★北河内路上通信-the Voice of VoICelESs on roadsides in EastOsaka

 北河内路上通信は大阪北河内において、同地域の野宿者と助け合い、共にあろうとする有志によって始められました。

★河内最西部、野宿者排除続く

2006-11-17 16:02:39 | 野宿者支援
 東大阪市は、下記の抗議についての「回答」と称して、メールで「今後も」駐輪場「適正化」と言い換えただけの排除を続けていき、「法」に「連携した」自立も促すというが、何という恥知らずか。自らの非や非と思われる点については何一つ回答していない。(市の文面に関しては改めて記載)冬が路傍や公園には確実に先取りして来ているというのに、である。冗談でもなんでもなく、この季節、排除は生命の危険にすら直結する。ともかく、所謂「流れ者」ばかりが旧布施市域で野宿する状況に追い込まれているわけではない事は真面目に状況を直視すればわかるはずだが、市が自らの犯罪性を隠蔽するために触れないのは二重の罪だろう。市としては、窓口対応を怠り、DVで家庭から逃れ路傍に至った個々人に家族の庇護下に突き返すなどといった対応で処置するなどといった地域での罪を隠したいのだろう。この地の野宿者の大半は紛れもなく、この「地域」が生んだものであるということを押さえておきべきである。
 いずれにせよ、市が回答をこちらの指定に遅れて送り付けて来た11月13日までにも同10日に長瀬川流域某所の野宿者居住の事実がある公園をフェンスで全面封鎖し「工事」と称して立ち入り出来なくした。そこにいた野宿者は何処に行ったのか、何らかの対策を市が行ったのかは全く不明だ。野宿者居住実体のある公園ばかりを「工事」と称して「処置していく」ように見えるのは筆者だけではあるまい。また、市は「市民」から苦情があるというが、どんな「市民」か。その「市民」が何も考えず、ただ実質が伴わず薄っぺらな「ご近所づきあい」なる共同幻想を保つために異質なものを排斥することに積極的な個々人であることだけは間違いないだろう。いずれにせよ、この地の野宿者排斥に対して、可能な限り「布施夜回り準備会」は対峙し、この地の野宿者と共にあろうとする所存である。