地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

東京・奥多摩むかし道      11.10.29

2011-10-30 10:01:49 | 関東
歩き仲間のYUKIちゃんと、秋の奥多摩むかし道へ。
ふたりでここを歩くのは2回め。前回は2003年の冬だった。



奥多摩駅から奥多摩湖まで歩く、約10km、3時間半のルート。
のどかな里山をゆるやかに登っていき、奥多摩湖からはバスで戻ってくる。
膝に不安があり、下りはちょっと…というYUKIちゃんと、
リハビリを兼ねて歩くにはちょうどいいコースだ。


ホトトギスが咲いてました~

前回は雪のある季節だったので、とにかく寒かった~という印象なのだが、
今回は歩きやすいベストシーズン。
カラッとさわやかな秋の空気を全身で味わう。



途中、心細くなるような吊り橋が2カ所ある。
橋から多摩川を見下ろすと、水が白濁している。こんな色してたっけ?
石灰質のものが流れこんでるんでしょうか。



むかし道の沿道には、いくつかの集落がある。
The ニッポンの里山といった風景、なごむなぁ。



紅葉は、ちらほら始まりかけといった感じ。
樹間から、小河内ダムが見えてきたら、もう終点だ。



スタートから、3時間弱で奥多摩湖に到着!
風もなく、穏やか~。
奥多摩湖は意外に人が多く、とくに若者が多かったのだが、
ここはデートスポットなのか!?



奥多摩駅に戻るバスまで時間があったので、湖畔をのんびり歩いてみる。
すると、前回はまったく気づかなかったのだが、
湖畔をぐるり歩く素敵なハイキングコースがあったのだ。



山並みがきれい~~。
木々に囲まれた、とってもいい道なのに、ぜんぜん人がいない。
おデートの人々がいた場所とは、まったくの別世界。ここ、すごくいい~。



湖面がキラキラ~。
午後のまったりした時間、風に吹かれて、しばしぼんやり。
ずっとここにいたいくらい、気持ちいい~。



この道、12kmあり、最後に浮橋を渡ると、奥多摩駅行きのバス停がある模様。
もっともっと歩きたかったけど、すでに3時間以上歩いていたので、
今回はさわりを歩いて、引き返すことに。



なんだか後ろ髪を引かれる気持ち。
今度は奥多摩湖までバスで来て、この道をゆっくり歩きましょ。
いい散歩道を発見しました。うちからはちょっと遠いけどね。

●コース概要
所要時間 4時間20分  歩行距離15km
JR奥多摩駅10:00-奥多摩湖12:40-(昼食)-湖畔散策-奥多摩湖バス停14:20-(バス)-JR奥多摩駅14:40

行きはホリデー快速おくたま号に乗車。立川、拝島あたりから、どんどん乗客が増え、御岳までは朝のラッシュ並みの混雑状態。しかも、60代以上のグループ多し。恐るべし、山人気。


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東京・高尾山   11.10.23

2011-10-24 23:57:15 | 関東
前夜、大学時代の同窓会で、帰宅が深夜になった。
楽しかった余韻を胸に、たっぷり眠って、朝寝坊した日曜日。
山に出かけるには遅くなっちゃったし、お天気もはっきりしない。
それでも、なんだか無性に、山に行きたい~~。



そんな日の定番は、高尾山。
ひとり、ぶらり、のんびり、歩こうではありませんか。
しかーし!
この時期、高尾山山頂付近は、とんでもなく人が多いので、
なるべく早く、奥高尾に抜けてしまいたい。
そこで今回は、リフトを利用して、一気に高度をかせぐ。



リフトを降りると、案の定、観光客がわんさかいる。
その一号路を、トレイルランさながらの速度で駆けぬける。



山頂も一気に走りぬけ、奥高尾に入る。
すると、とたんに人が激減。あの喧騒がうそみたい…。



立ち止まって、大きく息を吸いこんでみる。
草のにおい。虫の声。ようやく大好きな高尾山に来たな~思う。



ところが、紅葉台からをすぎたあたりから、いつもと様子が違うことに気づく。
登山道脇の木が倒れて、道をふさいでいるのだ。



ほら、ここも!
一丁平へ行く道には、2本も倒木がある。



近寄ってみると、まだ倒れたばかりといった感じ。
先月の台風15号の爪痕なんだろうか。



一丁平から、城山へ向かう階段にも倒木が。
人気の高尾山とはいえ、奥高尾までは整備の手がまわりきらないんでしょうか。



紅葉はといえば…、
山全体がようやく黄みを増してきたという感じ。



赤く色づいている葉は、ごく一部。
もみじはまだ青々しており、本格的な紅葉はまだ1カ月くらい先かな。



城山に到着。
眼下には相模湖。残念ながら、富士山は見えません。



昼食後、城山で折り返して、稲荷山コースで下山。
人が多くて渋滞するかと心配していたけど、拍子抜けするほどスイスイな感じ。
お散歩気分で、気持ちよく、山歩き終了。
高いお山はそれなりの楽しみがあるけれど、私はこういう里山歩きが好きだなぁ。
また、ふらっとやってきましょ。

●コース概要
所要時間 3時間30分
京王 高尾山口駅11:10-(リフト)-リフト高尾山頂駅11:25-高尾山山頂-紅葉台12:00-一丁平-城山13:00-一丁平-(稲荷山コース)-京王 高尾山口駅 14:40


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新潟・大沢山温泉   11.10.14~15

2011-10-19 23:59:59 | 甲信越
谷川岳登山の後は、新潟・南魚沼の大沢山温泉へ。
日本秘湯を守る会会員宿「大沢館」に宿泊し、温泉三昧だっ!



夕飯の前に、まずは温泉! 温泉!
山歩きで疲れたカラダをあったかいお湯に沈めようではありませんか。



ここの温泉、泉質がものすごくいい。
とろーっとした気持ちのいいお湯で、肌がすべすべになる。
これはくせになりそう~~。



露天の開放感が、またいい感じ。
たっぷりのお湯に、ひとりのんびりつかる贅沢さ。
お天気がよければ、正面には巻機山が見える。



野趣あふれる露天のわきには、可憐な草花も咲いていて。
何度入っても飽きることなく、4回もお風呂に入っちゃいました。



さらに、この宿の特長は、宿のあちらこちらに、おやつが置いてあること。
この露天への渡り廊下にも、アイスキャンディーが置いてあって、食べ放題。

 

玄関にはフルーツやちまき、内湯の先には味噌田楽やはとむぎ茶。
チェックインの際には、石焼き芋もいただきました。



コシヒカリの本場だけあって、ご飯もおいしく。
夕食時には、宿のご主人が全員に、日本酒「八海山」をふるまってくださるなど、
とにかくサービス満点、居心地のいい宿。
機会があったら、またぜひぜひ訪れたい~~。

●宿泊
大沢山温泉 大沢館   新潟県南魚沼市大沢1170


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群馬・谷川岳(2)  下り (西黒尾根~巌剛新道)篇   11.10.14

2011-10-17 23:14:36 | 甲信越
さて、下り。
谷川岳を下るとき、初心者は主に、往路と同じく、
天神尾根をたどり、天神平駅からロープウエイでおりる。
当日まで、私たちもそのらくちんコースをたどるのだと思っていた。



しかし、今回の発起人・S形旦那は、西黒尾根~巌剛新道をいくという。
このルート、地図を見ると、クサリとか、急坂とか書いてあるけど、大丈夫かしら…。
一瞬、不安がよぎったけど、S形旦那は「山と渓谷」で事前に調べたらしいし。


この看板の写真、撮りそこなったので、こちらのブログからお借りしました~

腹を決めて下りはじめると、分岐直下に、こんな警告が!
健脚者向き…。私たち夫婦、ホントに大丈夫かしら??


ひぃ~、コワイ~。「谷川岳では今年すでに5人の方が死亡されています」という記事が頭をよぎる~。

下りはじめから、いきなり、こんな岩の急坂つづき。
途中、「氷河の爪痕」と呼ばれている一枚岩の恐ろしい急勾配があったりしたけど、
怖すぎて、写真は一枚も撮ってない。



急勾配の上に、すべりやすいので、
ほとんどお尻で、ずっておりてきたようなありさまで…(^^;


コワイところの写真がないので、緊張感が伝わらないかもしれませんが、すべりやすいし、けっこう大変でしたのですよ~。

家に帰ってから調べてみたら、
この西黒尾根は、日本3大急登のひとつだそう。
ガレ沢の頭から分岐している巌剛新道も、西黒尾根より、難度はやや低いようだけど、
鎖場や梯子もあって、西黒尾根に決してひけをとらないらしい。
こりゃ、たいへんだったわけですね。



登りでは、ゼイゼイ言っていた夫が、
なぜか下りでは先頭を行き、快調なペースで下りていく。
さすが、元山岳部!! と思ったが、あにはからんや。
下りでストップをかけると、膝に負担がかかるため、速度が落とせなかっただけらしい。
そうそう。夫は下りが長いと、膝の後ろが痛くなってしまうのだった。



ガレ沢の頭に到着。
ここで西黒尾根に別れを告げ、巌剛新道へ。



巌剛新道に入ったら、樹林帯になるし、
少しは勾配もなだらかになるかと期待していたんだけど…



期待むなしく。
樹林帯になっただけで、足元が急な岩場であることに変わりはなく、
ここでも、お尻でずるずるおりることに。



鎖場あり、梯子あり、トラバースあり。
気の休まることのないハードコースだったけど、
絶望的になるほどの高度感はなかったので、
ワタシ的には楽しく、アドベンチャー気分で歩けました。



しかも、この紅葉!
天神尾根より、こちらのコースのほうが紅葉が進んでるようで、
まさに、錦秋といった感じ。



樹木の種類が豊富なんでしょうか。
葉の色のバラエティが、とっても豊か。
谷川岳の紅葉は美しいと聞いてたけど、本当ですね。



足場の悪さも、紅葉の美しさで帳消し~。
と行きたいところですが、肉体疲労はそうもいかないようで。



心配していた夫の膝裏が、ついに痛みはじめ…。
快調なペースで下っていたのに、痛みとともに、急激にスピードダウン。
歩いては休み、歩いては休み、牛歩のようになってしまった。



下山はできるだろうけれど、だいぶ時間がかかりそうだなぁと思っていたら、
余力十分のS形旦那が、先に下山し、駐車場にある車をピックアップして、
登山口まで迎えに来てくれるというではありませんか。
ありがとう! 感謝します! ツイてる~!


命からがら下山した夫・デコポン。足の運びも、杖のつき方も、ぎこちない。まじでギリギリだったね。

スリル満点のハードコースだったけど、無事に下山できてよかった~!!
谷川岳の山頂には、たっくさん人がいたのに、
西黒尾根~巌剛新道では、ほとんど人に会わなかった。
1200mを一気に下るんだもんね。通好みのルートなんでしょう(^^;
でも、その分、マイペースで静かに紅葉も楽しめたし、
思いがけず、大冒険をした気分ですが、達成感はひとしお。
ご一緒いただいたS形さん、Y美子さん、本当にありがとうございました!


●コース概要
所要時間 7時間20分
谷川岳ロープウエイ天神平駅8:20-熊穴沢避難小屋-天狗のトマリ岩-肩ノ小屋-トマの耳11:00-オキの耳11:10(昼食11:40まで)-(西黒尾根)-ガレ沢の頭-(巌剛新道)-マチガ沢出合(旧道)15:40

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群馬・谷川岳(1)  登り (天神尾根)篇     11.10.14

2011-10-16 12:25:03 | 甲信越
夫の大学時代の友人S形夫妻と、谷川岳に登った。
朝4時に車で家を出発。谷川岳ロープウエイ 土合口駅には7時すぎに到着。



ロープウエイの運行は8時からなので、
待っている間にS形夫妻に本日の行程を尋ねたところ、
行きはロープウエイを使うが、下りは歩いておりるとのこと。
コースタイムは約7時間。むむ、けっこうな長丁場。
往復ともにロープウエイを使うと思っていたので、気を引き締め直す。



ロープウエイは、土合口駅(746m)と天神平駅(1319m)を約7分で結ぶ。
眼下には、いろとりどりの紅葉。きれい~~!



天神平駅から、いざ登山スタート。
天気予報は、くもりのち雨。
歩きはじめから雨合羽かしらと覚悟していたが、意外や意外、この快晴。



登山道からの眺めははつぐん!
笠ヶ岳、白毛門の間から、朝日岳が顔をのぞかせています。



そして、登山道は紅葉まっさかり。
澄みわたった空に、燃えるような赤。秋ならではのコントラスト、美しい~。



谷川岳も見えてきました。
右がトマの耳、左がオキの耳ですね。



中腹にズーム!
山肌も紅葉してますね~。



振り返れば、山、山、山。
山座同定できたら、どんなにか楽しいでしょうね。



高度をあげていくと、西側にも山並みが広がってきた。
まん中の、つくんと尖った山、かっこいい~。



熊穴沢避難小屋をすぎると、ずっとこんな感じの岩場つづき。
ちょっと緊張するし、息もあがるけど、この程度の岩場歩きはわりと好き。



天狗のトマリ場と言われる岩に座って、小休止。
山並みがホントに美しい~。
武尊山や日光白根山の方向か、はたまた、至仏山、燧ケ岳あたりか。



森林限界をすぎると、笹とガレ場の登山道に。
登りでゼイゼイしている体に、直射日光がこたえる。
風もなく、穏やかな日和。うすでの長袖1枚なのに、汗がダラダラ流れる。



出発から約2時間半、一つめの山頂、トマの耳(1963m)に登頂!
山頂からは360°の大パノラマが広がる。



こちらは新潟方面。
奥のほうにうっすら見えるのは苗場山でしょうか。



トマの耳を後にし、もうひとつの山頂へ。
少し下って、登り返すと10分もしないで、オキの耳(1977m)に到着。



いや~、ホントにいいお天気。
オキの耳で、景色を楽しみつつ、昼食をいただく。
紅葉で快晴って、こんないい日はなかなかない。
いつまでも山頂にいたい気分だったけど、
秋の日は短いので、ご飯を食べたら、さっさと下山しなくちゃね。



こちら、オキの耳から見た、トマの耳。
わたしたちも、さっきはあんな尖がったところにいたのね。



下りは、ロープウエイを使わず、登山口まで自力でおりる。
谷川岳の恐ろしさ、実はここからが本番だったのだが、このときはまだ知る由もなく。
波乱万丈の「下り篇」につづく。


●コース概要
所要時間 7時間20分
谷川岳ロープウエイ天神平駅8:20-熊穴沢避難小屋-天狗のトマリ岩-肩ノ小屋-トマの耳11:00-オキの耳11:10(昼食11:40まで)-(西黒尾根)-ガレ沢の頭-(巌剛新道)-マチガ沢出合(旧道)15:40

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山梨・高川山     11.10.08

2011-10-10 09:24:37 | 甲信越
popokiさんと、高川山へ出かける。
山梨県大月市と都留市の境に位置する、この山。
山頂から見る富士山が、最高に美しい。
富士山好きとしては、何度リピートしても飽きることなく、今回で3回め。
ちなみに、前回前々回の模様はこちら。



今回は、JR初狩駅からスタート。
こちら側から登るのは初めてなので、新鮮である。
30分ほど歩くと、男坂と女坂の分岐。
男坂は険しそうなので、迷うことなく、女坂を選択。



さらに歩いていくと、根が露出した木が目の前に。
先日の台風の影響か、かつて沢だったろうところがけっこう荒れていて、
ルートが読みにくくなっている。

女坂を歩いていたと思ったけど、
前方に見えるのは、ルートをはずれてしまったかのような荒れた道。
これまで2回で、こんな道、通った記憶ないしなぁ…。



自信がなくなって、分岐に戻ろうとしたら、
若い男女3人組がやってきて、「この道で間違いない」という。
「迷ったら登れ、ですよ」と、道なき道を登っていってしまった。
台風でくずれたのかもしれないけど、女坂にこんなハードな道はなかったと思うけどな…。

さらに後から来た年配の男性に、道を尋ねると、
倒木のせいで、道とは見えにくくなっているほうがルートではないかと言う。
ちょっと歩いてみると、確かにルートを示す看板もある。

 

やっぱり!
さきほどの男女3人組にも聞こえるように、大きめの声で
「あ~、こっちにちゃんとした道がある~!」と言ってみたのだが…。

その後、3人組と会うことはなかった。
どこか別のところに着いたとしても、無事下山してくれればいいんだけどね。



スタートから約1時間半で、山頂に到着!
楽しみにしていた富士山は、残念ながら、雲の中。



うっすら、裾野の稜線が見えるし、
お昼ごはんを食べてる間に見えてこないかしら…。
ん~。日は差しているけど、雲が低いからなぁ。



下に見えるのは、リニアモーターカーの線路でしょうか。
里の田んぼは、稲刈りがそろそろ終わりですね。



下山ルートには、栗がたくさん落ちている。
実が入っているものもあるけれど、大半はからっぽ。
実はだれが食べたのかしら…。もしかして、熊!?



鈴を鳴らしているので、めったなことはないでしょうけど、
歩いている人が意外に少ないので、心細くなることも。
登山客とすれ違ったり、遠くで人の声がしたりすると、ホッとする。



紅葉はまだまだ先のようですが、
葉っぱ、すこーしずつ、黄色くなりはじめてる?



もともと岩があちこちにある山だけど、
以前よりも、道が荒れているような気がしたので、
ネットで調べてみると、都留市役所のHPに、
「高川山の登山道は大きな被害を受けたが、整備は完了」と書いてあった。



けっこうな水が流れたんでしょうね。
木の根っこ、出ちゃってるもんなぁ…。



約4時間の山歩き、無事終了。
976mの低山のわりには、急こう配もあり、いい運動になりました。
里では、秋らしい野の花が風に揺れて。
山歩きが、ホントに気持ちいい季節ですね~。

帰りに乗った富士急行、トーマス号でした! 外はもちろん、中もトーマスだらけ。こんな電車あるんですね~。


●コース概要
所要時間 3時間50分
JR初狩駅9:40-高川山山頂11:10(昼食~11:30)-富士急行 田野倉駅14:30

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山梨・瑞牆山       11.10.01~11.10.02

2011-10-09 08:28:19 | 甲信越
ハイキンググループLAMNの秋山企画で、瑞牆山に登った。
東京からなら、日帰りも可能なのだが、
今回は瑞牆山荘に前泊し、翌朝早くから登る、ゆったりプラン。



土曜午後、特急あさまに乗り、韮崎で下車。
そこから先はジャンボタクシーで、山荘まで移動。
途中、運転手さんが、瑞牆山のビューポイントで車を止めてくれる。



ごつごつ岩だらけの山なんだなぁ。
先日登った羅臼岳の山頂付近を思い出し、やや不安になるが、
登山の本には、初級向けと書いてあるし、ね。



翌朝6時45分、瑞牆山荘をスタート。
もっと寒いかと思っていたけど、意外にあたたかい。



出発から約1時間。天鳥川を渡ると、奇岩が現れた。
岩が2つに割れた「桃太郎岩」だ。

  
割れ目をのぞきこむと、こんな感じ。             この程度では支えにならんだろうと思うが、木のつっかえ棒が何本も!



さらに高度をあげていくと、突然、にょっきりとした岩が出現。
大ヤスリ岩だ。ガスで隠れていたのだろう。
さーっと晴れて、いきなり姿を現わすもんだから、なお驚く。



出発から約3時間半で、山頂に到着!
季節もお天気もいいせいか、けっこう人がいる。



まだ10時すぎだけど、小腹がすいたので、おにぎりをひとついただく。
そうして休憩していると…



おおっ、ガスが晴れた!
これって、さっき見えた大ヤスリ岩ですよね?
もうちょっと晴れたら、金峰山やら、八ヶ岳やら、
このあたりの山がいっぱい見えるはずなのにね。



ガスは晴れたり、真っ白になったり…。
状況はあまり変わらないので、あきらめて下山開始。



こんなロープの箇所もいくつかあったし、
段差がありすぎて、足が届かないところはお尻ですべったりしたけど、
まぁ、さほど怖いところはない。



天鳥川を渡れば、樹林帯に入る。
乾いた秋の風、涼しくて、ホントに気持ちいい~。



川から先は少し登る。
小さなアップダウンはあるけれど、危険個所はなく、のんびりとしたお山歩き。



樹林帯の途中から、山頂が見えた~。
このとき山頂にいる人たちには、どんな眺望が広がっているのでしょうか。

 
湧き水、おいしい~。                       この標識、どこのお山にもあるんですね。



ミズナラやカラマツの緑が美しい。
紅葉はもうちょっと先になりそうですね。
瑞牆山は、登山道の脇にシャクナゲが多いお山だから、6月初旬に歩くのも楽しそう。
またいつか機会があれば。
企画いただいた幹事さん、ご一緒いただいた皆さん、どうもありがとうございました~!


●コース概要
所要時間 6時間30分
瑞牆山荘6:40-富士見平-天鳥川出合-瑞牆山山頂10:15(休憩)-天鳥川出合-富士見平-瑞牆山荘13:10

●立ち寄りどころ
増富の湯    山梨県北杜市須玉町比志6438
冷泉で有名な増富ラジウム温泉。20数年前に訪れたときは、掘立小屋のようなところに、小さく炉が切ってあって、冷泉にぽちゃんとつかった記憶が…。ちょっとうらびれた印象だったのだが、いまは立派なスパ施設がある。3種類の源泉かけ流しがあり、37℃、32℃、25℃と、温度が異なるので、冷泉が苦手な人も大丈夫。25℃の源泉も、最初は冷たいけど、じっと入っていると慣れてくる。ま、そうは言っても、私は温泉のほうが好きですけどね(笑)。


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北海道・知床~裏摩周        11.09.26

2011-10-05 22:06:04 | 北海道
旅の最終日、まずはカムイワッカの湯滝へ。
この日も快晴。羅臼岳がきれいに見える~~。



前夜、羅臼登山の疲れもあって、午後8時に寝てしまった。
たーっぷり寝て、お風呂にもいっぱい入って、体も頭もすっきり!
山歩き&温泉って、やっぱりいいなぁ~。



カムイワッカの滝はお湯が流れていて、手をつけると生ぬるい。
滝の中を上流まで歩いて行くと、どんどんお湯が熱くなり、
滝壺は野天風呂になっているそうだ。



しかし、落石があるかもということで、現在は滝壺へは立ち入り禁止。
うーん、残念。



気を取り直し、お昼に寿司を食べようと、網走へ。
途中、斜里岳がどーん! きれいな円錐型の山だなぁ。
網走の回転寿司「かに源」で、珍しい魚介を堪能した後、裏摩周方面へ。



こちら、摩周湖の伏流水でできているという「神の子池」。
水温が年間を通して8℃と低く、倒木が青い水の中で腐らず、
化石のように沈んでいる。



そして、裏摩周。
20数年ぶりの裏摩周。あの日と変わらず、今回も霧もなく、くっきり。
展望台はずいぶんきれいになったけれど、自然は20年くらいじゃ変わらないよね。



4泊5日 道東の旅、いよいよこれでおしまいです。
よく寝て、よく食べて、よくお湯につかって。
道東の自然をたっぷり満喫させていただきました。



完全燃焼。
車の運転をひとりでがんばってくださったperikoさん、ありがとうございました!
次は、大雪山か、斜里岳に登りたいな~。夢はつきません(笑)。


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北海道・羅臼岳       11.09.25

2011-10-04 00:13:55 | 北海道
道東の旅 4日めは、羅臼岳登山。
ずっとはっきりしなかった空が、ようやく青を取り戻した。
一番晴れてほしかった日に照準を合わせてくれて、ありがとう! >お天気の神様



羅臼岳は、標高1,661m、標高差1,461m。コースタイム約8時間。
久しぶりのロングコースだ。



なのに、雌阿寒岳登山の筋肉痛で、歩く前からすでに太ももがバリバリ。
同じく筋肉痛だというperikoさんは、
「歩いてるうちに慣れるよ。迎え酒みたいなもの」と言うけれど。
階段を下りるだけでもぎくしゃくしてるのに、下り、大丈夫かしら…。



それより、もっと心配なのが、ヒグマ。
ヒグマのすみかにこちらがお邪魔しているわけだから、
会っちゃっても仕方ないんだけど、なるべくなら会いたくない。
リュックに鈴を下げておくだけでは、音が足りないのでは…と、
鈴を手で振り、じゃんじゃん鳴らして歩く。



紅葉は、ナナカマドがちらほら色づいている程度。
数年前、この時期にトムラウシに行ったときは紅葉がきれいだったんだけどな。
今年は遅いのかな。紅葉する前に雪が降っちゃいそうね。



高度をあげていくと、眼下に知床五湖が見えてきた。
空気は澄み、オホーツク海はどこまでも青い。



樹林帯をすぎると、岩場になってきた。
けど、このあたりはまだまだ楽なもの。
歩きやすいように、道がだいぶ整備されている。



羅臼平付近にさしかかると、左手に立派な山が見えてきた。
これが、羅臼!?  いえ、こちらはサシルイ岳でした。



さらに登ると、羅臼岳が右手に登場!
さすが「知床富士」。きれいな円錐型してるなぁ。



羅臼平からは、山頂を正面に見ながら、ハイマツの中を登っていく。
海の向こうに、国後島が見えてきた。



ひときわ高く見えるのが、羅臼山でしょうか。
国後島って、意外に大きいんだなぁと思っていたら、
なんと! 沖縄本島より大きいんだそうだ。(同行者 asaちゃん情報)

 
ハイマツの道はけっこう狭い。                 そして足元には、こんな紅葉した葉っぱも。



ハイマツ帯が終わると、いよいよ本格的な岩場の始まりだ。
山頂付近は、見るからにゴツゴツだったので、ある程度は予想していたけど…。



けっこうハードな岩場でした。
足場を探すのがむずかしかったし、
高さがあって、よじ登るのもたいへんだったし、
しかも、岩間から下が見えて、けっこう高度感もあり…。



高所恐怖症の私には、ギリギリな感じ。
山頂に着いたときは、緊張で震えが止まらなかった。
ふだんは、山頂についたら「ヤッター!」って声に出すけれど、
この日は緊張で声が出なかったもんなぁ。



少し落ち着いてみれば、オホーツク海と知床連山の絶景。
すばらしい眺めを堪能させていただきました。



さて、下り。
岩場の下りは怖いなぁと心配してたけど、登りほどではなく。
難所を終えてホッとしたとたん、なんでもないところで転んでしまったけど(^^;
下りで筋肉痛が悪化することもなく、コースタイムどおり、順調に下山。

私たちは幸いヒグマに会わなかったけど、
私たちの後、数分後に山頂に登ってきたグループはヒグマとすれ違ったそう。
もしかしたら、私たちも気づかなかっただけで、ニアミスしてたのかも。



いずれにしても、羅臼岳はとってもいいお山でした。
羅臼平からのオホーツク海の眺め、最高でした。
今年の夏は、木曽駒ケ岳でも、立山でも、眺望がまったくなかったので、
久しぶりに、スカッと晴れやかな気分。
ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました~!

●コース概要
所要時間 8時間30分
岩尾別温泉登山口 5時45分-オホーツク展望台(朝食)-極楽平-羅臼平-羅臼岳山頂10:00-羅臼平(昼食)11:30-極楽平-オホーツク展望台13:45-岩尾別登山口14:15


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北海道・霧多布~知床    11.09.23~24

2011-10-02 21:16:33 | 北海道
雌阿寒岳下山後、あとから北海道入りした2人と、厚岸で合流。
厚岸の漁協で、蒸し牡蠣を食べたり、鮭やいくらを自宅に送ったり…。
本日の宿泊地、霧多布までのんびり移動する。



途中、涙岬に立ち寄る。
依然として、雲が厚く、波も高い。不穏な感じだなぁ。


岩肌は角度によって、乙女の横顔に見える。悲恋の伝説があるそうだ。


反対側に目をやると、立岩。台風は去ったはずなのに、まだ波が高いなぁ。



琵琶瀬展望台からは、霧多布湿原が一望できる。
霧多布湿原は、釧路湿原、サロベツ原野に次いで、日本で3番めの広さを誇る湿原。
湿原歩きやカヌーも楽しそう。
ワタスゲやエゾカンゾウが咲く、夏がよさそうね。

この日の宿泊地は、民宿「霧多布里」。
食の宿というだけあって、夕食の海鮮ははんぱない。
ホッケやサンマ、サーモン、〆サバ、クジラ(!)など、
肉厚のおさしみでお腹いっぱいになる幸せ。日本酒も進む~。


宿には羊や豚、犬、鶏など、動物がいっぱい。              こちら夕食のおさしみ。身が厚い。これで2人分ってすごい…。



旅の3日めは、知床への移動日。
海岸線の道に出ると、尾岱沼のあたりから、国後島が見えた。
近いんだなぁ…。



北海道に入ってから、はっきりしなかった空が
ようやく青くなってきた。



知床につくと、羅臼岳がくっきり!
明日はこれに登るのね。間近で見ると、けっこう高いなぁ…。



この日の宿は、岩尾別温泉「ホテル地の涯」。
翌日の登山に思いをはせ、この日も早々に就寝。
久しぶりの長時間登山、ちょっと緊張するなぁ…。

●宿泊
ホテル地の涯   北海道 斜里郡 斜里町 岩尾別温泉
羅臼岳登山口にあるので、登山の拠点にうってつけ。今回はここに2泊。宿泊者専用の広大な庭園露天風呂があるのだが、これが混浴なんだなぁ。水着&バスタオル着用OKだし、混んでる時間をはずせば全然問題ないんだけど。こんな広いんなら、男女別に分けてもいいんじゃないかしら。


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