パソコン教室きらく館教室日記

教室での出来事や塾長の生活を綴ってみます

出雲大社

2013-10-07 10:46:56 | 塾長の生活
長男夫婦に誘われて4人で行った1泊ツアーは、出雲大社、石見銀山、松江城周辺、境港水木しげるロード巡りでした。

深夜1時に大阪を出て、早朝7時半に福岡から来た長男夫婦と出雲大社駐車場で合流しました。
出雲大社60年に一度の遷宮の年とは言え、この時間さすがに人はまばらで、大鳥居をくぐって大社をゆっくり拝観することができました。

  

<因幡のシロウサギ>
大国主命には大勢の兄弟がいた。兄弟たちは因幡にいる評判の美女・八上姫を妻にしようと、大国主命を荷物持ちとして因幡に向かう。途中、淤岐の島からこちらに渡るためワニをだまし、全身の皮を剥かれて苦しんでいるシロウサギに出会う。
兄弟たちは「海水に浸って風に吹かれればいい」と嘘を教え、その通りにしたシロウサギは塩水が傷にしみ、痛さに泣き伏していた。
そこに遅れてやってきたのが大国主命。話を聞いた命は、「真水で体を洗い、ガマの穂にくるまれば、もとのような肌になる」と教える。その教えどおりにすると、ウサギの体はもとどおりになった。
ウサギは「兄弟たちは八上姫を妻にはできず、あなたこそが結ばれるでしょう」と予言。その予言どおりに八上姫は大国主との結婚を希望した。

『幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)』
 

           

 時に海を照して依り来る神あり。
 吾在るに由りての故に汝その國造りの大業を建つるを得たり。
 吾は汝が幸魂奇魂なり。
 大國主神これ吾が幸魂奇魂なりけりと知りぬ。

古事記また日本書紀に述べるところであります。
出雲大社の御祭神大國主大神はこの幸魂奇魂の"おかげ"をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。
生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ"えんむすびの神"と慕われるゆえんであります。
およそ人が人であるということは幸魂奇魂というムスビの"みたま"をわが身にいただいて靈止すなわち人として生かされているからであります。
大神からいただいたこの"いのち"を感謝して大切に正しくこれを生かしきりましょう。
出雲大社ではこの御神教にちなんで
 さきみたま くしみたま
 まもりたまひ さきはへたまへ
と唱して御神縁を祈念いたします。
この「ムスビの御神像」は大國主大神が有難く「幸魂奇魂」を拝戴される由縁を象徴しております。


<国譲り>
大国主命が築いた葦原中つ国を統一しようと考えたのは高天原の天照大神。
交渉の使者としてまず、天穂日命を送るが大国主命に簡単に服従。続く天若日子は大国主命の娘と結婚してしまう。そこで登場するのが建御雷神だ。
談判の場は稲佐の浜。「否、然(NoかYesか)」と国譲りを迫る建御雷神に大国主命は、「息子の事代主神に聞いてほしい」と答える。美保関に釣りに行っていた事代主神は呼び戻され即座に服従するが、もう一人の息子・建御名方神が現れて力比べをいどむ。
しかし建御雷神の強さはけたはずれで建御名方神は敗走。信濃の諏訪湖に追いつめられて降伏する。こうして葦原つ中国は天照大神の子孫に譲られることになった。
このとき、大国主命の「見返りに壮大な御殿を作ってほしい」という願いによって造営された宮殿が出雲大社の神話上の機嫌と言われる。
囲碁、天照大神の子孫は「目に見えること」を、大国主命は縁結びなどの「目に見えないこと」を司るようになったという。

  

  

今まで知らなかった「出雲大社」「大国主命」「神話時代」のことなどをこの機会に知ることができました。

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