167559 欧米の銀行システムが完全に破綻!~日本が世界金融危機とバブル崩壊を救う切り札になるか
猛獣王S ( 30代 営業 ) 07/12/22 AM10
『資金供給は続いているが、欧米の銀行システムが完全に破綻しているようだ』(株式日記と経済展望)リンクより転載します。
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欧米の金融機関が相次いで危なくなってきている。シティ、UBS、モルガンと相次いでSWFから金融支援を受けている。銀行間であそこの銀行が危ないと思われれば短期のコール市場にも締め出されて銀行は破綻してしまう。その為に欧米の中央銀行が資金供給しているのですが、いつまで続けられるのだろうか?
金融機関各社は巨額の損失を計上して、どこからかの資金援助を受けなければなりませんが、石油高騰で潤っている中東産油国やアジアの政府系ファンドから支援を受けていますが、調達先が見つからなければ破綻していただろう。だから欧米の金融機関同士は疑心暗鬼になってコール市場でも中央銀行が資金を出さないと短期金融市場が麻痺してしまう。
もっとも中東産油国や中国は10%前後という非常に高い金利の出資であり、シティ、UBS、モルガンなどは非常に厳しい選択を迫られての救済だ。6000億円の出資で10%の金利なら毎年600億円の金利収入が得られる。相手は欧米の超大手金融機関だからシティやモルガンが潰れる事はアメリカが潰れる事だからアブダビや中国は美味しい投資だ。
日本の銀行がこのような美味しい話に乗れないのはなぜなのだろうか? その代わりにアメリカからはサブプライム支援基金という奉加帳が回ってきましたが、貸し倒れリスクや評価損リスクがあるとんでもないものだ。日本は舐められているのです。日本は円建てで転換価格が変えられる転換社債で金利が10%ぐらいなら応じてもいいと思います。
もっともそれだけの話をまとめられるメガバンクのトップもいないし、世界最大の金融機関である郵貯銀行の200兆円も民営化されて株式会社になったから、日本政府が金を出させる事も出来なくなってしまった。いわば郵政の民営化がアダとなって政府が口出しできなくなってしまった。もし公社なら5000億円や1兆円の出資などは200兆円の預金高の銀行なら出来ただろう。
株式会社となった今では内密に話はまとめられないし、役員会にかければ話が漏れて投資先の銀行は潰れてしまうだろう。いわばハゲタカ外資にとっては郵政の民営化がアダとなってしまったようだ。しかし欧米の銀行がバタバタと倒れればえらい事であり、日本にも影響が及んでくる。その時点で日本が動けばいいのではないかと思う。
90年代はさんざん日本の銀行はアメリカのハゲタカに虐めたおされて銀行の整理統合が進められた。金融庁からは資産の厳格査定が行なわれてUFJなどは金融庁に潰されたようなものだ。潰せと背後から圧力をかけたのはアメリカだ。モルガンスタンレーは日本の不動産の底値買いで有名で恵比寿のガーデンプレイスも買ったのはモルガンだ。
ハゲタカは日本の銀行から担保となっている不動産を吐き出させては安値で買い叩いていった。そのモルガンがサブプライムという毒薬で瀕死の重症となり中国の投資公司から6000億円の出資を受ける。世の中は悪い事をすれば何らかの形で酬いを受けるのですが、アメリカのハゲタカ達も不動産バブルの崩壊の影響をもろに受けてしまった。
不動産バブルが弾ければ時価会計に則って損失を計上しなければなりませんが、今度はハゲタカ達がBIS規制や時価会計に苦しめられる番だ。90年代に日本に対して行なった銀行潰しの酬いが現在の欧米に起きているのだ。今までさんざん日本を虐めておいて自分達が困れば平気で奉加帳を回してくる。
ポールソン財務長官は日本を素通りして中国に行きましたが、中国も来年中にはバブルが弾けて中国の日本に対して助けてくれと泣きついて来ることだろう。その時のために日本は今は自重して本当の世界的金融危機に備えなければならない。欧米では債券市場が機能しなくなり中国もバブル崩壊でやられて、今景気がいい中東の湾岸諸国もその影響をもろに受けるだろう。
残るのは経済大国であり金融大国である日本であり、日本のマネーが世界の金融危機とバブル崩壊から救う切り札になると思う。なぜならば日本は真っ先にバブル崩壊の洗礼を受けた国だからだ。しかしそれだけの危機に対して仕切れる人材が日本にはいない。竹中平蔵や榊原英資のようなハゲタカの手先はいるが日本のためにはならない。
シティにしてもUBSにしてもモルガンにしてもこれから毎年10%もの出資金の利払いに追われて経営は苦しくなる一方だろう。それ以外の金融機関もより大きな損失を出して出資してくれるところが無ければ潰れる事になる。奇跡的に日本はサブプライム問題の傷は浅かった。
今は何もせずに事態の様子をじっと見つめている時であり、ジタバタしているハゲタカたちがどのような策でピンチを切り抜けるか見ていればいい。それでもだめならば日本の出番がやってくる。すなわち世界を救えるのは日本だけということになるだろう。
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猛獣王S ( 30代 営業 ) 07/12/22 AM10
『資金供給は続いているが、欧米の銀行システムが完全に破綻しているようだ』(株式日記と経済展望)リンクより転載します。
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欧米の金融機関が相次いで危なくなってきている。シティ、UBS、モルガンと相次いでSWFから金融支援を受けている。銀行間であそこの銀行が危ないと思われれば短期のコール市場にも締め出されて銀行は破綻してしまう。その為に欧米の中央銀行が資金供給しているのですが、いつまで続けられるのだろうか?
金融機関各社は巨額の損失を計上して、どこからかの資金援助を受けなければなりませんが、石油高騰で潤っている中東産油国やアジアの政府系ファンドから支援を受けていますが、調達先が見つからなければ破綻していただろう。だから欧米の金融機関同士は疑心暗鬼になってコール市場でも中央銀行が資金を出さないと短期金融市場が麻痺してしまう。
もっとも中東産油国や中国は10%前後という非常に高い金利の出資であり、シティ、UBS、モルガンなどは非常に厳しい選択を迫られての救済だ。6000億円の出資で10%の金利なら毎年600億円の金利収入が得られる。相手は欧米の超大手金融機関だからシティやモルガンが潰れる事はアメリカが潰れる事だからアブダビや中国は美味しい投資だ。
日本の銀行がこのような美味しい話に乗れないのはなぜなのだろうか? その代わりにアメリカからはサブプライム支援基金という奉加帳が回ってきましたが、貸し倒れリスクや評価損リスクがあるとんでもないものだ。日本は舐められているのです。日本は円建てで転換価格が変えられる転換社債で金利が10%ぐらいなら応じてもいいと思います。
もっともそれだけの話をまとめられるメガバンクのトップもいないし、世界最大の金融機関である郵貯銀行の200兆円も民営化されて株式会社になったから、日本政府が金を出させる事も出来なくなってしまった。いわば郵政の民営化がアダとなって政府が口出しできなくなってしまった。もし公社なら5000億円や1兆円の出資などは200兆円の預金高の銀行なら出来ただろう。
株式会社となった今では内密に話はまとめられないし、役員会にかければ話が漏れて投資先の銀行は潰れてしまうだろう。いわばハゲタカ外資にとっては郵政の民営化がアダとなってしまったようだ。しかし欧米の銀行がバタバタと倒れればえらい事であり、日本にも影響が及んでくる。その時点で日本が動けばいいのではないかと思う。
90年代はさんざん日本の銀行はアメリカのハゲタカに虐めたおされて銀行の整理統合が進められた。金融庁からは資産の厳格査定が行なわれてUFJなどは金融庁に潰されたようなものだ。潰せと背後から圧力をかけたのはアメリカだ。モルガンスタンレーは日本の不動産の底値買いで有名で恵比寿のガーデンプレイスも買ったのはモルガンだ。
ハゲタカは日本の銀行から担保となっている不動産を吐き出させては安値で買い叩いていった。そのモルガンがサブプライムという毒薬で瀕死の重症となり中国の投資公司から6000億円の出資を受ける。世の中は悪い事をすれば何らかの形で酬いを受けるのですが、アメリカのハゲタカ達も不動産バブルの崩壊の影響をもろに受けてしまった。
不動産バブルが弾ければ時価会計に則って損失を計上しなければなりませんが、今度はハゲタカ達がBIS規制や時価会計に苦しめられる番だ。90年代に日本に対して行なった銀行潰しの酬いが現在の欧米に起きているのだ。今までさんざん日本を虐めておいて自分達が困れば平気で奉加帳を回してくる。
ポールソン財務長官は日本を素通りして中国に行きましたが、中国も来年中にはバブルが弾けて中国の日本に対して助けてくれと泣きついて来ることだろう。その時のために日本は今は自重して本当の世界的金融危機に備えなければならない。欧米では債券市場が機能しなくなり中国もバブル崩壊でやられて、今景気がいい中東の湾岸諸国もその影響をもろに受けるだろう。
残るのは経済大国であり金融大国である日本であり、日本のマネーが世界の金融危機とバブル崩壊から救う切り札になると思う。なぜならば日本は真っ先にバブル崩壊の洗礼を受けた国だからだ。しかしそれだけの危機に対して仕切れる人材が日本にはいない。竹中平蔵や榊原英資のようなハゲタカの手先はいるが日本のためにはならない。
シティにしてもUBSにしてもモルガンにしてもこれから毎年10%もの出資金の利払いに追われて経営は苦しくなる一方だろう。それ以外の金融機関もより大きな損失を出して出資してくれるところが無ければ潰れる事になる。奇跡的に日本はサブプライム問題の傷は浅かった。
今は何もせずに事態の様子をじっと見つめている時であり、ジタバタしているハゲタカたちがどのような策でピンチを切り抜けるか見ていればいい。それでもだめならば日本の出番がやってくる。すなわち世界を救えるのは日本だけということになるだろう。
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