225426 海外のメディアが伝える小沢疑惑
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/01/30 AM11
『「海外のメディアが伝える小沢疑惑」(EJ第2739号)』(Electronic Journal)http://electronic-journal.seesaa.net/article/139273361.htmlより転載します。
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小沢の疑惑捜査と報道について、外国の有名各紙が取り上げて論評しています。2010年1月20日付の米紙ニューヨークタイムズは、マーティン・ファクラー氏の署名のある次のタイトルの記事を掲載しています。
―――――――――――――――――――――――――――――
Japan Stalls as Leaders Are Jolted by Old Guard
改革派のリーダーたちが守旧派の攻勢を受けて停滞する日本
http://www.nytimes.com/2010/01/20/world/asia/20japan.html
―――――――――――――――――――――――――――――
この記事の翻訳の全文が次のサイトにあるので、それをベースにして以下に記述することにします。
―――――――――――――――――――――――――――――
ASH/カフェメトロポリス
http://ameblo.jp/whatawondefulworld/entry-10439284068.html
―――――――――――――――――――――――――――――
このニューヨークタイムズ紙の記事は、今回の小沢疑惑を次のような対立構図として捉えています。
―――――――――――――――――――――――――――――
政権与党の大物小沢一郎に対する捜査は、この国のもっとも剛
腕な政治家で、新しい改革派のリーダーと、戦後権力体制の中
でも、もっとも強力な組織である検察庁との間の公開のバトル
であるということで、国中の関心を引きつけている。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
―――――――――――――――――――――――――――――
しかし、今回の疑惑は、いつもとは違うパターンの批判の声の渦を巻き起こしていると、この記事は指摘しています。それは、向けられている批判が小沢氏だけでなく、少数のエリート検事たちの巨大な裁量権にも向けられていることです。
これらの検事たちは、今回は今まで考えられていたように、社会正義を守る正義の味方というよりも、何か別のものを守っているのではないかとの疑問が提起されているのです。
民主党政権は官僚をコントロールすることを公約していますがこれに対して法務省に属する検察庁が、官僚システムの根幹になる強力な組織であるという理由から、民主党に対して仕返しをし旧体制を守ろうとしているのではないかという批判が噴出しつつあるのです。
この記事では、元検事の郷原信郎氏の言葉も次のように取り上げています。
―――――――――――――――――――――――――――――
このスキャンダルは、日本の民主主義を危機に陥れている。こ
のスキャンダルは官僚システムが自分に対して挑戦してきた、
選挙で選ばれたリーダーから、自分を守るために反撃したもの
なのだ。 ――郷原信郎氏
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
―――――――――――――――――――――――――――――
確かに、大新聞やテレビの報道を見ていると、「巨悪の小沢一郎」を印象づけられてしまいますが、ネットを見るとかなり検察批判が目立っているのです。
際立っていたのは、1月10日報道のサンデープロジェクト/テレビ朝日です。ここでは、元検事の郷原氏と毎日新聞の岸井氏それに朝日新聞の星氏が中心になって議論が展開されています。内容については省略しますが、ネットでは、そのときのやり取りが詳細に取り上げられているので、ご紹介しておきます。
―――――――――――――――――――――――――――――
◎GENKIのブログ/日本と世界の黎明
http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10431618730.html
◎テレビにだまされないぞぉ
http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-3de0.html
―――――――――――――――――――――――――――――
さて、ニューヨークタイムズ紙の記事は、日本の検察の特殊性についても、次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
日本の検察は、米国やその他の西側民主主義の司法制度とはか
なり違った勢力だ。検察庁は、誰に対して何時調査を開始する
かを決める権限だけではなく、告訴以前に、容疑者を逮捕し、
拘留する権利も持っている。これによって彼らは実質的に、警
察、法務大臣、そして裁判官の力をひとまとめにしたほどの権
力を持つことになっている。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
―――――――――――――――――――――――――――――
なお、ニューヨークタイムズ紙は、メディアの報道に関しても言及して次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
ニュース報道は、検察からのリークに基づいて予測可能なパタ
ーンのストーリーにしたがって行われている。たとえば検察が
小沢氏が東京の土地に投資することによって隠そうとしている
と思っている4億円に関する詳細事実が、ニュース報道の中で
は現れてくる。こういったことに憤激した、民主党議員は、報
道に影響を与えるための検察のリークの利用を調査するための
議員のチームを組織することによって反撃することを誓った。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
―――――――――――――――――――――――――――――
英タイムズ紙は、「小沢VS検察」は「ゴジラVS○○」の構図であり、これほどの激突から生還できるのはどちらか片方のみであると描写しています。検察庁は「日本のエリート官僚組織の中でも最も誇り高く、最も強力な組織」であり、対する小沢氏は「政界の人形遣い、血なまぐさい対決を数限りなくくぐり抜けてきた強者、そして日本で最も恐れられている政治家」だと解説しています。まさに「世紀の対決!」的様相です。
~後略~
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猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/01/30 AM11
『「海外のメディアが伝える小沢疑惑」(EJ第2739号)』(Electronic Journal)http://electronic-journal.seesaa.net/article/139273361.htmlより転載します。
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小沢の疑惑捜査と報道について、外国の有名各紙が取り上げて論評しています。2010年1月20日付の米紙ニューヨークタイムズは、マーティン・ファクラー氏の署名のある次のタイトルの記事を掲載しています。
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Japan Stalls as Leaders Are Jolted by Old Guard
改革派のリーダーたちが守旧派の攻勢を受けて停滞する日本
http://www.nytimes.com/2010/01/20/world/asia/20japan.html
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この記事の翻訳の全文が次のサイトにあるので、それをベースにして以下に記述することにします。
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ASH/カフェメトロポリス
http://ameblo.jp/whatawondefulworld/entry-10439284068.html
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このニューヨークタイムズ紙の記事は、今回の小沢疑惑を次のような対立構図として捉えています。
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政権与党の大物小沢一郎に対する捜査は、この国のもっとも剛
腕な政治家で、新しい改革派のリーダーと、戦後権力体制の中
でも、もっとも強力な組織である検察庁との間の公開のバトル
であるということで、国中の関心を引きつけている。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
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しかし、今回の疑惑は、いつもとは違うパターンの批判の声の渦を巻き起こしていると、この記事は指摘しています。それは、向けられている批判が小沢氏だけでなく、少数のエリート検事たちの巨大な裁量権にも向けられていることです。
これらの検事たちは、今回は今まで考えられていたように、社会正義を守る正義の味方というよりも、何か別のものを守っているのではないかとの疑問が提起されているのです。
民主党政権は官僚をコントロールすることを公約していますがこれに対して法務省に属する検察庁が、官僚システムの根幹になる強力な組織であるという理由から、民主党に対して仕返しをし旧体制を守ろうとしているのではないかという批判が噴出しつつあるのです。
この記事では、元検事の郷原信郎氏の言葉も次のように取り上げています。
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このスキャンダルは、日本の民主主義を危機に陥れている。こ
のスキャンダルは官僚システムが自分に対して挑戦してきた、
選挙で選ばれたリーダーから、自分を守るために反撃したもの
なのだ。 ――郷原信郎氏
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
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確かに、大新聞やテレビの報道を見ていると、「巨悪の小沢一郎」を印象づけられてしまいますが、ネットを見るとかなり検察批判が目立っているのです。
際立っていたのは、1月10日報道のサンデープロジェクト/テレビ朝日です。ここでは、元検事の郷原氏と毎日新聞の岸井氏それに朝日新聞の星氏が中心になって議論が展開されています。内容については省略しますが、ネットでは、そのときのやり取りが詳細に取り上げられているので、ご紹介しておきます。
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◎GENKIのブログ/日本と世界の黎明
http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10431618730.html
◎テレビにだまされないぞぉ
http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-3de0.html
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さて、ニューヨークタイムズ紙の記事は、日本の検察の特殊性についても、次のように述べています。
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日本の検察は、米国やその他の西側民主主義の司法制度とはか
なり違った勢力だ。検察庁は、誰に対して何時調査を開始する
かを決める権限だけではなく、告訴以前に、容疑者を逮捕し、
拘留する権利も持っている。これによって彼らは実質的に、警
察、法務大臣、そして裁判官の力をひとまとめにしたほどの権
力を持つことになっている。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
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なお、ニューヨークタイムズ紙は、メディアの報道に関しても言及して次のように述べています。
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ニュース報道は、検察からのリークに基づいて予測可能なパタ
ーンのストーリーにしたがって行われている。たとえば検察が
小沢氏が東京の土地に投資することによって隠そうとしている
と思っている4億円に関する詳細事実が、ニュース報道の中で
は現れてくる。こういったことに憤激した、民主党議員は、報
道に影響を与えるための検察のリークの利用を調査するための
議員のチームを組織することによって反撃することを誓った。
――ニューヨークタイムズ紙の記事から
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英タイムズ紙は、「小沢VS検察」は「ゴジラVS○○」の構図であり、これほどの激突から生還できるのはどちらか片方のみであると描写しています。検察庁は「日本のエリート官僚組織の中でも最も誇り高く、最も強力な組織」であり、対する小沢氏は「政界の人形遣い、血なまぐさい対決を数限りなくくぐり抜けてきた強者、そして日本で最も恐れられている政治家」だと解説しています。まさに「世紀の対決!」的様相です。
~後略~
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