コグンカンドリの識別と大きさ判定

2016-09-24 17:46:21 | 野鳥
今回、初めて対面したコグンカンドリですが、
図鑑で調べてコグンカンドリと識別しましたが、ある方からオオグンカンドリと言われ、
どちらなのか、頭の中がグチャグチャに。
コグンカンドリとオオグンカンドリはその大きさの違いで判定が出来ますが、
飛んでいる姿からでは、中々判断しづらいものがありました。一度トビとウミネコの接近チャンスがありましたが、こちらは遠距離で精度はかなり甘いものでした。

こちらの撮影画像が、大きさを知る指標となりました。
19日の夕方、一度漁船のダブルループアンテナに止まりました。
このダブルループアンテナは円球体なので、直径が解れば大きさが解ると判断。
しかし、ネットで調査してもこの商品はヒットせず、現在、販売ラインの商品では無いようでした。知り合いを通して、漁船を所有している人に聞いても答えは不明。
そこで、アンテナのポール径から写真測定で割り出した結果、
このダブルループアンテナの直径が720φと出ました。
それで写真分析した結果、この子の全長が80cm、翼長が180cmという数値が得られました。
大きさは、オオグンカンドリ程無いという事が解りました。
オオグンカンドリはさらに大きいですから。

私が撮影した画像の中には、羽根を広げたものはありませんが、知人が広げた画像を送ってくれたので、その画像を参考にしました。

飛んでいる姿だけでも見ることが出来て嬉しいところへ、さらに、止まりものまで撮影することが出来て、盆と正月が同時に来た感じでした。この日は雨が降っていましたが、カメラが濡れる事も忘れて、無我夢中でシャッターを切りました。
こんな日がやってくるなんて夢心地の1日でした。もう一生の運を使い果たした感じです。
神様からのご褒美に感謝です。

























最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (pastel24c)
2016-09-25 07:22:30
きらほし様の思考に観察眼には敬意です。
今回の止り場所、同定の材料にするとは!!

ブログなどの掲載画像は、実物を見た事のないものからすると
どのぐらいの大きさなのだろうと気になる事が多々あります。
小生も過去に体長20mm程のハッチョウトンボを撮りに行ったときは
棒の先に一円玉を付けて家内に持たせて一緒に撮ったことがあります。
言葉で説明するより、一目瞭然は確かです。手前事でスミマセン

さて、運を使い果たした、確かにそうかもしれませんが、二度ある事は
三度あるという喩もあります。年内にもう一度ビックな出会いがあるかも
知れませんね。小生などとは異なり限られた時間の中での探索で成果を
出せるのは、集中力と知識が偶然を引き寄せるのでしょうね。
今回は未見に終わりましたが、都度情報をいただきありがとうございました
返信する
出会い (きらほし)
2016-09-25 20:08:23
pastel24cさん今晩は。
コメント有難うございます。
普段、野鳥をみても、大きさは図鑑に書いてある数値を鵜呑みにしてそれで終わりなのですが、今回のグンカンドリは、その大きさにより、オオグンカンドリかコグンカンドリかという壁にぶつかりました。私は最初からコグンカンと決め付けていましたが、オオグンカンという方も現れ、「実際どちらなのか」と聞かれた時に、確証がなかったのです。
目で見ただけでは大きさは実測できないし。
たまたま1度降りた場所があのアンテナ。あのループのリングをみた瞬間に閃きました。あのアンテナから計測できると。それに加え、多くの方から止まり画像やアンテナ情報を頂戴し、何とか計測できました。

運がまだ残っていました。本日、ムクドリの集団の中にコムクドリが紛れているのを発見しました。
まだ実が残っているので、いま少しこの場所にいてくれると思いますが、鳥の数が多いのであっという間に実を食べつくしてしまいそうです。
コムクドリのファンの方は急いだ方が・・・・・。
返信する

コメントを投稿