本日、大河ドラマ「義経」が終了しました。これまで書物でしか知り得なかった人物でしたが、このドラマを見て、義経に関係があった人物などが手に取るように見えて、義経以外の人物像もわかり、1年間本当に楽しませてもらいました。見る前と見た後では義経に対する見方も変わりましたし、義経の人柄や強さ等も魅力ある人物像として現れ、約800年経った今でも義経人気が絶えない理由も窺い知れましたし、多くの伝説が生まれたのも当然のような気がします。ドラマを見る前は「平家を滅亡させた立役者なのになんで鎌倉にあたたかく迎えられないのか、31歳の若さで、哀れで不憫な短い人生だったんだなあ」という思いが強烈でしたが、今はそうは思わなくなりました。ドラマ終了後は、義経の人生は決して不幸ではなかったように思えるようになりました。彼の母、兄弟、清盛入道、吉次、彼に付き従った主従達等、彼を取り巻く人々達に恵まれていた事を考慮すれば幸せだったと思います。いつもそばにいて裏切ることなく、最後まで付き従った主従がいたという事は最大の幸せだったといえるでしょう。本日の台詞で「また生まれ変わっても会おうぞ」という台詞が印象的でした。歴史を知るという事は、すなわちその時代に生きた人物の生き方を知る事であり、人はどう生きるべきかを教えてくれるバイブルでもあるように思えます。下手な宗教本を読むよりは、歴史上に登場する人物像を知る方が、数倍も説得力があるように思えてなりません。私も800年前に生きていたら、義経の懐に飛び込んでいたでしょうね。益々義経の魅力にひかれる今日この頃です。
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