平和と友好を誓う碑を建立
1965年の日韓基本条約締結以降、韓国と日本国は国交を回復し、
戦後47年間に渡って、双方の経済発展の為に、貿易、技術提携、文化交流を行なってきました。
しかし、韓国と日本国は隣国同士でありながら、
過去に苦い時代を過ごしてきました。
歴史を遡ると、何度も争いを繰り返し、多くの尊い人命を殺戮し、
悲しい過去を経験しています。
現在を生きる双方の国民も、その過去の代償を引きずりながら苦しんでいます。
歴史や歴史的認識、文化、考え方も異なる民族ですが、
隣国として、またアジアの先進国としてお互いの国益を図りながら、
フレンドリーな関係を保ち、友好関係を築いていくことこそが、
今を生きる我々がすべきことではないかと思うのです。
そういう意味においても、この竹島に平和と友好を誓う碑を建立し、
今後、両国がギクシャクし仲互いするような事態に陥っても、
この竹島に建立した碑を見て、平和で争いのない未来社会でありつづけるようお互いが知恵を出し合い、二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓うのです。
この竹島には人の手が入らない状態なので、多くの自然、貴重な生物が生息する環境が残っています。その自然を両国で保全し、もしもその自然の恩恵が両国に齎されるのなら、両国で知恵をしぼり、中立な立場での利用を望むものであると。
争いから派生するものは、悲しみと憎しみだけです。
鳥は国境に関係なく、自由に地球を移動しています。
宇宙から見れば、地球には国境ラインは見えませんし、ちっちゃな惑星です。その狭いエリアで争っていて何の利益があろうか。