11月17日(金)2年生の講座は、元JICAシニアボランティアとして活躍された久保先生を講師にお迎えして「世界の中の日本~国際貢献を通して~」というテーマでお話をしていただきました。子供たちが見ていたテレビをきっかけにどうしてもカンボジアに行きたいという一心から、NGOボランティアに何度となく応募し、50代に念願かなって合格。駒ケ根での厳しい訓練を経て2001年9月~2002年8月、国際ボランティアの一員として首都プノンペンのある幼稚園『オリガミハウス』に赴任。幼稚園の先生19名と280人の子ども達の指導にあたる傍ら、村の学校の支援活動も行ったそのバイタリティに感銘を受けて方が多かったのではないでしょうか。楽しそうにお話しする先生でしたが、想像を絶する苦労もあったようですね。
ポルポト政権の暗黒の時代を経てきたカンボジアの人々ですが、「笑顔」や「寛容」、「物はなくても学眼差し」がある、という先生の言葉に私たち日本人が失いつつあるものに気づかされました。そして、「本当の豊かさ」について考えさせらる講座でした。