン。

10号玉は、山崎煙火、小松煙火。
スターマインは、和火屋、マルゴーが好きでした。
大会結果はこちら。

ワイドスターマインの迫力に、なんだか胸がジーンとして、
来年もまたどこかの花火大会に行きたいなと、思いを新たにしました。
お誘いいただいたperikoさん、ありがとうございました!


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長野・上高地~涸沢(3)      2010.9.25~27

2010-10-03 13:00:38 | 甲信越
秋山3日めは、徳澤~上高地散策。
夜半、雨音で目が覚めるほど、激しく降ったが、
朝になるとあがっており、時間とともに回復の兆し。


明神館の前のカンボクは、たくさんの赤い実をつけていました。

徳澤から明神まで出る間に、たくさんの登山者とすれ違う。
夜行で着いた人たちだろうか。
平日なのに、これから山に入る人が多い。このコース、やっぱり人気なんだなぁ。



出発から約1時間で、明神池に到着。
入場料が必要なので、迷ったのだが、せっかくなので入ってみる。
手前の嘉門次小屋までは、以前、来たことがあるのだが、
たぶんそのときは、岩魚を見て、コーフンし、明神池を素通りしてしまった模様。



予備知識がなかったため、入ってびっくり!!
池が鏡のごとく、まわりの木々を映し出していて、別世界のよう。
上高地が「神降地」と言われるゆえんは、こういうところにあるんだろうな。
静寂の池をひとり占めできる幸せ。平日で人が少なく、ラッキーでした。


明神池についたころ、明神岳にかかっていた雲が薄くなってきた。

河童橋に向かって、林道を歩く。
木道には、黄色く色づいた葉っぱが落ちており、秋の気配。



途中、猿の群れに遭遇。
子猿たちは、小枝にぶらさがって、赤い実を食べている。
お猿さんたちが、里に下りてこなくてもいいように、
山にたくさんの木の実があるといいんですけど、どうなんでしょう。



清流をのぞきこむと、必ず魚がいる。
上高地、さすが、神河地。この水の美しさは、神ワザ級ですね。



田代池、到着。
大正池まで行くと、バスの時間に間に合わないようなので、
木漏れ日のなかの、心地よい散歩も、これにて終了。



3日間、お天気に恵まれ、北アルプス気分も満喫でき、大満足の山行でした。
上高地、何度来ても感動があって、すばらしいところですね。
幹事さん、LAMNの皆さま、どうもありがとうございました。

●コース概要
所要時間 4時間
徳澤園7:40-明神館8:30-明神池-河童橋10:20-田代池-上高地バスターミナル11:40


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