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269854 『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』ぐっちーさん②

2012年10月28日 | Weblog
269854 『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』ぐっちーさん②
 
猛獣王S HP ( 42 営業 ) 12/10/21 PM01 【印刷用へ
269849の続きです。
『『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』ぐっちーさん』(ミントの忙中閑あり)リンクより転載します。
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ぐっちーさんは、「日本株は買いでしょうか?」という質問をよく受けるとのことですが、日経平均を見てはいけないといわれています。

日経平均は、もはや、おそらく何の指標にもなりえず、現在のような複雑な経済社会では単純平均が持つ意味はほとんどないとのことです。

更にいうと、株の投資魅力というのは、金利(債権、預金など)と違って、100社暴落しても1社値上がりしている会社があるという爬行性にあるのであって、債券の場合は、例えば、業績絶好調の日本マクドナルドの債券に投資していたとしても、日本国債が下落すると、一緒に下がってしまうという欠点があるのです。
つまり、国債を中心とする金利体系に常に左右される。

一つだけ申し上げておきますと、パナソニック、シャープ、ソニー、東芝などの企業業績が悪いのは円高のせいではありません。

東電と同じで、企業経営者が責任転嫁をしていて、すべてを円高のせいにしているだけで、ビジネス戦略のミスが全てです。

例えば、村田製作所という会社は、早くからスマートフォンの可能性に目をつけ、現在ではチップ積層セラミックコンデンサーなどで、スマートフォン向けの生産が活発です。

もちろんアップルも採用しているわけで、輸出比率は80%以上ありますが、1ドル=70円台に入った2011年3月期の決算でも当然黒字、増収でした。

輸出比率が80%超えた企業でも黒字になるのです。
それを円高のせいにしてはなりません。

また、中国に進出している企業には、チャイナリスクがありますが、そういう点では、日本企業よりもジョンソン&ジョンソンのような力のある、アメリカ企業の株のほうが安全だと考えるのが筋です。

一方、日本企業の中には、別に中国がなくても収益が出る会社があります。
ですから、逆にチャイナリスクを完全にフリーにする投資も株式であれば可能であり、そういった会社を見つけて投資をする最高のチャンスがあるということです。

中国のバブル崩壊、苦境に立つ韓国を見ると、「元」も「ウォン」も危なくて、一番、安全なのは、「円」なのだと思い知らされました。

冒頭でも言いましたが、ぐっちーさんが、ありとあらゆる尺度からみて、日本経済は、「失われた10年」と言われる期間でさえ、大変、よくやってきたし、それは、1990年の所謂、「バブル崩壊」から見てもそうであり、むしろ最重要な尺度だけ見るなら、日本はアメリカよりも極めてよくやってきたと言わざるを得ないと言われています。

なぜ、この事実とイメージがこれだけ違うのか。

しかし、日本の経済と日本の人々の本当の強みについては多くの証拠をもって証明できます。
まず、日本(日本人)の平均寿命は、さらに4.2年も伸び、1989年から2009年の間に78.8歳から83歳までにもなりました。

これは、平均的日本人が、世界で一番裕福だといわれるアメリカ人より4.8年長く生きていることを意味する。
つまりそれは健康管理がきわめて有効に行き届いていることを意味します。

日本のインターネットのインフラに関して長足の進歩を遂げました。

実際高速インターネット配信大手のアカマイ社の最近の調査によれば、最速のインターネットサービスが提供できる世界の50都市のうち、なんと38都市が日本に存在します。
ちなみにアメリカには3都市しかありません。

1989年末に比べると円はドルに対してなんと87%も上昇、対イギリス・ボンドに対しては97%も上昇。
失業率はわずか4.2%で、これはアメリカの半分に過ぎません。

日本の経常黒字は、2010年には1960億ドルにも達し、これは1989年(バブル経済崩壊直前)の3倍以上もあります。

これに比べて、アメリカの経常収支は赤字で、それも同期間でみると99億ドルだったものがン本とは逆に4710億ドルの赤字にも達しています。

1990年代に多くの識者と言われる人々は、「中国の成長による最大の敗者は日本であり、最大の識者はアメリカであろう」と予測していたのですが、全く逆だったことが今日判明しました。

日本は1989年以降、対中輸出を14倍以上にもふくらまし、日中韓の貿易収支大規模かつほぼ均衡しています。
(中国は高額商品の輸出には香港を経由しており、中国プラス香港で見ると日本が4兆円以上の貿易黒字となる。)

つまりこれらの話を総合すると、結局問題は、量的な問題というより質的な問題に行き着くことがわかります。

よい例が、ミシェランガイドのスリースターレストランの数です。
本家のフランスに10しかないのに東京には16もあります。
本家本元のミシェランが同様に評価していても本国のフランスを上回ってしまっているのです。

こういったことはGDPの数字に決して現れることではありません。

同様に日本人の健康管理システムの優秀さも数字には表れません。
いったいどうやってこれらの一般的環境下における日本の進歩を伝えられるのでしょうか。

これらの日本に対する先入観という問題を考える場合に常に考えなければならないのは、いわゆる西洋人の心理的優越感という点だしょう。

長く日本について考えている多くの西洋人たちが、日本を過小評価する傾向にあります。
そしてすべての成功はごく自然に割り引いて考えられてしまいます。

以上、ぐっちーさんの本を、簡単に要約させてもらったのですが、まず結論ありきの悪質な日本の新聞記事やマスメディアに、日常、私達は踊らされているのですが、「日本経済破綻説」「日本国債暴落」「年金破たん」に至るまで、全て、ねつ造記事、もしくは、書いている記者の勉強不足だったというわけです。

その理由を、ぐっちーさんが詳細なデーターを基に、小気味がいいくらいに、見事に看破されているわけです。

 ~後略~
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